「シンプルに考えてやりたいことをやる」アドラー心理学を伝えるママ事業家の想いとは

高橋 南海

高橋 南海

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著書『嫌われる勇気』が有名なアドラーの心理学を伝える講座を行っている高橋南海(たかはし なみ)さん。アドラー心理学にたどり着いた経緯や講座の内容、今後の展望を伺いました。

パニック障がいを発症したことでアドラー心理学と出会う

見出し1画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_高橋南海_パニック障がいを発症

現在はアドラー心理学を伝える3カ月間の講座とアドラー心理学をもとにした個別セッションを行っています。Instagramで毎日発信をすることで認知を広めるとともに集客にも繋げています。

アドラー心理学と出会ったきっかけは、私がパニック障がいを患ったことです。専業主婦をしていた10年間で産後にパニック障がいを発症してしまい、エレベーターに乗れないほどの症状。狭い場所に行けなくなってしまったので、生活に支障を来たすレベルでした。病院に行ったり、薬を飲んだりするのが怖いと思っていた中で、ものごとの捉え方を変えれば治るのではないかと直感が働いたんです。

そこで何も知識がなかったところから心理学を学び始めてアドラー心理学を知ります。アドラー心理学以外にも認知行動療法や潜在意識などさまざまな分野を勉強していたのですが、アドラー心理学を自分の軸にしたことで、薬や治療がなくてもパニック障がいを克服できました。飛行機に乗って旅行になんて絶対にいけないと思っていましたが、今では自由に旅に出ることができます。

自分自身がアドラー心理学に救われたという過去があるので、私の経験をもとに悩んでいる人々のために広めたいと思いました。パニック障がいだけでなく日々のお悩みにも役立つ考え方です。私は母という立場でもあるので、ママさんたちのお悩みに寄り添っていきたいなと思いました。アドラー心理学を実践していくとモヤモヤが軽くなっていくという実体験を伝えるために始めましたね。

良好な対人関係の基本は相手を信頼すること

見出し2画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_高橋南海_相手を信頼する

10年間の専業主婦時代に、自分でお金を稼いでみたいなと思っていました。私はどんなことで役に立てるのかなと考えたときに、アドラー心理学しか思い浮かびません。現在提供している講座には10年分のやる気が詰まっているんです(笑)。起業するとなったときも何もわからない状態だったので、やってみるしかないなという感じでしたね。

人と関わる上で大切にしているのは、初対面でも自分から相手を信頼することです。信頼すると決めていますね。相手を信頼していると何事もうまくいく気がします。出会う人がみんな良い人なので、これまで信頼して裏切られたという経験がありません。自然と信頼した方が話しやすいと思います。

アドラー心理学は対人関係を良好にするのに有効です。「みんなが仲間である」という共同体感覚を目指しているのですが、『目的から考える』という特徴があります。心理学で有名なフロイトの心理学だと原因から考えて、過去があるから今があるという考え方です。アドラー心理学で言われている『目的』は未来ですよね。未来があるから今があるという考え方なので未来志向になっています。捉え方を複雑にしているのは自分で、世界はシンプルであるという考えがベースにあるんです。

悩まずシンプルに生きる人を増やすためにアドラー心理学を伝え続ける

見出し3画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_高橋南海_シンプルに生きる

3カ月間の講座は週1回のオンライン講義があって、毎月テーマが変わります。

1カ月目は『自分を知る』
2カ月目は『いらない思考を捨てる』
3カ月目は『新しい思考を取り入れる』

というそれぞれのテーマに沿った講義です。アドラー心理学には『目的』『認知』『課題の分離』などさまざまなキーワードがあるのですが、取り入れやすいように並べ替えてオリジナルの流れにしています。講座では知識を伝えるのはもちろんワークも一緒にやることで実生活に取り入れやすくなっているんです。

講座を受けた方は、やりたいことにチャレンジできるようになったという声が多いですね。ママさんだと子どもの予定を優先しがちですが、自分が本当にやりたいことを中心に考えられるようになっています。

将来的にアドラー心理学がますます必要な時代になってくると思います。情報量が多く、AIが発達していて、情報に溺れてしまうような社会の中で人生をシンプルにするということが非常に大切です。アドラー心理学はまさに人生をシンプルにするための考え方なので、みなさんに知っていただきたいなと思います。悩む必要がないことで悩んでいる方がたくさんいるんです。「もうすでに素晴らしいのに、なんでそんなことで悩んでいるの?」と思う方が多いんですよ。アドラー心理学はそういった方々に有効な学問です。今はママさんに対して講座を行っていますが、全人類に知ってほしいと思います。現在、書籍の執筆を検討しているところです。『第2の嫌われる勇気』を書いて、アドラー心理学ブームを起こしたいと思います。