『半沢直樹』にも出演したイケメン俳優が企画プロデューサーになるまでの道のり

大大大輔

大大大輔

アイキャッチ画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_大大大輔さん_本人

大大大輔さんは幼い頃から芸能を目指し、俳優、モデル、アイドルグループ、MC、政治家兼タレントとして衆議院の秘書を務めるなど、多岐にわたる経験を積んできました。現在は、株式会社ブリ・プロに所属し、企画プロデューサー、俳優、MC、監督、脚本など幅広く担当しています。さまざまな経験から得てきたことや、これからのビジョンについて伺いました。

多忙だった議員秘書時代

見出し1画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_大大大輔さん_ 秘書

現在、僕は株式会社ブリ・プロで企画プロデューサー、俳優、MC、タレント、モデル、監督、脚本をしています。

遡ると、衆議院秘書をしていた時期もありますね。秘書になったのは、映画に出演したことがきっかけでした、当時、大物政治家の息子で議員秘書役として出演していた映画の打ち上げで、そのロケ地となった議員事務所の先生にお会いすることになったんです。

その際、先生に「俳優だけでは食べていけないでしょ。芸能の仕事があるときは休んで良いからうちで働きなさい」とスカウトされました。当時、5年後・10年後を見据えたときに漠然としていて、自分に決まった線がまったくありませんでした。

自分の人間性の幅を広げるためにも、知らないこと・苦手なこと・耳を塞ぎたくなる政治のことに飛び込んでみようかなと思ったのが決め手でした。あとは、生活の安定がとても魅力的だったので、1カ月後には気持ちを固め働いていました。まずはじめは、政治の「せ」の字も知らなかったので政治アカデミーに入り政治の勉強をしました。

秘書の仕事として、早朝に起床、各会に挨拶回り、地元の会合に出席、夜は懇談会に参加する毎日の繰り返し。また、代議士のスケジュール調整や地元の町内会のイベント開催などをしていました。休みなく働き、待遇もよく芸能活動をしながらも生活が豊かになるほどの経験をしました。ですがその後に出馬をして落選し、ものすごい負債を抱えましたが…(笑)

原動力やバイタリティーの源は、みんなが喜ぶ姿や感謝の言葉です。仕事がものすごく大変で何度も倒れましたが、みんなが同じベクトルを向いてワクワクしている姿を見ると気合が入り、やりきる大切さを感じました。

アイドルグループの解散を経て現社長からスカウト

見出し2画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_大大大輔さん_ ふたり

元々、自分が企画やプロデュースをしたいとは思っていなくて、人が企画したものに乗っかる方が物理的に良いと思っていました。

けれど、今の会社の社長との出会いがあって考え方が変わりました。社長は、プレイヤーでありながら企画・プロデュース・企業間の橋渡しをしてきた方なので、その働く背中やノウハウを実際に目の当たりにしてきました。その過程で一流の人たちと出会ったことも大きいです。

また、以前に議員秘書をやっていた際、自分たちで企画をしたり人を集めることが当たり前でした。これらがきっかけで、いつの間にか自分もプロデューサーという立場になっていましたね。知らぬ間に(笑)

社長との出会いは、アイドルグループをやっていた時代に開催していた料理イベントです。イベント運営の主催者と社長が知り合いで、イベント演出・プロデュースを手伝っていただきました。

人気の料理イベントになって仕事が順調に回り出した矢先、メンバーとこれからの将来などを考えて話し合った結果、そこでアイドル活動している場合じゃなくなり、グループは解散。その流れでスカウトされて、社長の下で働き始めました。

最初、社長がどんな人なのかまったく分からない状態でしたが、講演会で拝見した時にとても話が上手でアメリカのスタンドアップコメディを見ているような方でかなりぶっ飛んでいて周りにいないタイプだったんです。この時、直感でこの人について行ったら面白いかなと思ったのが入社の決め手でした。

現在、所属しているのは僕だけなんです。タレントさんはみんな独立して、自分だけが大きなイベントのかじ取りやつなぎ役、MCやアーティストのキャスティングをしているのでなかなか外に出られない状態ですね。

一生懸命に取り組むことが大切

見出し2画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_大大大輔さん_ ふたり

今後は、今までの知識や経験を少しでも形にして役者を中心にやっていきたいです。年齢を重ねるごとに、できることの幅が狭まっているのを感じますが、自分がやりたいことに正直に生きる方が良いと思います。

英語を勉強中なので海外にもチャレンジしたいです。先陣を切った事務所の先輩がハリウッド俳優として海外で活躍している話を聞いて、目標となっています。映画・MVの監督もしていますが予算が少なくても良い作品はつくれると思うので、表現力・人間力を高めながらチャンスをつかみ、海外へ挑戦もしたいですね。

今、夢が持てないって人もいると聞きますが、僕は、目の前にあるものを一生懸命やっていることが大事だと思います。できなかったことも、一生懸命に取り組むことで分かることがあって、自分がやりたいことができたときの本番への練習になります。

何事にも真摯に向き合い、草履も履き続けることで慣れていき、履きつぶしたときに、自分の行きたいところにたどり着いているのだと思います。