【イベント参加レポート】ユニバーサルイベント大阪2023
こんにちは。鈴木孝幸です。私は、ワクセルコラボレーターとして参画しながら、スタッフとしてイベントの運営等に携わっています。今回は大阪・中崎町ホールで10月に行われたユニバーサルイベント大阪の模様を、運営スタッフ目線でお伝えできればと思います。
ユニバーサルイベントに参加してきました
10月14日に『ユニバーサルイベント大阪2023』に、運営スタッフとして参加しました。ユニバーサルイベントは年齢、性別、国籍、障がいの有無などの違いを超え、コラボすることにより、夢を応援しあう人たちが集まる交流イベントです。ブース出展やステージなど、さまざまな交流・体験を通じて垣根のない社会を目指しています。
第3回を迎える今回は、27歳の時に視力を失ったキャラクターデザイナーのYUKAYUKAさんの「視覚障がい者も楽しめる趣味や仕事の選択肢を増やしたい!」という思いから始まりました。
私自身は幸いなことに健康ではありますが、高齢者の両親を持つ身として、いつ何事が起きてもおかしくないと思っている背景があります。そのため、「垣根のない社会の実現」は他人事ではないと感じたことから、今回のユニバーサルイベントへの参画に至りました。
私とワクセル総合プロデューサーの住谷知厚さんとの関係は、2022年第1回のユニバーサルイベント(eスポーツ体験会)の際に、お手伝いとしてお声がけいただいたところから始まります。
障がいをお持ちの方を直接会場にご案内する機会もあり、会話をするなかで今の日常生活を送っていること自体がありがたいことだとよくわかりました。自分の“当たり前”が、相手にとっての“当たり前”ではありません。また、当事者だけでなく、ご家族や介助される方を含めて、一人ひとりの考え方を理解して形にすることが、いかに必要かということが実感できました。
一方でそういった難しい状況だからこそ、信念を持ってコラボレートを形にすることで、より多くの人に夢を与えられるものだということも肌で感じました。
どんな仕事でも、「責任を持って形にする」という強い意志を持つことが大切だと思いました。
イベントブースの模様
今回のユニバーサルイベント大阪2023は、占い・似顔絵・整体・飲食など50名近くの方が出店され、とても活気の溢れる時間でした。たくさんの方のステージ出演者やブース出展者がいらっしゃるなかで、特に私が印象に残っている3名の方をご紹介いたします!
(1)多田 駿介さん
ダウン症のマリンバ奏者である多田さんによるオープニング演奏がありました。楽譜を読むことなどができないながらも、御両親の献身的なサポートを受けて一生懸命に練習されたとのことです。見事な演奏を披露し、成功した後にガッツポーズをする姿にとても勇気づけられました。
(2)似顔絵怪人カクゾーさん
プロの似顔絵師として関西を中心に活動されています。1人当たり3〜5分くらいで仕上げられるスピード感でありながら、特徴を捉えてキレイに仕上げてくださいました。住谷さんや、他の主催者の方の似顔絵も描かれていて、すべてそっくりに仕上がっていました。
(3)福井 陽介(magi.)さん
Android/iOS用ゲームアプリ『パズル&ドラゴンズ』のCM音楽を作成した実績のある方です。発達障がいをお持ちのお子様をお持ちの当事者である経験から、「たくさんの人が気軽に音楽をつくることにチャレンジしたい」との思いで、作曲教室『音工房〇』を立ち上げています。「ご家族を含めたサポートをしていきたい」という思いにとても共感できました。
今後もワクセルや住谷さんと共にイベントの運営を通じて、多くのコラボレーター同士の横のつながりを深めることで、自分の経験の糧にしていきます。