娘の肌を守りたい!オーガニックレスキューバーム「ラチャアム」が描く未来

ワクセル編集部

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夛田繭子(ただ まゆこ)さんが開発した国産オーガニックコスメ「ラチャアム」のレスキューバーム。娘の重度な乳児湿疹をきっかけに、未経験から3年をかけて完成させた背景には、肌への優しさだけでなく紙容器の採用など地球環境への強い想いがありました。「ないなら作る」を形にした、挑戦と未来についてお話を伺いました。

わが子の肌トラブルが教えてくれた、本当に欲しかったもの

見出し1画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_夛田繭子_わが子の肌トラブル

私たちの日常には、乾燥によるかゆみや虫刺され、汗疹、靴擦れなど、病院へ行くほどではないけれど気になる肌トラブルが数多くあります。そんな日々の小さな悩みに寄り添うために誕生したのが、国産オーガニックコスメ「ラチャアム」のレスキューバームです。ラチャアムは植物療法の考え方をもとに、無農薬植物を組み合わせて開発された製品で、日常的な肌のムズムズや肌荒れを手軽にケアできることを目指しています。

この製品が生まれた背景には、開発者自身の人生経験があります。幼い頃からアトピーや喘息に悩まされながら育ち、大人になって出産を経験した後、今度は娘が重度の乳児湿疹に苦しむことになりました。何とかして改善したいという思いからオーガニックコスメを学び、食事や生活習慣の見直しにも取り組みました。その結果、症状は大きく改善しましたが、体質そのものは変わらず、少しの食生活の乱れや環境変化で肌トラブルが起こることを実感したそうです。

そこで「本当に安心して使える完全オーガニックのケア用品が欲しい」と考え、市場を探し回りました。しかし、自分が納得できる商品には出会えませんでした。ならば自分で作ろう——その決断は驚くほど早く、商品開発の経験はゼロ。ヘアメイクの仕事を通して化粧品に触れる機会は多かったものの、処方設計や製造工程については全くの未経験でした。それでも、自宅で試作を重ね、オーガニックコスメ業界で培った人脈を活用しながら少しずつ理想の形を追求していきました。

そして最も苦労したのが容器探しでした。中身だけではなく、使い終わった後の環境負荷まで考えたい。そんな想いから紙容器を採用したいと考えましたが、日本国内には理想的な製品が存在していませんでした。50社、60社と問い合わせを重ね、半年以上かけてようやく納得できる容器にたどり着いたといいます。こうしてラチャアムは、肌へのやさしさだけでなく環境へのやさしさも追求したブランドとして歩み始めました。

3年の歳月をかけて完成した「レスキューバーム」という新しい選択肢

見出し2画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_夛田繭子_レスキューバーム

ラチャアムが製品として完成するまでには、およそ3年の時間が必要でした。工場の調整期間もありましたが、それ以上に数え切れない課題との向き合いがあったといいます。試作品を作っては改良し、理想の品質を追求する。その繰り返しの中で完成したのが、完全オーガニックにこだわったレスキューバームでした。

ラチャアム最大の特徴は、原料だけでなく製造工程にもあります。使用する植物は厳選された無農薬植物を中心に構成されており、製造過程でも化学薬剤を一切使用していません。さらに環境負荷を減らすため、国内では珍しいオリジナルの紙容器を採用しています。中身だけでなく、容器まで含めて環境への配慮を徹底した製品づくりが行われているのです。

また、ユーザーの声を大切にしていることも特徴の一つです。当初は精油を配合した香り付きタイプのみを販売していました。しかし、オーガニック製品を好む方の中には香りに敏感な方も少なくありません。「無香料タイプも欲しい」という声が発売直後から寄せられたため、精油を使用しない無香料タイプも開発しました。現在は香り付きと無香料の2種類が展開され、それぞれのライフスタイルに合わせて選べるようになっています。

実際に使用した方々からは、多くの喜びの声が届いています。長年悩んでいた肘裏の肌荒れに使用したところ改善したという声や、下着の擦れによるかゆみが楽になったという声もあります。さらに虫刺されや汗疹、靴擦れなど、用途は非常に幅広く、発売後に改めて「多くの人が日常的に肌の悩みを抱えている」ということを実感したそうです。

そんな利用シーンを想定して採用されたのがスティックタイプです。アトピー体質の方は外出先でも突然かゆみが出ることがあります。そんなときでもバッグやポケットから取り出し、すぐに塗ることができます。また、子どもでも簡単に扱えるため、自分自身でケアしやすいというメリットもあります。適量が自然につくため使いやすいという声も多く、「必要なときに、必要なだけ使える」というシンプルな利便性が、多くの利用者から支持されています。

オーガニックコスメで地球をきれいにしたい

見出し3画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_夛田繭子_オーガニックコスメ

ラチャアムの挑戦は、今や肌のケアだけにとどまりません。開発当初は自身と娘さんの肌悩みを解決したいという想いから始まったプロジェクトでしたが、オーガニックについて学びを深める中で、化粧品業界が環境へ与える影響の大きさを知るようになりました。

大量に消費されるプラスチック容器、生分解されにくい成分、製造工程で使用される化学物質など、私たちが日常的に使用する化粧品の裏側には多くの環境課題があります。その現実を知ったことで、開発者の視点は「肌を守ること」から「地球を守ること」へと広がっていきました。

現在構想しているのは、筋肉ケア用バームや虫除けバーム、デオドラント製品などの新たな商品展開です。これらは現在ドラッグストアなどで販売されている機能性商品の分野ですが、その領域にもオーガニックの選択肢を増やしていきたいと考えています。もし多くの人が環境負荷の少ない商品を選ぶようになれば、企業の製造方法や原材料の選択も変わっていくはずです。消費者の選択が市場を動かし、市場が社会を変えていく。そんな未来を目指しています。

ラチャアムの歩みは、一人の母親が娘の肌を守りたいという願いから始まりました。しかし、その想いはやがて環境問題という大きなテーマへと発展していきます。「ないなら自分で作る」という行動力と、「自分の困りごとを社会の価値へ変える」という挑戦心。その両方があるからこそ、ラチャアムは単なるオーガニックコスメではなく、新しいライフスタイルの提案をしていきます。

オーガニックコスメで地球をきれいにしたい——。その言葉には理想論だけではない重みがあります。実際に商品を形にし、多くの人へ届けてきた実践者だからこそ語れる未来へのビジョンです。肌にやさしい選択が、地球にもやさしい選択になる。ラチャアムが描く未来は、私たち一人ひとりの選択によって少しずつ実現していくのかもしれません。