ミツバチをみれば分かる、本当にいいクコの実

野々口 明瞳

野々口 明瞳

2026.04.15
column_to_aqua_NonoguchiAkemi

「オーガニッククコの実」の先駆ブランドとして展開する株式会社八仙(はっせん)の代表取締役を務める野々口明瞳(ののぐちあけみ)さんの連載コラムです。現在は「四魂養生」(心が生きて命を養う)の理念を軸に、次世代につなげる養生食を展開し、雑誌『VEGGY』や各種メディアで養生やオーガニックライフの実践を紹介しています。今回は、クコの実とミツバチの関係を中心に綴って頂きました。

クコの実を選ぶ基準とは?

クコの実だけに限らず、大自然の中で育つ植物の「本当の品質」を知りたいとき、私たち人間がどんなに最新の機械で検査をするよりも、ずっと正確に、そして厳しく見極めてくれる存在がいます。

それが「ミツバチ」です。

column_to_aqua_NonoguchiAkemi

古くから漢方や食養生の世界で「不老長寿の果実」として珍重されてきたクコの実(ゴジベリー)。その良し悪しや安全性を語る上で、実はミツバチたちの生態と行動様式が、最も信頼できる「品質証明書」になるのをご存知でしょうか?

小さな検査員たちが教えてくれる「本当にいいクコの実」の秘密に迫ります。

機械より精密で確実な生物指標「ミツバチ」

知っていましたか?ミツバチは嘘がつけない正直な生き物です。

ミツバチは、巣から半径数キロの範囲を飛び回り、花蜜や花粉を集めます。巣に持ち帰る蜜や花粉は、子供たちを育てコロニーを豊かにするための大切な食糧。だからこそ、彼らはとても敏感で精密に、豊かな蜜と花粉を選んでいます。ミツバチは、その土地の環境汚染や残留農薬を正確に映し出す「バイオインジケーター(生物指標)」として機能することが研究で明らかになっています。

もし、クコの実の栽培に少しでも農薬や化学肥料が使われていれば、ミツバチはいなくなってしまうのです。

つまり、ミツバチが元気に飛び回り、安全な蜜を集められるということは、どんな証明よりも確かな「幸せな農園」である証なのです。これこそが、本物の無農薬・オーガニックである何よりの証拠なのです。八仙の食養生において「安心・安全な土壌のエネルギー」を丸ごといただくために、ミツバチが生きられる環境かどうかは品質を見極める中でも重要なポイントと言えるのではないでしょうか。

汚染や農薬があるとミツバチは飛べなくなり生死にかかわる

見出し1画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_野々口明瞳_汚染や農薬

ミツバチが消えた!?というニュースが駆け回った時がありましたが、環境汚染や農薬があると、ミツバチは飛べなくなり生死にかかわることが分かっています。近年の研究では、ネオニコチノイド系などの農薬が、たとえ微量であってもミツバチの脳や神経に深刻なダメージを与えることが分かっています。

  • 地図を失う脳:農薬にさらされたミツバチは、学習能力や記憶力が著しく低下します。花の場所も、愛する家族が待つ巣の場所も分からなくなり、空を飛べても「家に帰れない」迷子になってしまうようです。
  • 狂わされる視界:神経が麻痺することで、まっすぐ飛ぶための視覚処理ができなくなります。まるでひどく酔っ払ったかのように、千鳥足ならぬ「千鳥飛行」となり、目的地にたどり着く前に力尽きてしまいます。
  • 奪われるエネルギー:飛行に必要な筋肉のエネルギー生成が阻害され、物理的に羽を動かし続ける体力が奪われてしまうという報告もあります。

もし、その土地がわずかでも汚染されていたら。 もし、効率だけを求めて安易な農薬を使っていたら。 ミツバチたちの羽音は、とうの昔に消えていたことでしょう。

ミツバチのココを見て!幸せの「印」

見出し2画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_野々口明瞳_幸せの印

ミツバチのお腹をご覧ください。

蜜をたっぷり吸ってお腹がパンパンに膨らんでいます。たくさん美味しい蜜を吸ってくれている証拠です。

  • お腹が伸びて、縞模様が引き伸ばされる ミツバチは花の蜜を吸うと、お腹の中にある「蜜胃(みつい)」というタンクに蜜を貯め込みます。このタンクが満タンになると、お腹全体がふっくらと膨らみ、長く伸びます。
  • 節と節の間が見えて透明感が出る お腹がパンパンに膨らむことで、普段は重なり合っているお腹の節(甲羅のような部分)が引き伸ばされます。すると、節と節の間の薄い膜が見えるようになり、縞模様の幅が広がって見えたり、お腹全体が少し透き通ったように見えたりすることがあります。

つまり、たっぷりと蜜を抱え込んでいる証拠と言えるのです。

極めつけは足元!!スーパーフードの「ビーポーレン」

見出し3画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_野々口明瞳_ビーポーレン

足にビーポーレン(花粉団子)をたっぷりつけているのが分かりますか?

ミツバチは、ズバリ「巣の赤ちゃん(幼虫)を育てるための超優秀な栄養(プロテイン)を爆買いして帰る途中」です!

クコの花が「圧倒的な栄養」を持っている証拠です。

ミツバチの後ろ足には「花粉かご」と呼ばれる窪みがあり、そこに花粉と少しの蜜を練り合わせて器用に団子状にしてくっつけます。足に大きなビーポーレンをつけているミツバチが多い畑は、「ここの花は、うちの赤ちゃんを育てるのに最高の栄養が詰まっているぞ!」とミツバチたちが認定した超優良な餌場である証拠です。

ミツバチに選ばれた有機クコの実

見出し4画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_野々口明瞳_有機クコの実

八仙がお届けする有機クコの実は、ただのドライフルーツではありません。自然が生み出した過酷でありながら豊かな環境、そして小さな検査員、ミツバチたちが命がけで受粉を助け、自然界の厳しいチェックをクリアした「生命の結晶」です。

ミツバチが安心して飛び回り、豊かな蜜を運べる大自然。 そんな環境で育った本物のクコの実だけが持つ、圧倒的な生命力と深い味わいを、ぜひあなた自身の体で、そして毎日の食養生で感じてみてください。

 八仙のオーガニッククコの実はこちら

https://gojiberry.co.jp/

【出典・参考文献】 

  • Functional Morphology of the Honey Stomach Wall of the European Honey Bee
  • Flying, nectar-loaded honey bees conserve water and improve heat tolerance by reducing wingbeat frequency and metabolic heat production
  • Nectar vs. pollen loading affects the tradeoff between flight stability and maneuverability in bumblebees
  • The Hive and the Honey-Bee
  • Aggressive and Docile Colony Defence Patterns in Apis mellifera
  • Honeybee pollen as a bioindicator of contamination: an overview
  • Pesticides in Honeybee Products—Determination of Pesticides in Bee Pollen, Propolis, and Royal Jelly
著者をもっと知りたい方はこちら