大人が一緒に夢を叶えるプラットフォームを!人脈と熱意で成長し続ける社団法人の想い

ワクセル編集部

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2025.09.07
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非営利型一般社団法人こどもドリームデザイン、通称Coドリーム(こどりーむ)は、6〜25歳までの在学生と大人が共に育むプラットフォームの形成を目指して活動しています。現在手掛けている事業の詳細や、今後のビジョンについてお話を伺いました。

実業界で共に育む「共育」の場をつくる

見出し1画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_一般社団法人こどもドリームデザインさん.jpg

Coドリームは「生み出すチカラを未来につなぐ」をキャッチコピーとして活動しています。6〜25歳までの在学中の生徒・児童の年齢ごとの課題や発達段階に合わせ、その世代ごとの今の悩みや進路の不安に寄り添いながら職業選択や人生の捉え方を参考にできるような場所づくり、きっかけづくりをしています。青少年の心と現実を大人が一緒に育む、出会いと体験の場をつくりたいと考えています。ここにくると発見や可能性、大人からの応援が得られる場、学校や教育機関と実業界が本気で次世代を一緒に育む、”共育”という新しいステージを創り出しながらその背中をこどもたちに見せていけたらという思いです。

大きなビジョンとして『Coドリームコレクション』。年に一度の大型イベントで普段は知ることのできない、社会を支えているたくさんの職業があること、そこで思いを持って働く人たちの姿に実際に触れられる職業体験ブースとこどもたちの商業疑似体験ができるようなイベントを目標にしています。そのためには多くの実業をなす活躍する大人たちのご支援が必要です。そこで今取り組んでいる活動内容は主に3つです。

2024年にスタートしてこれから利用する学生を増やしていきたいAIプラットチャットフォーム『こどもしもし』です。こちらは第一段階を既にリリース済みで、子どもたちが普段誰にも聞けない心に秘めた悩みや進路の不安など、まずはAI『こどもしくん』が寄り添う方で回答をしてくれます、これは情報を取るためではなく、心を言語化することや壁打ち相手になってもらうことに意味があり、自分では気が付かなかった心の声を誰かの投稿を見ることで自覚することもEQの開発に非常に大切なことと考えています。また匿名で投稿できることで安心して使用できるのが特徴です。さらに経営者や専門家などのコドリーム支援者の皆様へ自己体験を追記していただくことで大人の知恵や経験を借りられるサービスです。これからたくさんの児童・生徒に使用していただき育てていく段階で、アプリ化のためにも支援者様を多く集めていきたいと思っています。

2つ目の『Coドリーム図鑑』は、支援者様の中でも、経営者として活動している人、専門家の方々、スポーツやゲームの第一線で活躍されている人たちがどういったことをしてきたのか、どういう仕事をしているのか、またそんな方々のさらなるビジョンなどを動画でお届けできる無料教材を目指しています。「生き方」を伝えられる動画メディアです。現在は大半の子どもがyoutubeやTikTokでその日のニュースを知るような時代ですから、Coドリーム図鑑の動画がyoutubeやTikTokなどに流れて子どもたちにも知ってもらえると良いなと思います。

3つ目に、2025年7月の金メダリストご登壇イベントからスタートした”Coドリームアフタースクール”です。これは思春期を迎え進路や将来のために「選択」を迫られる大切な時間・特に高校〜大学くらいの学生たちが本物に触れられる場所であったり、その実体験を聞くことで選択肢が増えたり、勇気づけられたりしてチャレンジへ向かって欲しい!という思いから始まりました。ここにご登壇くださる方々は私たちのビジョンにご賛同くださり”教育”ではなく”共育”を一緒にしよう!と思ってくださる経営者や専門家の方々が「人生ストーリー」をありのままお話ししてくださいます。アフタースクールはその名の通り、放課後教室。学校では学べない実社会のことに触れる場として「生き方偏差値上ませんか?」というキャッチフレーズで展開しています。実社会と接点を持ち、心を豊かにしていくことを目的に運営します。ここでアドバイスをもらえたり相談できたりする場所をつくりたいと考えています。

