元舞台女優が伝えたい「香りのセッション」の魅力

美音〜SHAON〜の代表を務める千原輝子(ちはら てるこ)さんは、元OSK日本歌劇団の経験を活かした「舞台表現」「香り」「自己理解」を融合した独自のメソッドで女性の支援事業をされています。「香りのセッション」の魅力やお仕事にかける想いを語っていただきました。
自身の経験を見本に、想いを形にしたい女性を香りのセッションで支援

私の仕事は、一言でいえば女性の支援です。女性ってやりたいことはいっぱいあるけれど形にするのが苦手だったり、たとえばメニューひとつにしても「本来ならこの値段にしたいけどできない」と踏み出せなかったりするので、そういう方のコンサルティングを仕事にしています。
想いを言葉にするのって難しいので、まずはそれをしっかり引き出すための香りのセッション、それから見た目も口紅ひとつ眉毛ひとつで変わってくるので、エステやメイクで自信を与えるということをしています。
そもそも自分が舞台に立つことになったのも、小学校6年生の卒業文集に「OSK日本歌劇団になる」と決めて書いたところから自分のシンデレラストーリーが始まったと思っています。あのときに書いたからこそ、本当にそれをやってもいいと自分に許可を出せたんですよね。それで実際にOSK日本歌劇団に入りました。
もっと違う世界を観たいと思って寿退団したのですが、こういうことを言うと怒られてしまうかもしれませんが、自分がそうやって生きてきたので普通のお母さんに会ったときに「こんなに夢を持っていない人が多いんだ」と衝撃を受けました。自分ができる範囲でここ、みたいな。「今は子育てしているから子育てに集中する」「子育てをしていたら他のことができない」と。「枠に収まっている場合じゃないよね」ということを伝えたいというところから今の仕事が始まっています。
怖さはありますし大変ですよ。それでも動けるのはやはりいろいろな人と会っているからだと思います。今は娘がOSKで活動していて、自分がやっていた青春時代を振り返らせてもらっている感覚なんですね。そこで当時の自分ができなかったことを娘にアドバイスしていて、これも一種のコンサルなんですよ。私が見本となって怖いところを乗り越えていくことが、ひとつの武器になると勝手に思っているのかもしれないですね。
主人とも実は何回か離婚の危機があって。起業している方は離婚している方も多いですし、私も「1人でも生きていけるし」と思ったのですが、ここで離婚したら普通の人と一緒だと思って(笑)。いかに仕事もしながら旦那さんをうまく操って、旦那さんが機嫌良くいながら子供たちを育てていこうと思いました。
思考を変える「香りのセッション」

私の仕事で一番最初に受けていただくのが香りのセッションです。3回でワンセットなのですが、3回受けると今の自分のスタートラインに立てます。自分の想いを口に出すことで、自分がどこに向かいたいのか、本当に何をしたいのかが明確になるので、一番最初にそこを言ってもらうようにしています。
既にそれが出来上がっている方たちには「見せる」ほうの指導ですね。自信のある自分、経営者の自分というのを見せるために、Zoomの背景や表情、声の出し方を伝授させていただくなど、自分のやりたいことをどう形にしていくかをアドバイスしています。
たとえば「味噌汁」というキーワードひとつでも、みんな違うんですよ。味噌汁の具が豆腐の人もいれば豚汁、わかめ、そもそも「お味噌汁は嫌い」という人もいます。お味噌汁についてのイメージを話すだけでも、その人の今まで生きてきたストーリーが見えるのです。
味噌汁をつくった人が「お母さん」と答えられる人は、お母さんが手作りの味噌汁を作ってくれた経験がある。反対に「味噌汁が嫌い」という人はほとんどインスタントでしか作っていないから良いイメージがない、ということがあったりします。そういうのをずっと紐解いていって、若かりし頃、幼稚園くらいの思考のブロックが未だに新しいことに挑戦するときのブロックであることに気づいてもらう。それが香りのセッションです。
香りは思い出に直結しているので、香っているときは気づかないのですが、香っている中で話していることをどんどん引き出していきます。そうすると「答えはわかっているけど自分ができていないからこれじゃない」と皆さん言い続けるんですね。「これが問題で、答えはもうすでにあなた自身が言っていますよね」というのを言ってあげています。
十本の香りを嗅いでもらって、好きか嫌いか、好きだったらどのようなイメージか、嫌いならどのようなイメージか、特に嫌いなほうだけを言ってもらうと、「今の自分には必要じゃない香りです」って言うんです。「この香りにはこういう意味があるんです」とお伝えして、そこである程度自分の問題と答えがわかるので、もう一度同じ香りを香ってもらうんですね。そうすると、香り方が変わってくるのです。その前は無関係と言っていたのが、「柑橘系ですね」「花の香りがしてきました」と言うんですよ。
多くの方が思考を操れないと思っているかもしれませんが、香りを香っていくと自分で自分の思考を操れることがわかってくるのです。すごいことだと思うのですが、これを表現してわかってもらうまでにはとても時間がかかります。早く自分が有名になって影響力を与えていって、誰でも自分の思考を変えられるし自分のやりたいように思い通りに周りを変えられる、と伝えていくのが自分の使命だと思っています。
乗り越えられない壁はない

私は全国にセミナーや交流会をやっていったところに人が集まっていってほしいと思っているのですが、問題がなくなることはないと思っています。問題がなくなるのは死ぬときで、生きている限り必ず何か問題は起こると思うのですが、絶対に越えられないような壁ではないんですよね。
「今の自分がステップアップするために出てきてくれてる問題なんだ」と思うと自分ごとで考えられるようになります。「今自分が何を学ぶべきなのか」「何を乗り越えなければならないのか」と自分ごとですべての問題を解決できる人たちをつくっていきたいです。
私自身を変えることはできないので、「私のことを嫌いな人は去って行ってください」と思っています。オープンハートで思っていることしか言わないと決めているので。ある程度営業トークは必要ではありますが、最終的に自分の言葉で伝えられる人を増やしたいので、まず自分がそう在ろうと思っていますね。
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