多彩な演奏と即興アレンジで音楽の価値を伝えていく『耳コピピアニスト』とは?

半田 友里子

半田 友里子

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幼少期よりピアノを趣味ではじめ、現在は洋楽、邦楽、映画音楽などを耳コピで自己流でアレンジする演奏活動をしている半田友里子さん。即興でアレンジして演奏することができるのが強みで、作曲や弾き語りも得意としています。ピアノコンサートを過去に5回ほど開催して、ホテルでの出張演奏、福祉施設での演奏活動も行う半田さんに、今までの経緯と今後の展望を伺いました。

音楽との出会いが今の仕事のきっかけに

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ピアノとの出会いは小学3年生の頃でした。母親がピアノの先生をしており、家にグランドピアノが置いてある家庭だったんです。子どもたちがいつもレッスンに来ていて、私自身も家の近くの教室でピアノレッスンを1週間に1回通っていました。

最初はクラシックピアノを楽譜通りに弾いていたのですが、小学6年生の頃からただ弾くことに物足りなさを感じ、その頃から音楽を耳で2, 3回聞いてフレーズを覚えればピアノで曲を再現できる「耳コピ」ができる自分に気づきました。中学3年生の頃にこの特技を生かして自己流で耳コピの演奏をしてきました。

高校では家でピアノを趣味でやる程度で、大学は軽音サークルに入り歌を歌ってました。その時はピアノよりボーカルの方が楽しいと思ってボーカルをずっとやっていました。

小さい時から洋楽や邦楽など色んなジャンルの音楽を聞くほど音楽が好きでした。音楽は私にとって癒しの存在ですし、仕事で嫌な思いやストレスを受けても音楽を聞けば落ち込んだ気持ちが吹っ飛びます。甘いものを食べると疲れが消えるみたいな人や運動すると気分が晴れるみたいな事は人それぞれあると思うんですけど、自分にとってのストレス解消は音楽を聞くことで、一瞬で空気が変わる感じがして現実の世界から一時的に逃避できます。

行政の仕事をしつつ音楽活動

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大学卒業してから営業の仕事や公務員として勤務していました。その後は行政書士の資格を取り行政書士事務所を開業して、自営業で補助金のコンサルをやっています。そちらが本業ではあるのですが、音楽の仕事も一緒に両立するために、今はYouTubeで動画を上げたり定期的に友人や知人を集めてコンサートを開催などピアノを披露する場を作っています。

はじめは趣味程度で演奏している耳コピだったのですが、私が表現した音楽をもっと多くの人に知っていただきたいし、私みたいに好きな音楽を聴くことで落ち込んだ時に気分が上がるならと思い、音楽の活動をしています。好きなことだからこそ行動できたんだと思います。

今もYouTubeの弾き語り動画をアップし、「〇〇を歌ってみた」的な動画を仕上げていますが、得意な耳コピや即興の演奏をアピールしていった方がいいのかなと今も試行錯誤しています。昔からL’Arc〜en〜Cielなどのビジュアル系が好きでピアノで演奏した動画を上げています。

ラルクメドレーというのを2時間弱演奏している動画が1万再生を超えました。ピアノで演奏が難しいような曲を選曲していて、理由としてはピアノっぽくないロックの曲をあえてピアノで演奏することで他の皆さんはやってないチャレンジしてみようというのと、単純に好きなアーティストの音楽だからというのもあります。動画を上げてからアーティストのコアなファンから素敵なコメントをもらえるとうれしいですね。

音楽を世の中に提供していきたい

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去年 YouTubeを見て下さった香川のホテル事業者様から「是非ホテルで演奏をしてほしい」という連絡を頂き、それでピアノを演奏しに行ったことがありました。YouTubeでの活動をしていると仕事として連絡がくることもあり、そこからより多くの方と音楽を通してビジネスができたらうれしいと思います。

音楽のビジネスとして結婚式やパーティーなどのお祝い事でピアノを弾く機会が提供できればと思っています。また福祉施設でボランティアとして演奏もあり、人のためになる活動や私自身が音楽で心が自由になったように、音楽の力で人の心を自由にしていき、癒しを与えられる存在になれたらと思います。

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