舌から始まる人体構造学⑤:舌の推進力とは

平井 幸祐

平井 幸祐

2023.06.02
見出し1画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_平井 幸祐りさん_舌

2023年5月7日10:00〜大井町駅前『きゆりあん』にて、「舌から地球に真っ直ぐ!」として、無料講演会「舌はがしとは?」を私、鍼灸整体師・平井 幸祐と整体師・岩元星龍で開催いたしました!会場はワクセルスタッフの方に、団体登録から会場予約までやっていただき、ゴールデンウィークの最終日に開催にこぎつけていただきました。本当に有難う御座いました!さて、5回目のコラムのテーマは「舌の推進力」です。

舌の推進力を強化する

見出し2画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_平井 幸祐さん_馬術

馬術で散々、「馬の後脚からの爆発的な駆動力を、背骨を通して舌に集めてハミ(銜)で受け、手綱で制御する!」と習ったモノでした。でも、コレってどの騎手も「馬の話」だとしか思っていないのです。まさか己の話だとは思っていない訳です。

しかしね、武芸十八般、馬術は武芸の最高位とされて来たのです。

「重心を保ったまま、手足で己の10倍くらいの大きさの動物を制御するのは、舌をコントロール出来るから制御出来る」

「手綱に気を通して制御する」

とか、秘伝が色々とあるのです。

で、舌の研究をして来て
「舌がすべて!」と思い込んでいたのですが……

さんざん「馬の後脚の……」って教わって来てたじゃん!
確かに「舌の『推進力』で背骨も手足も伸びる!」のですが……

しっかり伸びた背骨・しっかり伸びた脚に重力が真っすぐに掛かり、足の裏からの反作用力で、舌の『推進力』は強化されるのです!

地球に真っすぐ立つ

見出し3画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_平井 幸祐さん_馬術

食事する時
勉強する時
仕事する時
寝る時…

両膝・両足首は、ちゃんと引っ付けてね!

そうしないと舌が下がり、内臓が下がり、あちこちの関節が過剰に回転していきます!

キチンと!
行儀良く!

なんて、口だけで言っている大人たちも、「なぜ?」なんて事は考えません。

なんでだろうね?

「なぜやらせるのか?」は、常に考えて欲しいものです。

「地球に真っすぐ立つ」ためには、舌を上げ、背骨と手足を伸ばして、重力の反作用をさらに舌に届けるのです!

ぜひ頑張ってくださいね!