「憧れはジャッキー・チェン」世界を目指すアクション俳優が描く展望

杉山 裕右

杉山 裕右

2023.07.31
アイキャッチ画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_杉山裕右さん_プロフィール

アクション俳優として、大河ドラマや映画など幅広く出演されている杉山裕右(すぎやまゆうすけ)さん。殺陣、剣道、極真空手からダンスまで多彩な動きをこなします。俳優になったきっかけや演技をするうえでのこだわり、今後の展望について伺いました。

俳優になったきっかけは一般公募でのドラマ出演

見出し1画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_杉山裕右さん_俳優

大学3年の時に妹から誘われて、雑誌『メンズノンノ』のオーディションにエントリーしました。最終選考まで残ったのですが、惜しくも落選。それが悔しくなって、ドラマのエキストラに一般公募で応募したところ出演が決まり、俳優デビューとなりました。

所属していた芸能事務所の専務の娘さんが、妹の同級生だったことから、お笑いタレントの付き人をしながら、俳優を目指すことになりました。付き人をするなかで、礼儀や業界のルールを学ばせていただいたので貴重な経験です。

周りが就職活動をしている時も、私はずっと俳優活動をしていました。将来に対して不安はなかったのかとよく聞かれますが、俳優を目指して努力していたので、周りと比較している暇はなかったですね。だから、不安に思ったこともありません。今もですが、好きな仕事ができて幸せだなと感じています。

アクション映画が大好きで、俳優のジャッキー・チェンさんに憧れています。アクション映画はシリアスなものが多いのですが、ジャッキー・チェンさんが出演する作品はユーモアがあって楽しいんですよね。

一番好きな映画は『プロジェクトA』です。予算がないなか、派手なCGもなく、スタッフみんなで知恵を出し合って体当たりでつくった雰囲気が好きですね。ジャッキー・チェンさんのようなおもしろいアクション俳優になりたいと思い、現在は大河ドラマや映画に出演させていただいています。

細かい動きが瞬時にできるアクション俳優を目指して

見出し2画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_杉山裕右さん_アクション俳優

細かい動きにこだわるアクション俳優でありたいと思っています。刀を使う殺陣にしてもさまざまな流派があり、動きがまったく異なります。身体が自然とそれぞれの流派に合わせて切り替わるように体得していきたいです。

殺陣だけでなく、殴る、蹴る、走るなどのアクションも作品に出演させていただくたびに学ぶことだらけです。たとえば、殴られた時のリアクションだけでも雰囲気が変わってしまいます。

私はジャッキー・チェンさんが好きすぎるあまり、殴られた瞬間にオーバーな表情でリアクションしてしまいがちです(笑) あまり表情を付けない方がシリアスな感じになりますよね。

俳優になりたての頃、アクション映画を見すぎていて、歌舞伎役者みたいと言われたことがありました。「もっと普通の人みたいに自然な動きをしてくれ」と言われた時に難しかったですね。

これからもいろいろな経験を積んで、作品ごとに自然な動きができるようにしていきたいです。最近はアクションの幅を広げるために、ブレイクダンスの練習もしています。

夢は世界的なアクション俳優になること

見出し3画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_杉山裕右さん_大河ドラマ

アクション映画は、子どもの頃に見た仮面ライダーやウルトラマンなどがきっかけとなり、映画やドラマと触れ合う最初のポイントです。人生のエンターテイメントのスタートであり、好きだからこそ、そこに戻ってくる場所だとも思っています。

目標は海外でも通用するようなアクション俳優になって、主演を務めることです。ジャッキー・チェンさんのようなおもしろいアクション映画で主演を務めたいですね。

シリアスな社会派映画ももちろん勉強になるし、自分の演技の幅を広げることができるのですが、最終的には自分が好きなテイストの映画で主演になれたら嬉しいです。家族みんなで見て楽しめて、エンターテイメントとしてのアクションが含まれている映画に出演して、見た人が笑顔になってくれたらいいなと思います。

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