舌から始まる人体構造学①:舌が脳を支えている
陸上自衛隊を退職してから鍼灸大学に通い、卒業後に七星スパルタ鍼灸院を開業し、院長を務める平井幸祐(ひらいこうすけ)さん。全国各地での治療や健康セミナー、ワークショップ、歯科医院に呼ばれての講演会なども開催し、多方面で活躍中です。こちらのコラムでは、平井さんより「舌から始まる人体構造学」をご紹介いただきます。
宇宙も地球も植物も、回転しながら成長している
はじめまして、鍼灸整体師の平井 幸祐です。最高峰の治療と感動を提供する治療院「R&-ランド-」と言う、日本中から腕利きの治療家を集めて施術を受けられる東五反田のサロンが2022年5月にオープンしまして、そこに奇数月で勤務してます。
僕は幼少期から馬に乗せられ古武術道場に入れられ、宗家に孫の様に育てられ、15歳で陸上自衛隊に入隊して応用化学を専攻し不発弾処理隊になり、鍛造溶接や自動車工学も学べました。
そこから見えて来た物は
宇宙も地球も植物も皆んな回転しながら成長している。
重力は地球からの恩恵だ!
と言う事です。
そして、その重力に対して拮抗する舌の重要さを知り、舌を基準とした人体構造学を基に施術や育児教室・各種セミナーを行なっています。
これから、一子相伝でしか伝わらない呼吸法を始め、正しい身体の使い方を知って頂こうと思います。一般常識とはかなり違いますが楽しんで頂ければ幸いです。
ヒトはなぜ生まれてすぐに立てないのか
どうして「舌から始まる人体構造学」としているか?と言いますと、木は根で立ちます。ヒト・サル以外は生まれて直ぐから立てるのですが…ヒトは1年ほど起立する事も出来ません。
しかしながら「足腰の筋肉が付けば立てる!」と言う訳でもありません。実は乳児の上顎は浅くフラットに近いのですが…そこに吸啜窩と言う凹みがあるのです。
原始反射と言う成長を促進する為の反射があるのですが…吸啜窩には、吸啜反射と言うモノがあり、上顎の凹みにモノが当たると舌が押し付けて哺乳するのです!
おっきなおっぱいだから吸うのではないのです。
指を間違って吸っているのではないのです。
舌は押して吸う!
舌は押して飲む!
なのです‼️
そして吸啜反射が舌をトレーニングして行き、舌が脳を支えるサスペンション&ショックアブソーバーとなり地上に起立するのです。
凄い成長プログラムなのですよ!人体という物は…