チャレンジ 挑戦をあきらめない生き方③〜最適な仕事との付き合い方〜

藤堂 修

藤堂 修

2022.12.16
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本コラムは、『チャレンジ 挑戦をあきらめない生き方(きずな出版)』の著者・藤堂修さんによる連載です。「仕事とはしんどいこと」「できる限り楽な仕事が良い」という意見もあります。一方で、大きな人生の結果を作っている方は、仕事を楽しんでいる方も多くいます。最適な仕事との付き合い方は、どのような付き合い方なのでしょうか。今回のテーマは、「最適な仕事との付き合い方」です。※以下、同書を一部編集、抜粋

仕事に関する目標

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あなたの目標には、「仕事に関する目標」がどれほどありますか?

「仕事のことなんて、考えたくもない!」という人もいるかもしれません。ただ、起きている時間のかなりの時間を費やす仕事との付き合い方を決めることは、人生を豊かにしていくためにも必須です。

あなたは、仕事とどう付き合っていきたいでしょうか?私は、仕事とは次のように付き合っていきたいと考えています。

●全力で打ち込みたい
●喜びを感じたい
●世の中に貢献できている実感を得たい

「仕事に全力で打ち込みたい」と書くと
「今の時代はワークライフバランスでしょ」
「その働き方、ブラックじゃない?」

という意見もあると思います。

私も元々は同じ考えでした。休みのとれる福利厚生のしっかりした会社がいいなぁと考えて就職活動をしました。ただ、私は一生分の収入を稼ぎ終えている先輩経営者との出会いで、その考えを改めました。

その方はこう言ったのです。
365日自由だから、365日仕事する。仕事以上におもしろいことってある⁉️
聞いた瞬間は、
「あるでしょ! 遊びたいし……」と思いました。

自由なら、旅行に行ったり、遊んだりしたいですよね。ただ、この「365日自由だから、365日仕事する」という生き方ってカッコいいなぁと思ったのです。

仕事しても仕事しなくてもいい状態で、「おもしろいから!」という理由でとことん仕事に打ち込む生き方。これは豊かだけど、自分にはできない生き方だと思い込んでいたのです。

人は「手に入らないもの」をたくさんほしいと思い込む

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しかし、「自分にはできない生き方」だというのは、ただの思い込みでした。

その後、次のように実感したからです。

●自由に遊べる状態でないから、たくさん遊びたいと願っているだけ
●自由に遊べるとなったら、そこまで遊びたくなくなる
●結局、仕事がいちばんおもしろい!

人は、なかなか手に入らないものを「たくさんほしい!」と考えます。でも実際のところ、いつでも手に入れられるようになると、「とくにそこまでほしくない」と、考えが変わることも多いのです。

たとえば私は駄菓子が大好きで、子どものころはしょっちゅう実家の近くにある駄菓子屋さんで買い食いをしていました。大好きなのは、当時30円で4つ入っていたヤングドーナツや、うまい棒の「めんたい味」「コーンポタージュ味」「たこ焼味」でした。

子どものころは、「もっとお金があったら、お菓子をお腹いっぱいに食べたい」と考えていたのです。しかし、じゃあ大人になってお金に余裕も出てきたから、駄菓子1万円分くらい大人買いして、家に置いておこう!……とはなりません。

今でもこれらのお菓子は好きだけど、たまにちょっと食べるくらいでちょうどいいな、と思うようになったのです。子ども時代の「駄菓子」が、会社員になってからの「旅行や遊び」になったのです。

会社員時代は、年に1回、海外へ貧乏旅行に行くのがやっとでした。しかし今、行こうと思えば毎月でも海外に行ける状態になってみると、「そこまで海外に行かなくてもいいな」と思うようになっています。むしろ、普段は仕事に一生懸命取り組み、たまに気分転換でしっかり休めればいい、という感じです。

あなたにとっての「駄菓子」や「旅行や遊び」はなんでしょうか?

ぜひ向き合ってみてください。

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