ハイヒールマイスターが教える「エイジングケア最前線」

野村 佳南

野村 佳南

2023.07.01
アイキャッチ画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_野村佳南さん

UNLEASH(アンリーシュ.)の代表であり、足と靴の専門家・ハイヒール マイスターとして
活躍されている野村佳南さん。今回は、「エイジングケア最前線」をテーマに、普段の生活から取り入れられる姿勢について、意識する点などについてお話いただきました。

エイジングケア最前線

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初めまして、足フェチ・靴フェチ過ぎて看護師をやめ、ウォーキング指導とインソールによる足矯正で楽にキレイに歩ける女子を量産しているハイヒールマイスターの野村佳南です。

今回は、エイジングケア最前線について知っていただくために、エイジングが進みやすいパターンについてと生活習慣の視点からお話しします。

「エイジングケア、皆さんは何かやられていますか?」

最近では、リカバリーウエアやサンダルのように身に着けるだけで疲労回復する製品が多く登場し、美容面でも女性中心から男性もケアする方向に変わってきていますね。

当店でもインソール入りのルームシューズを販売していますが、販売当時からなかなか好評で”ながらケア”として取り入れやすいものが最近のブームなように思います。”美容と健康”も進化していますよね、今まではアンチエイジング(抗加齢)と言っていたのに、エイジングケアになりました。

歳は誰もが取っていくもの。だからこそ、年齢に見合ったケアをしていくことが広く意識づいてきています。あなたも今日から意識を変えていきませんか?

正しい姿勢で生活する

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最近のあなたの体調はどんな感じですか?

□ 寝つきが悪い
□ 朝起きるとカラダがバキバキ
□ 気圧の変化に敏感
□ 首こり、肩こり、腰痛がある
□ カラダがすっきりしない

どれかひとつでも当てはまったら要注意です。エイジングが進みやすいパターンに陥っていますよ。

「上記の項目って、大人なら誰しもが抱える悩みなんじゃないの?」という声が聞こえてきそうですが、そういうあなたは上記のようなことがあっても、「子供の頃は寝たら翌日には回復していたでしょう?それ、今でもできてる?」という話です。

自分でなんとかしようと身体を動かすことや、休日に出かけることさえ億劫になってしまうほど、心身共に満身創痍になってからでは、回復力は追いつきません。これは年齢が上がれば上がるほど難しくなります。

特に女性はホルモンバランスが変化する生き物。20-30代のうちは女性ホルモンがたくさん出ていますが、40代過ぎ閉経近くなると更年期という身体の変化が生じます。この症状も人それぞれなのでなんとも言いきれませんが、早いうちからエイジングケアしている人とでは違いがあると言われています。

つまり、エイジングケアを意識することは、誰もが迎える年齢変化を柔軟にしていくことができるので、エイジングが進みやすいパターンである生活習慣を変えていく必要があるのです。

私たち人間にとって、最も重要で基本の”き”であるエイジングケアは「正しい姿勢で生活すること」

めちゃくちゃ当たり前のことではありますが、先ほどのチェック項目に当てはまるような場合は姿勢が悪い証拠なのです。どんなに良いものを身体のために取り入れようとしても、土台が歪み疲弊しすぎていたら身体は素直に取り入れられません。お金をかけるだけ無駄ですから、エイジングケアをするのなら、まずはここから始めましょう。

エイジングケアは日常生活を見直すところから

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初めての方へ私がレッスン前にどれだけ姿勢が悪いかお伝えするためにやっていることが前屈をしていただくことです。そういうと皆さん得意気にやってくれるのですが、全然曲がっていない方がほとんどなのです。

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写真のように背中が丸まっていては背骨の柔軟性が足りませんし、膝が曲がり股関節も硬いから真っ直ぐ立てずお尻が逃げてます。正しい前屈の状態はこっちです。股関節がしっかり動き、背骨に柔軟性があるとこうして折りたためるのです。

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では、日常生活の中で姿勢が悪くならないようにどこを意識したらいいかというと
座り姿勢で言うと画像を見ていただくと分かると思います。

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エイジングケアでとにかく重要なことは、全身の血液循環を促し、筋肉や関節を適度に動かすことです。身体を動かす仕組みって単純なことなのに、実は無駄に複雑にさせてしまっている方がほとんど。要らぬところに力はないって、関節が固まり、動かしたいときに動かないから他で代償しているのです。

そのために、疲労として蓄積し痛みに変わっていくのです。身体の血の巡りをよくするために代謝を上げること、柔軟性を上げること、リラックスすることを心がけていきましょう。エイジングケアはちょっとしたことの見直しからやっていけることなので、是非日常生活を見直してみてくださいね。

立ち姿勢を直す簡単な方法もあるので、これはまた次回お伝えします。

今日もお読みくださりありがとうございました。足フェチな私が行きついた健康美の方法が、少しでも多くの方のお役に立てるようにこれからも努めてまいりますのでよろしくお願いします。

野村佳南プロフィール
https://knoow.jp/@/KanaNomura
10年間大学病院、専門病院に勤務。 

長時間の立ち仕事による足のむくみ、ハイヒール による足トラブルを経験。足と靴に悩みを抱える人はとても多く、足元から健康なカラダづくりを支えるために、靴の勉強と歩行メカニズムを学び直し、バランスケアインソール調整法を習得。オーダーシューズ、インソール調整、ウォーキング指導を通し、女性の健康美をサポートする活動をしている。