ワクセルで財務・会計戦略交流会を開催。多様な働き方時代の税金と収入の取り方を学ぶ

ワクセル編集部

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2024.08.03
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2024年6月27日(木)、ワクセルオフィスにて「財務・会計戦略交流会」が開催しました。コラボレーターの小林史明さんが主催の本イベントでは、多様化する働き方に応じた税金の仕組みと収入の実態について参加者が学び、交流する機会となりました。

<開催概要>

開催日時:2024年6月27日(木)
場所:ワクセルオフィス
主催:小林史明
共催:ワクセル

多様な働き方と税金の関係を学ぶ

見出し1画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_会計交流会

前半の講義では、会社員、フリーランス、経営者という3つの主要な働き方に焦点を当て、それぞれの税金の仕組みと実質的な収入について詳しく解説されました。小林さんは、「個人の時代」となった現在、働き方の選択肢が増えるなかで、各形態における金銭的な流れを理解することの重要性を強調しました。

会社員として勤め上げる、フリーランスで働く、自身の会社を持ちながら他社でも活躍するなど、今やさまざまな働き方が可能です。そのため、有能な人材を確保するために副業を許容する企業も増えており、働き方によるお金の流れや仕組みの理解がますます重要になっています。

小林さんは、会社員、フリーランス、経営者の3つの働き方に分けて、それぞれの税金と手取り収入について詳しく解説しました。

<会社員>

※年収500万円の場合
所得税  : 14万円
住民税  : 24万円
社会保険料: 75万円
合 計  :113万円

手取り  :387万円(32万円 / 月)

社会保険の会社負担分も含めると、実質的な支払い額は188万円に達します。

<フリーランス>
※年商572万円の場合(経費272万円)
所得税  : 10万円
住民税  : 20万円
年金+国保: 44万円
事業税  : 0.5万円
合 計  : 74.5万円

手取り  : 225.5万円(19万円 / 月)

一見すると会社員の方が手取りが多く見えますが、業務用PCを買った場合など、会社員は手取りから支払いますが、フリーランスは経費として支払うことができるため、結果支払う税金を少なく(手取りを多く)することができます。

<経営者>
※年商572万円の場合(経費272万円+税理士報酬20万円+役員給与250万円+社会保険38万円)

会社)
法人税  :   0万円
住民税  :   7万円
社会保険 : 38万円
事業税  :   0万円
合 計  : 45万円

会社員=役員)
所得税  :   4 万円
住民税  :   8 万円
社会保険 : 38 万円
合 計  : 50 万円

税金合計 :45万円+50万円=95万円

手取り  : 200万円(16.6万円 / 月)

働き方の違いにより異なる税金や手取りになり、その区分によって異なるメリットがあります。税金を安くすることだけを目的とせずに、適切に納税しつつも節約できる部分を見つけることが大切です。小林さんは「この講義で100%理解していただくことがゴールではない。誰かに相談し、行動するきっかけになれば」と締めくくりました。

交流会を通じて参加者同士でコミュニケーション

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講義の後には参加者同士の交流タイムが設けられ、それぞれの経験や疑問を共有する機会となりました。「自分の働き方に合った税金の仕組みがよく分かった」「他の働き方との比較ができて参考になった」といった声が聞かれました。交流会は、参加者同士がざっくばらんにコミュニケーションを取る場となり、それぞれの収支状況などの突っ込んだ話をしている方も見受けられました。

小林さんは今後の展望について、「この交流会が、皆さんが自身の財務状況を見直し、より良い選択をするきっかけになれば嬉しいです。今後も定期的に開催し、最新の情報を共有していきたいと考えています」と語りました。参加者たちは、得られた知識を自身の働き方や将来の選択に活かそうと意欲的な様子でした。

見出し3画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_会計交流会

ワクセルでは、今後もこのような有意義な交流会を継続して開催していく予定です。コラボレーターの方の参加はもちろん、コラボレーターでない方も参加可能ですので、ワクセルホームページの問い合わせフォームからご連絡ください。