日本の食の力を世界へ〜料理人ふみおくんのエッセイより 「お食事コラム」グルテン編 第1話
料理人 山崎史雄さんによる『料理人ふみおくんのエッセイ』がスタートします。最初に取り上げるテーマは、話題の『グルテン』について。私たちの食生活に含まれるグルテンをとりすぎるとどうなるのか?依存を引き起こしてイライラする!?プロがわかりやすく解説します。
そのイライラの原因もしかして高グルテン摂取のせいかも
こんにちはふみおです。
最近の働き方として、リモートワークの人も多くなってきましたよね。
僕も、このコラムや講演会、ミーティング、事務作業はリモートワークで行っています。先日参加したウェビナーで観光系の偉い人がマーケティング会社の偉い人との対談のなかで、
「料理人も、美味しい料理作っていれば御客さんが来てくれる時代じゃないですよ!」
「現代の御客様は料理人でレストランを選んでますから!」と話されていました。
「なるほどなるほど!」とめっちゃメモりながら、
「僕は本当に数えきれない程の沢山の御客様と仲間に支えられているなぁ…」
と胸が熱くなってきて背筋から眉間がゾワゾワして涙で画面がゆがみました。
この場をお借りして、本当に長年いつも変わらず優しく支えてくださっている皆様へ改めて心から感謝を申し上げます。
そうそう。最近はイベントや交流会もリモートっすよね。
「○○さんを囲む会」と言うリモート交流会イベントに参加したんですけど、その時にzoomのブレイクアウトルームって言う3人1組のグループになってお話をする機会があったんです。
ある方がリモート中ずっと両手をこすり合わせてソワソワしながら、
「私もリモートワークが増えたんですよー」
「リモートだとプライベートから仕事への切り替えがなかなか難しくて…」
「集中力が続かないんですよね…」
「最近ついイライラしちゃって…」
「もともと冷え性だから最近の寒さがつらくて…」
なんて事を話されていたので、
僕も職業柄つい
「最近どんな食生活されていますか?」
と質問してしまい、議題そっちのけで3人で話し込んでしまいました。
というのも、ちょっと真面目なお話になってしまうのですが、グルテンに含まれる「グリアドフィン」と言うペプチドがあります。
このペプチドは、細胞と細胞をつなぐシグナルに関わって神経的な機能をしているんです。最近の研究でこの『グリアドフィン』(グルテンに含まれるペプチド)が引き起こす問題が提唱され始めています。
個人差はあるものの人によっては、このペプチドを消化分解する能力が欠けています。グリアドフィンが腸管の病気などによって血中に入り脳内に運ばれると、オピオイド受容体と反応します。オピオイド受容体に作用すると、「グルテンへの依存」が起きるのです。
グルテンへの依存が起きるとどうなるか…。
グルテンを摂取していないと…。
そうです!気づきましたか!「イライラ」してしまうんです!
イライラしている人が
「仕事や勉強に集中できない…」
そりゃそうですよね…。
「なんでだろ!?最近イライラするぅ~!」
「集中力が続かないんだよ…」
「最近アタマが冴えなくて…」
なんて感じていらっしゃる方は、
グルテンフリーライフに挑戦してみてはいかがでしょうか。
ん?あれ?
「じゃあグルテンをたくさん摂取してればいいんじゃないの?…」
「グルテン摂取しすぎたら良くないってこと?」
と思われた方や、
そりゃ大変だ!
「グルテンフリー始めなきゃ!」
なんて思っている方もいらっしゃると思います!
次回は、
「そもそもグルテンてなによ?」
について書かせて頂こうと思っています。
お礼の言葉
本日は、物書き超ド素人の僕の初の作品を最後まで読んでくださって本当に心の底からありがとうございます。
これから少しずつでも皆様が飽きないで通勤や通学、休憩中や帰宅中、お休みの日にゆっくりハーブティーでも飲みながら読んで頂けるように僕なりにがんばりますので、温かい目で見守って応援頂けると嬉しいです。
僕は今まで、
頼りにしていた人と急に連絡が取れなくなったり、
頑張って勤めていたレストランのオーナーに、
「誰のおかげで飯が食えるとおもってんだ!?」と罵倒されたり、
信じていた人に冷たくあしらわれてしまったり…。
運営会社の経営難でお給料未払いのまま解雇されたり…。
たっくさんのしんどい経験をしてきちゃいました。
でも、僕は、それ以上にたっくさん!
本当に沢山の数えきれない程のたっくさんの人に支えられて助けられて仲良くして頂いて今でもこうして料理人として活かされ生きています。
僕は、
料理が好きです。
妻が大好きです。
息子が大好きです。
祖国日本が好きです。
日本酒が好きです。
アニメが好きです。
そして
「人が好きです」
沢山の人と繋がりたいです。
沢山の人に繋がってほしいです。
今、
これを読んでくださっている、
あなたは、どこで生まれましたか?
どこで育ちましたか?
どんな子供でしたか?
どんな遊びをしていましたか?
どんな習い事をしていましたか?
何に打ち込んでいましたか?
今のあなたを形成していると感じる出来事(体験)は何ですか?
今までの人生で最高の瞬間(嬉しかったこと)はなんですか?
忘れていたこと、たまに思い出してみてください。
きっといっぱいの「ありがとう。」で僕たちは出来ています。
どんなことを想い、考えて感じながら僕の言葉を読んでくださっていますか?
大変な激動の時代に生まれた僕達だからこそ出会えた人達、出会える人達がいます。
その辛さ、苦しみ、痛み、楽しみ、幸せを知っているあなただからこそ、人に優しく接してあげられているんじゃないですか?
そんなあなただからこそ、
あなたから与えられて救われている人、助けられている人がいます。
好きなものを好きだと言って良いですよ。
寂しい時は寂しいと言って、困ったときは周りの人に助けを求めて良いです。
それを受け止めて助けてくれたり支えてくれたりしてくれる人はきっといます。
レストランの語源は、フランス語のレストレ(restaurer)から来ています。
意味は、「回復する。」「復元する。」「修復する。」です。
もし、話し相手がほしくなったり周りの人に心配かけたくないから相談できない…。
なんて時は僕でよろしければお話し相手にしてやってください。うちのレストランのカウンターで僕の創る御料理をゆっくりお召し上がりになりながらお話し聞かせてください。