ママクリエイターの指南書 Vol.7 一人の限界を超えて、“共に創る”という力〜チームで働くママクリエイターの挑戦〜

江田 可愛

江田 可愛

2026.01.21

ママクリエイターとしてチーム制作を牽引する江田さんの連載第7弾です。育児による時間の制約を「一人で抱える限界」ではなく「チームで補い合う価値」へと転換した背景を綴ります。個人のスキルを超え、互いの状況を尊重し合うことで生まれる“真の強さ”とは。ママだからこそ選べる働き方のヒントを探ります。

1. チームで働くという選択

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私はフリーランスの頃から、「チームで働く」という形を選ぼうと決めていました。
それは、ママになって初めて“時間の有限さ”を痛感したからです。

子どもがいると、思うように作業できない日もある。
熱を出す日も、保育園から呼び出しがかかる日もある。
そんな中で「すべてを一人で抱える」のは、どうしても限界があると感じました。

だからこそ、私は考えました。
限られた時間の中で、どうやったら効率よく、心を込めた仕事を続けていけるか。
そして辿り着いた答えが、「チームで働く」という選択です。

ママだからこそ、チームを組む意味がある。
それぞれが得意なことを生かし、不得意なことは思い切って誰かに任せる。
それは“弱さ”ではなく、“賢さ”であり、“共に夢を叶える選択”だと思っています。

2. ママが安心して働ける環境をつくる

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私のチームは9割が女性で、7割がママ。
だからこそ、“支え合う力”が本当に強いチームです。

「子どもが熱を出しました」
「自分が風邪をひいてしまって今日は動けません」

そんなときでも、メンバーがまず伝えられる環境がある。
そして、誰かがすぐに声をかけてくれる。
「大丈夫、ここは引き継ぐね」「何が残ってる?」
そんな言葉が自然に出てくる関係性です。

ママだからこその働き方。ママだからこその時間の使い方。
それをチームとして“仕組み”にできていることが、今の私たちの強みです。
ママが安心して働けるチーム環境をつくることこそ、最大のビジネスの土台だと感じています。

3. 絆を感じた瞬間

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絆を感じる瞬間は日々あります。
うちのチームは、これまで納期を守れなかったことが一度もありません。
それは、誰かが無理をしているからではなく、それぞれが自分の役割を理解し、チーム全体で支え合っているから。

印象的なのは、チームの中で“出産”を経験したメンバーのこと。
案件を担当しながらも、出産の時期をみんなに伝えて業務調整を行い、「ここまでは私がやります」「ここからはお願いします」と自然にバトンをつなぎました。
そして、子育てに少し慣れてきた頃に、自分のペースでまたチームに戻ってきてくれました。

ママだからこそ、女性だからこそ、その気持ちが分かる。
焦らず、待てるし、支えられる。
さらに、そのメンバーの出産をチーム全員でお祝いするために、みんなでZoomを繋ぎ、お祝いメッセージを収録して動画にしてプレゼントしました。
それはまさに、クリエイターの私たちらしい“お祝いのかたち”。
自分たちのスキルを「想いを届ける手段」として使えたことが、心から嬉しかった出来事でした。

4. 思いの方向を合わせること

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チームで大切なのは、技術の高さよりも“思いの方向”を合わせること。

私はディレクターと密にコミュニケーションを取り、
「誰が今どんな案件を担当していて、どんな強みがあるのか」
「どんな課題が起きていて、どう改善していくか」
を常に話し合っています。

それは単なる管理ではなく、みんなが最大限の力を発揮できるようにするための時間。
チームの誰もが“作業者”ではなく、“クライアントの想いを形にするパートナー”として動いています。

だからこそ、報連相や細やかな共有は自然と生まれます。
ママだからこそ気づける小さな変化や心配りが、動画のクオリティにも現れる。
そして、その積み重ねがクライアントの信頼につながり、チーム全体の誇りになっています。

5. まとめ 〜共に創る喜びを、次の 世代へ〜

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私はこのチームを、心から誇りに思っています。
信頼して任せて支え合う。
それができるからこそ、大きな仕事にも挑戦できたし、一人では叶えられなかった夢を現実にすることができました。

ママがチームで働くことは、ただ効率を上げるためではなく、「共に創る」という新しい働き方の形だと思っています。
誰かの得意が、誰かの弱さを支える。
誰かの挑戦が、誰かの希望になる。

そんなチームがもっと増えたら、ママたちの働く未来も、子どもたちの未来も、もっと明るくなるはず。

これからも、ママだからこそできる働き方、ママだからこそのチームづくりを続けながら、仲間と共に挑戦を重ねていきたいと思います。