プロが伝える<クコの実の選び方>第2弾:美しさに潜む「見えない化学物質」の怖さ
「オーガニッククコの実」の先駆ブランドとして展開する株式会社八仙(はっせん)の代表取締役を務める野々口明瞳(ののぐちあけみ)さんの連載コラムです。今回は「絶対に選んではいけないクコの実」について。スーパーやネットショップで手軽に買えるようになったクコの実ですが、実はその中には、食養生どころか逆に体に負担をかけてしまう危険なものが潜んでいる可能性を取り除けません。プロの目線から、「見えない化学物質の怖さ」をお伝えします。
1.「不自然なほど真っ赤」な果実の罠

お店でクコの実を選ぶとき、色鮮やかで真っ赤なものを選んでいませんか?実は、それこそが最初の落とし穴です。
クコの実はトマトと同じナス科の植物です。なので、生のクコの実はトマトのような朱色をしています。そのため、本来は乾燥させると、少し沈んだ赤茶色になるのが自然な姿です。しかし、大量生産される安価なクコの実は、虫食いを防ぎ、さも鮮やかに綺麗に見せるために「二酸化硫黄(SO2)」という化学物質で燻蒸(くんじょう)処理されていることが少なくありません。
2025年の初旬にも現地で「毒クコ」が流通しているとして現地でニュースになりました。
近年の食品科学の研究では、この硫黄燻蒸がクコの実のビタミンCやゼアキサンチンなどの貴重な抗酸化成分を大幅に破壊してしまうことが報告されています。さらに、残留した二酸化硫黄は、ぜんそくやアレルギーなど健康リスクの原因にもなり得ます。「綺麗すぎる赤」は、栄養が破壊された摂取すべきではないサインかもしれないのです。
2.「残留農薬・重金属」のリスク

クコの実は栄養価が高い為、虫がつきやすく、病気にも弱いデリケートな植物です。そのため、効率を重視する一般的な農園では、栽培過程で多量の殺虫剤や殺菌剤が使われているようです。
世界各国の市場に流通しているクコの実を対象とした調査研究では、基準値を超える複数の農薬や、劣悪な土壌から吸い上げたカドミウム・鉛などの「重金属」が検出されたというショッキングな報告が上がっています。
健康になるために毎日食べる食材と一緒に、目に見えない化学物質や重金属を体に蓄積させてしまっては、本末転倒です。
では、それをどうやって見分けて回避するか!?
それが「オーガニック認証」や世界基準の安全・品質管理の認証マークなのです。
特に欧米の認証マークは、日本よりも厳しい管理下にありますので、一つの選択の指標となるでしょう。
3. 巷の都市伝説「水に浮くクコの実が良い」は大きな間違い!

ネット上などで、まことしやかに囁かれている「水に浮くクコの実が高品質」という噂を聞いたことはありませんか?実はこれ、プロの目から見ると大きな間違いです。
水に浮くかどうかは単に比重で決まります。水より比重が軽ければ浮くし、重ければ沈みます。乾燥の度合いによっても変わりますし、また、クコの実には不飽和脂肪酸も多く、その油分によって浮くこともあります。一方、高品質で大粒なクコの実は、果肉が肉厚で、セミドライであることもあります。さらにアミノ酸や多糖類、ミネラルといった栄養がギッシリと詰まっています。ということは、沈む可能性も十分あり得るのです。
必ずしも「浮く=良い」ではありませんので、噂に惑わされず、オーガニック認証を取得し、目に見える品質を選ぶことが大切です。
「見えないリスク」から身を守るために

私たちが日々実践している「食養生」の基本は、大自然のエネルギー(気・血・津液)を丸ごといただき、体本来の巡りと治癒力を高めることにあります。そこには、農薬や化学的な加工が入り込む余地を与えたくありません。
自分の身、そして大切な家族の体を「見えない化学物質の怖さ」から守るためには、厳しい世界の安全基準をクリアした「本物」を選ぶ目を持つことが不可欠です。
私たちがお届けしている有機クコジュース、有機クコの実は、こうした化学物質のリスクを一切排除し、自然のままの栄養をギュッと搾り出したものです。毎日口にするものだからこそ、妥協のない安心を選んでみませんか?
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【出典・参考文献】
・ Determination of sulfur dioxide residues in Lycium barbarum
・ Effects of sulfur fumigation on the chemical constituents and antioxidant activities of Lycium barbarum
・ Pesticide residues and health risk assessment in Goji berries
・ Heavy metal contamination and health risk assessment of Lycium barbarum