また、このアフタースクールの取り組みは学生参加者全員無料、登壇者無償奉仕、の社会貢献事業です。そのため、運営には企業様の資金的なご支援が必要です。「次世代育成を本気でやる」ところにご共感いただき、この2025年7月より、大東建託株式会社様が、年間運営の活動支援と本社ラウンジのご提供、イベントスペースとして豊洲展示場『ルーフラッグ』を無料開放してくださることとなりました。また、次世代育成という観点では若い世代の経営者のマインドを育むコミュニティCLUB39様が一番に名乗りを上てくださり毎月の教室運営などにご参画くださっております。これからこのような「アフタースクールオーナー企業様」を広く募ってまいりますのでぜひお力お貸しくださいませ。

社団の活動を通じて誰もがチャレンジできる社会を創出

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Coドリームにはさまざまなメンバーがいて、全ての方が自身の会社を経営したり個人事業で活躍をしています。また、バックオフィスにはボランティアでご参画くださる教育関連の方や企業にお勤めの方も縁の下の力持ちとしてご活躍いただいております。社団を通じて関わる大人たちも、ここに集うこどもたちも、それぞれが次の一歩となれる場所になれたらと思っています。

これまで事業を実現するために、「これをやりたい」「あれをやりたい」と周囲に伝えてきました。結果として、社団のメンバーとは互いに苦手なことを補って成り立っている関係を築けています。自分ができないことでも、「その分野のプロフェッショナル」がいてくれる。AIの導入も当時制作費が数千万で取引されていた頃に、「これは暗黙知の集積としても子供達のセーフティネットとしても社会で必ず役にたつものになるから」と社会貢献事業として創業支援くださりシステムをご提供くださいました。社団の人たちはみんな「できる人がやったらいい!」と全員参加型で、参加する方々がワクワクしているからこそ、夢や希望を伝えられると信じて活動を本業と同じように本気で楽しみながら創っています。

Coドリームの裏テーマは、大人たちもやりたいと思っていたことを実現できるという点です。大人の方も、できないと諦めてきたことがあると思います。ドラえもんのポケットは道具を出してくれるけれど、大人は知恵を出してくれる。社団の活動を通じて、大人たちにはパラレルでやりたいことを実現できることの魅力を知って欲しいです。また、「みんなと同じでなくても良い」というメッセージを子どもたちにキャッチしてほしいと思っています。

子どもも大人も豊かに!Coドリームの果てしない夢

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今後は社団での活動の面白さ、子どもと大人をつなげるような取り組みを、社団の外の方にも伝えられるようにしていきたいですね。

社団全体としては、3つの方向性があります。

1つ目は、子どもたちに職業選択の自由を伝えること。高校生や大学生はもちろん、幼稚園の子も必ず職業選択が必要になります。社会で活躍するために必要なスキルを身につけることの大切さや、職業は何度でも選べるということなどを子どもたちに伝えていきたいです。

2つ目は、社会が親、学校の責任ではなくて「私たち」で子どもたちの未来をつくるということ。これが文化として日本に根付いて世界に発信されていくような、世界で何も隔たりがないという社会をつくっていくことが果てしない夢です。

3つ目は、企業による次世代人材育成を社会全体でという新しい概念です。多くの企業が人材育成を重視して、コストもかけています。実際コンサルの場面では採用に関する相談が一番多くて、実際に採用してみたらあまり仕事で役に立たないというようなクレームに近い相談もきます。単純に互いにコミュニケーションがとれていないこともあるので、現場の課題を解決するために互いをきちんと知って欲しいと思います。企業が一緒に小学生や中高生から育てて、年齢関係なく能力が高い子に対価を払う、年齢に関係なく、やりたいことにチャレンジできるような会社経営をする事業者さんを増やしたいです。「採用」が「使う」ではなく「共に」になる日本社会になったらいいなと思っています。

これらのことを心から楽しみながら「それいいね!」と無償で力を貸してくれる企業様方や出資をしてくださる方々、また、社団を運営する仲間が心から豊かになりその縁が広がり小さな社会から始まることで、「人脈の力という強さ」を若い世代に伝えていきたいですね。それは大切なことを大切にするから生まれる信頼や、人を思いやる心、感謝や慈しみという、感情から生まれるコミュニケーションの結果です。社団の仲間が社団の活動を通じて経済的にも精神的にも豊かになっていく姿を、子どもたちに見せていきたいです。