「おいしい」の先にある、作り手の想い。〜グルテンフリー・低GIのお菓子「ROCCO」さんとの対談〜

五反田で関わるすべての人を応援するギフトショップYELLで、大人気のお菓子を作ってくださっている「ROCCO」さん。
2026年9月3日(木)より、YELLとROCCOさんとのコラボ商品の販売がはじまりました。コラボ商品の販売を記念し、作り手である飯髙裕子さんにお菓子作りを始めたきっかけや、ものづくりへの想いを伺いました。
すべての始まりは、ひとりの友人のために

飯髙さんがROCCOを始めたきっかけは、ご友人に「飯髙さんが作ったお菓子を買いたい」と言われたことでした。
元々、そのご友人に作ったお菓子を持って行く中で、そのご友人が小麦粉のアレルギーを持っていることを知り、
「小麦粉を使わないお菓子を作ってみよう」
と考えたことから、米粉を使ったグルテンフリーのお菓子作りが始まりました。
さらに、甘いものを楽しみたい方にも選んでもらえるように、白砂糖を使わず、アガベシロップなどの素材を取り入れるなど、素材選びにもこだわっています。
最初から「お菓子を仕事にしよう」と考えていたわけではなく、むしろ、販売することさえ想像していなかったとのことです。
「作ったお菓子を売ってほしい。」
ご友人のその声をきっかけに、少しずつ販売への道が動きだしました。
「売る」ために、ひとつずつ壁を越えて
お菓子を販売するためには、製造環境を整える必要がありました。
自宅のキッチンで作ったものをそのまま販売することはできないため、製造設備の整ったキッチンを探すところから始められたとのことです。
奈良県内だけでなく大阪まで探したものの、遠方になると道具を持って移動する必要もあり、なかなか「ここだ」という場所を見つけるのが困難でした。
そんな中、偶然奈良にある小さなシェアキッチンを見つけることができました。
ようやく、お菓子を販売するための環境が整い、2023年秋ごろ、本格的な販売が始まりました。
小さなマルシェから、少しずつ広がったご縁
初めて出店されたのは、近くで開催されたマルシェだったとのことです。
「どのくらい売れるのかも分からないし、無名だったので買ってもらえるのか…。」
不安な気持ちを抱えながらも、「まず、やってみないとわからない!」と一歩踏み出し、そこから知り合いの方に声をかけてもらい大阪のマルシェへ出店。
その大阪のマルシェでお菓子を買ってくれた方とのご縁から、また次のイベントの出店へ。そんなふうに、一つひとつの出会いが次の出会いへと繋がっていきました。
そして、その先にYELLとの出会いがあったとのことです。
今では、入荷するとすぐに買ってくださる方や、マルシェなどのイベントでも手に取られる方が多く、YELLでも大人気のお菓子になっています。
「また食べたい」と思ってもらう
ROCCOさんが大切にしているのは一度食べた方が、
「おいしかった。」
「また食べたい。」
と思って、もう一度手に取ってくれること。
それが一番自然な形だと考えているとのことです。
だからこそ、商品を作るときには、最初に決めたコンセプトを崩しません。
保存料や添加物を使わないこと。
素材そのものを大切にすること。
そして何より、納得できるものを完成させてから届けることです。
そのため、商品づくりでは何度も試作を重ねています。
「おいしい」と言ってもらえることはもちろん嬉しい。
でも、その裏側には、作り手自身が「これなら届けられる」と思えるところまで妥協しない姿勢があります。
今回、YELLと一緒に作ったもの

商品へのこだわりにあふれたROCCOさんと、今回YELLとのコラボ商品が生まれました。
「どんな商品にしよう?」
と話し合う中で、多くの方に食べて欲しいという思いから、子供から大人までみんなに愛されているチョコレートを使ったお菓子を作ることが決まりました。
ROCCOさんが大切にしている米粉のお菓子をベースに、YELLらしさも加えて、何度も試作を重ねながら形にしていきました。
ひとつのお菓子が完成するまでには、材料を選ぶこと、配合を考えること、焼き上がりを確認すること……。
私たちが店頭で手に取る一つの商品にも、たくさんの試行錯誤と作り手の想いが詰まっています。
今回のコラボを通して改めて感じたのは、
「商品」には、作った人の物語がある。
ということ。
YELLでは、これからも「何を買うか」だけではなく、「誰が、どんな想いで作っているのか」
まで伝えられるお店でありたいと思っています。
奈良から東京・五反田へ。
遠く離れた場所から、たくさんのご縁で繋がったROCCOさん。
これからも、ROCCOさんのお菓子と、その背景にある想いを、YELLから皆さまへ届けていきたいと思います。
是非、店頭まで足を運んでもらえたら嬉しいです。