声が変われば人生が変わる!?1万人以上を指導したボイストレーナーが語る「自分らしさ」を引き出す秘訣

近藤 香理

近藤 香理

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近藤香理(こんどう かおり)さんは「話す・歌う・声紋分析」の3軸で1万人以上の生徒を指導した実績を持つボイストレーナーです。ボイストレーナーの仕事を始めたきっかけや、「声」を鍛える価値についてお話を伺いました。

老若男女問わず教える「声」のプロフェッショナル

見出し1画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_近藤香理_歌に限らず話すレッスン

ボイストレーナーの仕事は16年ほどやっています。始めたきっかけは歌手になりたかったからです。音楽の仕事をするには教えるのが一番早いと思ったので、大学を卒業してすぐにフリーランスでボイストレーナーを始めました。

在学中にレコード会社のインターンをやっていて、「このまま働いていたら私は裏方になってしまう」と感じて自分でやるしかないと思い、とりあえず募集していたところに応募してみたのです。応募してみたら受かってすぐに採用が決まって、教え始めました。前日まで生徒だった人が次の日から先生になるような、最初はそんなところからのスタートでした。

「教える」と「教わる」は全く違います。自分自身に落とし込めていないとアウトプットができませんし、声の出し方も男性と女性、子どもと大人、と人によって全然違うので。自分では出せる音も男性には出せなかったり、自分ができてしまうと何故できないのかがわからなかったりするので、常に試行錯誤していました。

私の仕事は3つあります。1つ目は歌のボイストレーニング、2つ目が話すトレーニングです。話すトレーニングというのは、起業家さんや経営者・営業職・講師業の方など、人前で話す機会が多く、声や話し方が信頼感や印象に直結する方のための「話すボイトレ」です。3つ目は「声紋分析」という声を可視化している、周波数を可視化しているものを使ったセッションです。

声は”嘘”がつけません。裁判所や警察でも指紋と同じように証拠になるものとして、声紋鑑定は使われています。その周波数を取り込んで、声からその人の潜在的な性格や本質と顕在化されているものを見ながら、「本当はこうだよね」「相手にはこういう印象を与えていますよ」というのを見て、セッションをおこなっています。

「歌」と「話す」ではレッスンに参加する方々が異なります。歌は一般的なイメージ通り、趣味の方やお子さん、芸能活動されている方、あとはモテたい経営者の方もいらっしゃいます。「歌がうまくなってモテたい」という方が多くて。

話すほうのレッスンとなると、セミナーを実施したり営業したり喋ることによってお金に直結する、印象を整えるとわかっている方は、「自分の声で伝えたい」「もっと良い声が出るのではないか」という方がいらっしゃいます。

声紋分析は「声から自分の本質を知りたい」と占い感覚で来られる方や、「本当の自分はどうなんだろう」とカウンセリング感覚で来られる方もいます。レッスンは歌の場合、下は幼稚園の子から上はお年寄りまで。お年寄りの方は「歌うことで元気になる」「若々しくなる」という理由で来られる方も。いろいろな目的の方がいらっしゃるので、老若男女に教えています。

ジムに通う感覚で鍛えれば声が変わり、人生が変わる

見出し2画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_近藤香理_ジムに通う感覚

ボイストレーナーの仕事は「自分が歌いたい!」というところから始まったので、20代は事務所に入ってデビューして、歌手活動もしていました。一度辞めてしまったのですが、そのあと海外に行ったり会社員になってみたりしてもこの世界に引き戻されることが多々あって。「これをやらなきゃいけないんだ」というのを3周くらいしています(笑)。

「声」ということが私の使命だと思ってやっているのと、歌も話すのも皆さんどんどん変わっていくのを間近で見られる、新しい自分を発見してもらえるのに立ち会えるのがとても楽しいです。

声が変わると人生が変わる、というと大袈裟になってしまうのですが、「自分がこんなふうにできるんだ」を引っ張り出せるのが楽しくて。上っ面ではなくてその人の内側、その人が持っている本質、磨いたらもっと良いのに、というのを何とかしていくのが楽しくて続けています。

「声」というところにこだわる価値は、メラビアンの法則かなと思います。見た目と声が印象の93%を占める。話す内容を考えるより声を磨いたほうが印象がよくなるのに、それを知らない方が多いのでもったいない、良いことを言っているのに伝わらなくて勿体ないな、と思うので。

日本人は自分の言葉で話すのが苦手な方が多いので、「自分の声が好きじゃない」という方も結構います。持って生まれたものだけではなくて変わっていける、ジムに行くのと同じ感覚で捉えてもらえたら良いなと思います。

鍛えたら恰好良くなる、鍛えたら良い声になる、その結果説得力が強くなり、想いがきちんと伝わるようになります。想いがある方は自分の言葉を大事にされると思うので。女性でいうところの「すっぴんではなく少しお化粧して喋ったら良い」という感じです。

もともとメンタルから関わることはしていなくて、表面的なところを教えていたのですが、根本が変わらないといけないことに気がつきました。声紋分析をやり始めてから気持ちと声がずれていると「この人は嘘をついているのではないか」と思ってしまうようになったので、なるべく声と心を繋げたいと思っています。

実際、私の声紋分析セッションでは喋っているうちに「やりたいことと違いました」と気づく方もいらっしゃいます。「そうだよね、声が乗っていないもんね」と。それで名前や肩書きも変える方が結構いらっしゃいます。

声と心を通じて人生を変えていきたい!誰もがワクワクできる世界を

見出し3画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_近藤香理_声と心を通じて

「なんだか心地良い」というのを私たちは全部周波数で感じているので、声という周波数をつかって病気を治したり癒したり、療法的な分野にいきたいと思っています。ただただボイストレーニングだけでなく、皆さんの人生を変えていきたいなと。

実際、私たちはいろいろな音によって「この場所が好きだな」などと感じていて、デパートに滞在してしまうのもそういう周波数を流しているのが理由です。回転が早いお店は、早く帰りたくなる周波数を流している。ホテルのエントランスの香りなども同じで、香りと音の専門家はそういうところに絶対入っています。私もそういう領域を深めていきたいと思います。
人間の心機というか、AIにはできない人間だからこそできる領域だと思っているので。ワクセルも「みんなでワクワク」という点では近いですよね。「ワクワク」というのはとても良い周波数だと思います。声と心のことを通してみんなでワクワクできるような、そういう世界をつくっていきたいなと思っています。