アニメという文化で世界が一気に広がった

男装くん

男装くん

2026.06.14
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SNSの総フォロワー数が約85万人のコスプレイヤー『男装くん』の連載コラム第6弾です。体が思うように動かない日、私はただベッドの上でアニメを見続けていました。これまでの人生でほとんど触れてこなかった世界。けれどその物語は、想像以上に深く、強く、私の心を揺さぶりました。そしてその流れで出会ったのが、TikTokという新しい表現の場でした。


30歳を過ぎて初めて知った“アニメの世界”

見出し1画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_男装くん_アニメの世界

体が思うように動かない日は、
ただベッドの上でアニメを見て過ごしていました。

実は私は、生まれてからこれまで、
ほとんどアニメというものを見たことがありませんでした。

最後に見た記憶があるのは、20年以上前。
『セーラームーン』や『キューティーハニー』くらい。

それ以降、30歳を過ぎるまで、
アニメや漫画にはまったく興味がありませんでした。

有名な『ドラゴンボール』や『ワンピース』ですら、
内容をほとんど知らない状態。

どちらかと言えば、外で友達と遊んだり、
みんなで集まってワイワイする方が好きな、
いわゆる“陽キャ”タイプの人間でした。

そんな私が、入院して初めて気づきます。

「日本が誇るこの文化に、
私は一度も触れてこなかったんだ」

今さらながら、少し後悔しました。


感情を揺さぶられた、物語の力

見出し2画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_男装くん_物語の力

そこから、いろんな作品を見始めました。

『鬼滅の刃』
『約束のネバーランド』
『進撃の巨人』
『呪術廻戦』

見れば見るほど、止まらなくなっていきました。

「え、こんなに面白いの?」
「こんなに深いの?」

気づけば、
涙を流している自分がいました。

キャラクターの生き方や選択に、
心を揺さぶられる。

絶望の中でも前に進もうとする姿に、
自分を重ねる。

「私、今まで何を見て生きてきたんだろう」

そう思うほど、
アニメは私の感情を大きく動かしました。

それはただの娯楽ではなく、
心を支えてくれる“物語”でした。


TikTokで見た、もう一つの世界

見出し3画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_男装くん_もう一つの世界

そしてその流れで、
私はTikTokを見るようになりました。

当時のTikTokは、
踊る動画が多い印象でしたが、

よく見ていくと、
そこにはまったく別の世界が広がっていました。

短い動画の中で、
世界観を作り、
自分を表現し、
誰かの心を動かしている人たち。

一人ひとりが、
クリエイターでした。

「え、これ個人でやってるの?」
「すご…」

気づけば私は、
その世界にどっぷりハマっていました。

毎日、毎日、
ひたすら動画を見続ける。

スクロールする指が止まらない。

そして――

その中で私は、
ある存在に強く惹かれていきます。

それが、
“コスプレイヤー”でした。