ほめ達!流「照り返しで輝く!魅力作り」〜魅力を磨く〜

西村 貴好

西村 貴好

2022.08.08
アイキャッチ画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_西村貴好さん_魅力

『ほめ達!』の西村貴好さんのコラム第3回のテーマは「魅力を磨く」
魅力とはさまざまありますが、“使う言葉”から始まるそうです。使う言葉ひとつで周りに伝わる印象がガラッと変わります。そして何より、自分の言葉を一番近くで聴いているのは自分自身。普段使っている言葉を見直す機会にしてはいかがでしょうか?

言葉を選択して生きる

見出し1画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_西村貴好さん_言葉を選択する

「ほめ達」=「ほめる達人」は、言葉を選択して生きるということをしています。言葉を選ぶというと、普通は頭の中に思い浮かんだ言葉を、口に出す段階で違う言葉に言い換えるという意味で使われます。

たとえば、努力不足で残念な結果になってしまっている人を見て、本当は、頭の中で「自業自得でしょ!」と思っているのに、口では「お気の毒、どうしてこんな結果になったんでしょう?」と言っている。「ほめ達」は、頭の中で使っている言葉自体を言い換えていくのです。

「今、自業自得だと思ってしまっている!家族の看病など、この人にも何か事情があったかもしれない、本当にどうしてこんなことになったのだろうと思わないといけない!」

頭の中で使っている言葉が、口に出さずとも人格として沁み出してくるのです。使っている言葉が人格として発露して、周りに伝わっていきます。

魅力的な人は、
魅力的な言葉を使い、
魅力的な考え方をして、
魅力的な表情で、
魅力的な行動をして、
魅力的な人たちと一緒にいる。

この順番が重要です。最初が、「言葉」なのです。通常であれば、「考え方」が一番初めだと思うのですが、ここがポイント。考えというものは、言葉を使って組み立てられ、作られていきます。考えを作るのは、使う言葉なのです。すなわち、考え方を変えたいならば、使っている言葉を意識して変えていけばいいのです。

また、言葉を変えていくと、環境が変わっていきます。人は知らぬ間に、同じ言葉を使う人と一緒に居るようになります。「最悪!」「いつもそう!」「私ばっかり!」などの言葉が好きな人は、これらの言葉をよく使う人を集めていきます。

また逆に、「ありがたい」「おかげさまで」「これも何かのチャンスかもしれない!」このような言葉が口に出る人は、これらの感謝や前向きな言葉が溢れる環境で生活していきます。使う言葉は、環境までも変えていくのです。こんな人と一緒に生きていきたいなと思う人が使いそうな言葉を先取りして、自分から使っていきましょう。

使わない言葉を決める

見出し2画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_西村貴好さん_言わない言葉②

「ほめ達」は使わない言葉を決め、また積極的に使う言葉も決めています。「ほめ達」がまず封印していくのが、言葉の3D(スリーディ)です。これは、頭にDがつく言葉「でも」「だって」「どうせ」です。これらの言葉を口に出したり、頭に中に思い浮かべた瞬間、脳は思考をストップします。

「でも、この環境の中では」「だって、時間が足りないから」「どうせ、この業界では・・・」そう思った瞬間、アイディアを考えるということを諦めてしまうのです。

最近では、3Dではもの足らず、さらにDを足して4Dにする人も現れました。4Dになると、何が加わるかというと、「できません!」です。こうなってしまうと、もともと怠癖のある脳は、完全に昏睡状態です。

それでは、どうすればいいかというと、言葉を意識して、選択、入れ替えていくのです。おなじDでも「だからこそ!」と言い換える。あるいはDDです。「どうやったらできるかな」

たとえば、「この環境だからこそ!」「この時間の中で、どうやったらできるかな」と口に出してみると、また脳はリスタートしてアイディアを考え始めてくれます。「ほめる」ことを学ぶことは、言葉の使い方を学ぶこと。そして、言葉の使い方を学ぶことは、脳の使い方を学ぶことなのです。

「ほめ達」の口癖「ほめ達!3S」

見出し3画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_西村貴好さん_いいね

「ほめ達」が口癖にしている言葉があります。積極的に意識して使う言葉です。それが「ほめ達!3S(スリーエス)」Sで始まる3つの言葉。

「すごい!」
「さすが!」
「素晴らしい!」

この3つの言葉を口癖になるほど使っていくのです。ポイントは、まず、これらの言葉を口に出してしまうことです。人間の脳は、怠癖がありますが、持ち主のことを裏切りません。ほめてしまうと、脳は必ず!ほめた理由を全力で探してくれるのです。街を歩きながら、ビルを見て、ほめてしまうのです。

「すごいな!このビル・・・まっすぐで!」

この要領です。まず、ほめよ!あとは、それから考えよ!です。さらに「すてき!」や「尊敬します!」などのSを足して4S、5Sにするのもお薦めです。ぜひ、意識して「ほめ達!3S」を使ってみてください。

言われたい言葉を決める

見出し4画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_西村貴好さん_言われたい言葉

さらにお薦めなのが、自分が言われたい言葉を決める。そして、その言葉を、実際に言われるように意識して生きていくということです。

「言われたい言葉」をどのようにして選ぶかというと、これから先の人生で、こんな言葉を集める人生って素敵だな、こんな言葉をもらえる人になりたいなという基準です。私自身も、言われたい言葉を決めています。

私が言われたい言葉は、

「西村さん、いつでも、ものすごく元気ですね!」
「ほめ達さん、いつも笑顔がいいですよね!」
「西村さん、つねに学び続けていて、話が面白くて時間があっという間に過ぎます!」

この3つです。そして、これらの言葉を言ってもらえるように、いつでも全力で意識しながら生きています。すると、だんだんそう言われることが多くなってきました。

人間、生まれ持っての性格はあるのですが、周りから見られる自分の性格のほとんどは、自分が周りの人に対して、どのように表現するかによって決まっていくものなのです。

一度きりの人生、限りある命ならば、なりたい自分になって生きていきませんか。言われたい言葉を決めて、その言葉をもらうために、意識して表現して生きていく。これも、自分の魅力を磨く生き方と言えるのではないでしょうか。

あなたは、どのような言葉を選び、どのような表現をしていきますか。

少し時間をとって、言われたい言葉を考え、実践してみてはいかがでしょうか。