スポーツ選手からの指名が絶えない”笑顔を大切にする施術家”が目指す未来

本田 誠

本田 誠

アイキャッチ画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_本田誠さん

整骨院で働きながら、プロ野球選手やアスリートと個人契約を結び、施術家として活動する本田誠さん。24時間テレビのトレーナーとして帯同した経験もある本田さんは、何よりも“笑顔”を大切にしているそうです。その理由とこれまでの軌跡を語っていただきました。

“笑顔を大切にする施術家”になるまで

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私は整骨院で働きながら、主にアスリートの方と個人契約を結び、施術家として活動しています。これまでプロ野球選手や女子サッカー選手、オリンピックのフェンシング日本代表など、多くの人の施術をしてきました。そんな私の座右の銘は、“笑顔を大切にする施術家”です。

私は中学生からずっと柔道をしています。高校生のときは、全寮制の学校に通い、柔道部に所属していました。柔道部には、後輩が先輩や先生をマッサージするというしきたりがありました。同級生はみんな、いやいやながらマッサージをしていたのですが、私はそれが楽しかったんです。

マッサージをした後に「ありがとう」という言葉と共に、笑顔になっていく姿がとてもうれしかったのを覚えています。「こういう技術を通して人を笑顔にできるんだ」と感動しました。

そこから、私の人生の柱が“笑顔”になりました。自分も家族もお客様も、「みんなが笑顔になること」が、最も大切なことだと思っています。

スポーツ選手と二人三脚で歩む日々

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現在は業務委託として整骨院で働きながら、プロ野球選手と個人契約を結んでいます。契約に至るまでは、「相手に一生懸命尽くしたい」という思いしかなかったので、お金をもらわずに施術していました。それが1年くらい続きました。

ある日、2人で話していたときに「今後は、こんな施術をしたい」と伝えたところ、「気兼ねなく施術を受けられるように契約を結ぼう」と言ってもらいました。私が一生懸命向き合っているのが伝わったんだと感じました。

プロ野球選手は、身体の状態がシーズンの成績に直結するので、私が担っている責任は大きいと思います。契約していた方に代打記録がかかっている時期がありました。あと数本で新記録達成という状況になり、みんなで「今年は絶対にいける」と思っていたのですが、まさかの骨折をしてしまいました。

「今季は絶望だ」と落ち込んでいましたが、私は骨折の治り具合から逆算して、「何試合は出れそうなので、この試合数ならいけますか?」と提案しました。彼は、「その試合数だったらいけそうだ」と前向きになり、そのシーズンは新記録達成とはなりませんでしたが、歴代のトップタイに並ぶ結果となりました。

これはとても印象深い思い出のひとつです。自分だけではなく、球団のトレーナーや周りの人、すべての人が彼と向き合った結果だと思っています。

誰よりも相手の身体と向き合い、身体の痛みや不安を取り除き、身体を軽くすることが私の仕事です。言わば施術家は“人生をサポートする存在”だと思っています。それにより人生が好転するきっかけになればいいなと考えています。

家庭を明るくして日本を元気にしたい

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今後は、積極的に社会貢献をしたいと考えていて、特に同年代である40代をサポートする仕事をしたいと思っています。仕事もプライベートも忙しい40代は、会社でも重要な地位になることも多く、疲れがたまっている人がほとんど。身体の不安を抱えやすい年代なんです。そこで施術を通して身体を整えて、「もう一回全力で頑張ろう」とやる気を出してくれたらうれしいですね。

もうひとつ、主婦層のサポートをしたいとも考えています。家庭の中心は、やはりお母さん。お母さんが元気であれば、お父さんは仕事に打ち込めて、子どもたちも健やかに成長します。お母さんが健康であれば、家庭は安定するんです。

しかし、なかなかそんなにうまくは行きません。“子育て疲れ”という言葉があるように、疲れが取れないという主婦層は本当にたくさんいます。そこで主婦のみなさんをサポートするために、往診診療や出張マッサージなどを計画しています。
私は、家庭が明るくなれば、社会が明るくなり、日本全体が明るくなると考えています。笑顔があふれる日本社会をつくるためにも、まずは目の前の人と向き合い、笑顔を引き出すために全力を尽くします。

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