デザインの力で地域課題に向き合い、牧之原市から日本を”ジャック”する!

金子 裕太

金子 裕太

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デザイン業を手掛けるGoldays(ゴールデイズ)株式会社は、静岡県牧之原市の市政20周年を記念し、牧之原市のPR動画を募る『千祭万歌(せんさいばんか)』を開催。CEOの金子裕太(かねこゆうた)さんに会社の成り立ちやイベントにかける想いを伺いました。

数えきれないほどの失敗経験から「人生を豊かにするデザイン」を考える

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Goldays株式会社はデザイン業をメインとしている会社です。僕はグラフィックデザイン、ファッションデザインがメインで、残りの2人が映像デザイン、Webデザインを手がけていて、少数精鋭で運営しています。

絵を描くためのデザインだけでなく、牧之原市の社会問題や地域活性化にデザインの力を使えないか、とフォーカスを当てています。「人々の人生を豊かにするためのデザインはどうするか」というのを、3人が一致団結して考える会社です。

この会社を立ち上げた動機は、自分が得意なのは絵しかないと思ったからです。「デザインを描くうえでストーリーを込めたい」「牧之原市にはどういうストーリーを描けるか」と考えたときに、牧之原市の地域課題や社会問題を知って今のような形になりました。

会社を立ち上げるのは大変でしたね。ただ、有名なデザイナーの方が「デザインは行動だ」とおっしゃっていたのが強く印象に残っていて、実際に動いてみることで知れたことがたくさんあります。行動して知ったことをデザインに活かせるのだと思っています。

17歳から友人と起業を考えていたのですが、いざ起業しようとなったとき、何ができるかと考えたら足を動かすことしかできない。失敗が8割9割の世界で、今回のようなご縁をいただけるまでに数えきれないほどの失敗をしてきました。良い出会いをしたときは一日が明るく見える。一日の明るさを求めて行動しているという感じです。

面白さや若さが強み!こだわりや面白さを絵に込める

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絵を描くときは、自分の生きてきたストーリーを大事にしています。散歩が好きで、散歩で得られるインスピレーションを大事にしています。ファッションデザインでスタートした頃に全国で2番目の賞をいただいて、当時は自分がやってきたことをデザインに入れ込んだことで皆様に認められたことが何より嬉しかったです。その経験と思いが、今にも活きている気がします。

絵を描き始めたのは物心がついた頃で、最初は水彩画からスタートして教室にも通わせてもらっていました。学生のときって教科書に落書きとかしますよね。それを両親に見せたときも褒められてうれしかったんです。怒るどころか「もっとこうしたら?」と提案してくれるような両親でした。そういうところが救われてきたのかなと思います。今思えば、そこから自分が始まったのかなと。

グラフィックに関してはまだ経験が浅いので、最近ようやく楽しさを知れたという状態ですが、自分の若さとか面白さを出せる、意味を持って提供できるという強みがあると思っています。クライアントさんに「どういう感じでつくったの?」と聞かれてストーリーを伝えたときに「面白いね」と言っていただけるのがうれしいです。そういうことをたくさん言っていただいているので、こだわったデザインができたらと思っています。

『千祭万歌』を皮切りに、牧之原市から静岡県、日本をジャックするような会社に

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牧之原市政20周年イベントである『千祭万歌(せんさいばんか)』を通じて、地域の皆様を笑顔に変えていきたいです。牧之原市で文化をつくって、誇りを持つ街になっていくことを目指しています。社会問題にフォーカスしてデザインをしていきたい。スケールの大きい話になりますが、牧之原市から始めて、静岡、そして日本をジャックしていけるような会社にできたらなと。

「牧之原市に実際に来てみたら、面白いじゃん」と思っていただけるようなイベントにできたらうれしいです。