20代のフリーカメラマンが語る「紹介で仕事を獲得する極意」

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アイキャッチ画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_tesさん_デジタルクリエイター

某大手販売店で会社員をしながら、デジタルクリエイター/カメラマンとして活動をしているtesさん。持ち前の体力とスピード感のある対応で、数多くの仕事を請け負っています。一度やめていたカメラマンを再度始めたきっかけや、今後のビジョンなどについて伺いました。

趣味を生かして新たなチャレンジ

見出し1画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_tesさん_カメラと自分

現在は会社員として働きながら、副業でカメラマンをしています。モデルを目指している方の撮影、展示会への出展、雑誌の撮影、ウェディング・お宮参り・七五三・SNSのプロフィール写真、会社のオフィス写真の撮影などをメインに活動しています。

カメラをやろうと思ったのは高校2年生のとき、メディア系をやろうと思ったのがきっかけです。高校には野球のスポーツ推薦で入り、東京都でベスト16まで行きました。高校2年生のときに調子が悪く、モチベーションも下がり、ベンチも外されグレ始めたんです。

そのとき、たまたま地元が同じ、音楽で活躍している方に出会いました。その方も昔、野球部に所属していたということで仲良くなり、話しているなかで「お前は趣味がないのか」と言われました。

そこから音楽の世界に進み、大学1年生のときに音楽関係の手伝いをしていました。それが派生して音楽から映像へ行き、映像をやるなかで色彩・デザインや写真を勉強して写真をはじめました。

大人になっても、カメラであれば撮る機会はあるので損はないかなという気持ちで始めて、物撮りやスナップ撮影をやってました。やらなかった期間もありましたが、再熱して、年月を経て人を撮る機会をいただいたのが去年の7月です。

会社員だけでなく他の仕事もしてみようと思ったのは、去年まで6年間ぐらい付き合っていた彼女とお別れしたことがきっかけです。そのときちょうど仕事も忙しく、メンタルブレイクしていました。

考える時間のなかで吹っ切れて、「1人だしやりたいことを全部やろう」と思いました。過去や未来の話を考えるなかで趣味を生かそうかな、音楽は自信がないけどカメラはできるな、と思い始めました。やってダメだったらそれで終われば良いし、やらないのにできないって言っているより良いかなと感じます。

紹介で仕事が入るために大切にしていること

見出し2画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_tesさん_PCで仕事

私は紹介で仕事をもらうことが多いのですが、理由は“親近感”だと思います。元々いじる側の人間だったのですが、高校になっていじられキャラになりました。お笑いが好きでボケて返すので、相手がいじりやすくて親近感が湧き、女性の方もSNSで気軽に質問してくる人が多いのかなと思います。

いじりやすさのポイントは、コミュニケーションをとるなかで気になったところを一つひとつ突っ込むこと。そこで仲良くなり、「いじり」が生まれてきます。

あと、1番重視しているのがスピードです。スピードを意識してやっているので約半年で展示会出展や様々な方との撮影の機会を頂いたり、それを周りが見て頑張ってるから応援してくれて、紹介につながっているのかもしれません。

スピードにこだわっている理由は、10人の人がいたとき、めんどくさい気持ちが芽生えてまず半数になるからです。その後、自分のやりたいことをやって、それがダメだと思って2〜3人が消え、その中で生き残るには、私はスピードだと思っています。スピードを意識してやることで前の過程をはしょることができています。LINEも即レスするので仕事が早いと言われます。

スケジュール管理は基本、休日に撮影を組み、休日以外は仕事から帰宅して写真の厳選・編集をやり、その合間で連絡を返しています。体力はある方です。休みたいと思うのですが、ショートスリーパーなのか多少は睡眠時間を削っても動けます。サボりたい・めんどくさいを理由に後回しにすることはありますが、重要性や、やらなくちゃいけない仕事の線引きはしています。

やりたいことはまず全力でやってみる

見出し3画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_tesさん_デジタルクリエイターとカメラマン

『tes』というのは、本名の苗字と名前の頭文字を取って決めました。本名の名前があまりにも珍しいので使用せず、呼びやすい名前が良いなと思って、2文字と考え、クリエイター名が決まりました。また、私が好きなクリエイターさんが似たような名前で活動されていたのもあり、それもあって決めました。

今後はカメラを軸に活動し、1年ごとに立てた目標をクリアしたいです。また、収益をより増やしていきたいです。

今何かに挑戦しようとしている人がいたら、仕事しながらやる・やらないを選ぶのは難しいですが、やりたいことがあるなら一度挑戦してみてください。口だけはすごく嫌いなので、やると言うならやってみてください。それがダメならしょうがないし、本気でやったら半年で自分のように変わるかもしれません。自分と同じ20代の人には「まずやってみたらいいよ」とよく言っていますね。

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