「まだうちは早いかな」と思っている経営者の方へ。ブランディングを始める一番いいタイミングの話。

ブランディングデザイン会社、合同会社toria designの代表の楠橋未来(くすはし みらい)さんの連載コラム第5弾です。事業設計・ブランド戦略の構築からデザイン制作までを一貫して手がけ、多くの経営者の方と伴走しています。今回は、「ブランディングを始めるタイミング」について綴っていただきました。
経営者の方とお話ししていると、こんな言葉をよく聞きます。
「ブランディングの重要性はわかるけど、
まだうちには早い気がしていて…」
「もう少し事業が安定してから考えようと思っています」
とてもよく分かる感覚です。
特に中小企業の場合、まずは目の前の課題を解決することが最優先です。
売上を作ること。
人手不足をどうにかすること。
日々の業務を回すこと。
限られた時間とお金の中で、
「すぐ結果が出るかわからないもの」に投資するのは、
簡単な判断ではありません。
むしろ慎重になるのは、とても自然なことだと思います。
ですが実は、
ブランディングは「余裕ができてからやるもの」ではありません。
むしろ逆で、
余裕を生み出すために取り組むものです。
「まだ早い」と思っている間に起きていること

企業には、それぞれ強みがあります。
長年積み重ねてきた技術。
大切にしている想い。
他にはないサービス。
けれど、それが外から見て
きちんと伝わっているとは限りません。
もし価値が言葉や形になっていなければ、
・本来出会えたはずのお客様
・共感してくれたかもしれない人材
・応援してくれたかもしれないパートナー
そういった存在と、知らないうちにすれ違ってしまうことがあります。
これは、企業にとってとてももったいないことです。
ブランディングとは、派手なロゴを作ることでも、
見た目を整えることでもありません。
「自分たちは何者で、誰にどんな価値を届けるのか」を整理し、
それをきちんと伝わる形にすること。
それがブランディングです。
ブランディングは「整ってから」では遅いこともある

多くの企業が、
・商品が増えてから
・事業が拡大してから
・採用に困ってから
ブランディングを考え始めます。
ですがその頃には、
・伝え方がバラバラになっていたり
・社内で価値観が共有されていなかったり
・お客様からの印象がすでに固まってしまっていたり
修正に大きなエネルギーが必要になることも少なくありません。
本来は、事業が大きくなる前に、ブランディングを整えておく必要があるのです。
ブランディングを始める一番いいタイミング

では、ブランディングを始めるのに
一番いいタイミングはいつなのでしょうか。
それは、「必要だと感じた今」です。
会社の規模は関係ありません。
むしろ、
小さな会社だからこそ、
資源が限られているからこそ、
限られた力を正しい方向に使うために、
ブランディングは力を発揮します。
方向性がはっきりすると、
判断が早くなり、発信が一貫し、
共感してくれる人が集まりやすくなります。
これは長い目で見ると、経営の大きな支えになります。
未来に向けて、少しだけ立ち止まる

事業を続けていると、
どうしても前へ進み続けることに意識が向きます。
けれど時には、
「自分たちはどこへ向かっているのか」
を見つめ直す時間も必要です。
ブランディングとは、
そのための時間なのだと思います。
もし今、「まだうちには早いかな」
と感じているとしたら、
それはもしかすると
ちょうどいいタイミングなのかもしれません。
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「自社の強みを整理してみたい」
「ブランディングって具体的に何をするの?」
そんな疑問があれば、
気軽にお話しできたら嬉しいです。
企業それぞれが持っている価値を、
きちんと社会に届けるお手伝いをしていきたいと思っています。
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