ママクリエイターの指南書 Vol.3 〜ママでもできる!法人化のプロセスと心構え〜

江田 可愛

江田 可愛

2025.04.29

1. はじめに 〜 なぜ法人化するのか?

見出し1画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_江田 可愛さん

これまでのコラムでは、「未経験からのスタート」や「育児と仕事の両立」についてお話ししてきました。
今回のテーマは 「法人化」

「法人化って、売上が一定以上にならないとできないのでは?」
「経営者って特別な才能がないと務まらないんじゃ?」

そんな不安を抱えている人も多いかもしれません。

でも、私は 「売上がいくらあるか」よりも、「なぜ法人化したいのか?」が一番大切だ と思っています。私は、動画制作の仕事が少しずつ軌道に乗り始めたとき、「いずれ法人化するなら、今した方が早くスケールできる」と考えました。

そして、法人化を決断してからわずか半年で 売上が個人事業主時代の4倍になりました。

法人化は、「準備が整ったらするもの」ではなく、「未来をどう描きたいか」によって決めるもの だと実感しています。

今回のコラムでは、

  • 私が法人化を決めた理由
  • 法人化して感じたリアルな現実
  • 「一人でやらない」ことの大切さ

について、リアルな体験をもとにお話ししていきます。

2. 私が法人化を決めた理由

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① 信頼を得て、より質の高い仕事をするため

私は、チームで仕事をしています。そのチームメンバーが大好きですし心から尊敬しています。

そんな優秀なチームメンバーと共に、よりスケールの大きな仕事がしたいと思ったんです!

そのために、「法人化すれば、より信頼され、質の高い案件を受注しやすくなる」と確信していました。

個人事業のときも仕事はありましたが、法人という形を持つことで、企業契約や長期契約を結ぶチャンスが増えると感じておりました。それに、ママだからこそチームを組んで、生産性をあげて、より質の高い丁寧なお仕事をすることで、企業様と共にスケールしていく未来を見ることができたなら最高のお仕事だと思いました。

そうやって、チーム運営にとってもより士気の高い運営ができる環境を整えたかったんです。


② 好きな人とワクワクする仕事を続けるため

チームで仕事をしていると、どうしても「売上を上げなきゃ」というプレッシャーがつきまとい、やりたくない仕事も受けざるを得ないことがあります。

でも、私は 「好きなクライアントとだけ仕事をしたい」 という思いが強かった。

  • 「この人の夢を形にするお手伝いがしたい」
  • 「このクライアントとなら、ワクワクする仕事ができる!」

そういう気持ちを大切にしたいからこそ、売上のために「やりたくない仕事をする」という選択肢をなくしたかった。

だから、法人化して 動画制作以外の事業にもチャレンジし、収入の柱を増やすこと に決めました。


③ 収入の柱を増やし、事業の可能性を広げるため

私は、動画制作の仕事が大好きですが、それだけに依存しすぎるのは危険だとも感じています。

「もしこの業界が大きく変わったら?」
「もし動画制作の仕事が突然減ったら?」

そんな不安を抱えるよりも、法人化をきっかけに、新しい事業にもチャレンジしよう と考えました。

実際に私は、法人化してから不動産事業をスタート 。法人化してから3ヶ月後には 中古戸建て物件を購入し、5ヶ月後には 融資を受けることに成功。

法人化は、「事業の成長」と「新たなチャレンジ」のチャンスを広げてくれるものだと実感しました。

3. 法人化して感じたリアルな現実

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法人化したからといって、事業が大きくなるわけではありません。私は、最初の4〜5ヶ月は 「やることが多すぎて記憶がない」くらい大変でした(笑)。

① 突然「全部、自分で決める立場」になる

税務・契約・資金管理など、すべての決定が「最終的には自分」。
でも、私は 「一人で決めすぎない」 ことを意識し、成功している経営者に相談 しながら進めました。

② 事務作業が想像以上に増える

法人の銀行口座、契約書のフォーマット作成、税務処理など、細かい作業が増えます。
最初は戸惑いましたが、外注できる部分は外注 し、本業に集中する環境を整えました。

③ 付き合う人・仕事の質が変わる

法人化すると、企業案件の獲得経営者同士のつながり が増え、仕事の視点が変わります。「どうやって仕事を取るか?」から 「どうやって事業を成長させるか?」 という視点にシフトしました。

初めての経験ばかりで、事務作業や経理処理などもやることが多く、 「経営者って、こんなに細かい作業をコツコツ積み重ねてるんだ…!」
と実感しました。

華やかに見える経営者の裏側は、実は 「やるべきことをコツコツ続ける力」 に支えられているんですよね。

でも、その一歩を踏み出せば、世界は変わります。

4. 「一人でやらない」ことの大切さ

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「経営者は孤独」と言われることがあります。 確かに、最終的な判断や方向性を決めるのは経営者自身です。

でも、私は 「一人でやらない」ことが成功の秘訣 だと思っています。

うまくいっている経営者に相談する
自分が経験したことがないことでも、すでに成功している先輩経営者から学べば、最短ルートで進むことができます。
私は法人化を決めるとき、経営者の先輩たちに相談し、成功している人のアドバイスを素直に聞きながら進めました。

人に頼ることでスケールしやすくなる
経営者は、すべてを自分でやろうとすると大変です。
特に、ママは時間の制約があるからこそ、 「人に頼る」ことが成功のカギ になります。

プロの力を借りる
税理士や専門家にお願いできるところはお願いする。
自分でやるより、うまくいっている人の知識を借りた方が、短期間で大きく成長できます。

実際、私も法人化してから、経営者仲間に助けられ、 気づいたら事業がスケールしていたという感覚があります。

ママだからこそ、一人で抱え込まずに、周囲の力を借りながら進めていくのが、成功の近道だと思います!

5. まとめ 〜 法人化は新しい未来へのチャンス 〜

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私は、法人化を通じて 「仕事を自分軸で選び、ワクワクしながら働ける環境」 をつくることができました。

でも、それは 一人でやったからではなく、周りの人の力を借りたからこそ 実現できたことです。

一人で頑張りすぎず、頼れる人に頼りながら進む。これこそが、ママが法人化を成功させるポイントだと思います!

法人化は、「やらなきゃいけないもの」ではなく、「なりたい未来を叶えるための選択肢」 です。人と比べる必要はなく、「こんな未来を創りたい」という強い思いがあれば、もう準備はできています。

迷っても悩んでも「こうしたい!このために!」があればブレることなく進んでいけます。ママにはそのパワーがあると思います。

ママが輝けば、こどもも輝く。
ママがワクワクして働けば、社会全体も元気になる。


子育ても、仕事も、一緒に成長していけたら最高に楽しい

経営者としての学びも、ママとしての学びも、どちらも 「成長することのワクワク」を感じながら 楽しみたいと思っています。「一人で頑張らなきゃ」と思わずに、周りに頼って一緒にワクワクしながら進みましょう。

このコラムが、「私もやってみようかな?」と思うきっかけになれば嬉しいです。ママとして、経営者として、一緒に 「ワクワク」 を創っていきましょう!