「自分がやりたいこと」に正直になれたママ起業家が語る!自分らしい生き方の秘訣

自身が子育てで悩んだときに救われたアドラー心理学のメソッドをもとに、「アドラー流・子育て×自己実現サポート」を展開し活躍されているあいさん。起業のきっかけや生き方で大事にされているポイントを伺いました。
アドラー心理学に救われた経験

アドラー心理学を用いた起業、Kindle出版、子育てサポートをしています。なりたい自分を叶えるトータルサポートという感じです。1年前に起業したときは子育てサポートから始めたのですが、サポートをしていくうちにお相手の家族関係が良くなり、やりたいことをやりたい、起業がしたい、という人も増えていきました。それなら自分のできることは何でもやってみよう、とInstagramやKindle出版のサポートから始めました。その後、周りから「無料だと申し訳ない」という声が上がり、事業になってきました。
きっかけは、2023年に第2子が生まれて上の子が3歳でイヤイヤ期が始まってしまったことです。仕事もバリバリやっている時期だったのでこのままだと仕事に支障が出てしまう、とイライラしていました。子育て本などを読んでも成果が出ず、旦那のせいにしてしまったり、実家のせいにしてしまったりして。うまくいかなくて実家に子どもを連れて帰ろうかと考えていたとき、たまたまアドラー心理学の本に出会いました。とてもシンプルに感じられたことと、そして、アドラー心理学を日本に広めた野田先生がたまたま同じ誕生日で運命を感じました(笑)。本屋にある本を全部衝動買いしました。それからアドラー心理学の子育て講座を知ってたくさん受けてみたところ、とても家族関係が良くなり、イライラも少しずつなくなっていきました。娘は言葉が出るのが遅かったのですが、それも根気よく待てるようになりました。
この経験をInstagramに投稿して広めてみようと思って広めたら、「私もやってみたい」といってくださる人が現れて今に至ります。
子育て講座で家族関係が改善したという声が続出

私はもともと、広告代理店で働いていました。ファーストフードやお菓子を扱っていて、皆の役には立っているけれど未来の役には立っていないのでは、というモヤモヤがあったのです。もっと子ども達が生きやすいことにこの自分の能力を使いたいと思っていて、アドラー心理学は背中を押してくれる心理学なので、やってみよう、駄目なら会社に戻ればいい、くらいの気持ちで始めました。
子育て講座では、「イライラすることがなくなった」といった声をいただくことが多いです。子どもの癇癪(かんしゃく)がなくなったという話や、学校のトラブルが多かったお子さんの家庭では、学校の先生から「最近は友達に良くしてくれるんですよ」と連絡をもらって泣いてしまったというお話もいただきました。DVの旦那さんがお皿洗ってくれた、自分のやりたいことで生きていけるようになった、といったお声もいただきます。
「人は、悩みは1つしか持てない」と言われているので、子育て支援ではまず、悩みがある人はアドラー心理学の5つの基礎的な考え方を家族で実践しながら良くしていってもらっています。「テレビを見るのがやめられません」というような現代的な悩みはアドラー心理学では解決できないので、脳科学でカバーしながら悩みをお伺いします。悩みは自分ではよくわからないので、マンツーマンで話して解消していく、またはグループで集まってみんなで解決していくようにしています。サポート体制を充実させていて、「いつチャットサポートしてもいいよ」と相談しやすく、仲間を感じられるような体制にしています。おかげで、「人生で出会った中で一番手厚い講座だ」と言われますね。逆に「大丈夫ですか」って心配されてしまうほどです(笑)。
アドラー心理学は結果ではなくプロセスを大事にするなので、自分が怖くなったときは勇気が足りないので1回休んだり、結果が出なくてもこのプロセスが自分のためになっていると捉えて、次は違うプランでやってみよう、と切り替えたりしています。あとは周りの人に話して解消するようにします。
もともと親のための人生を歩んできた私ですが、今は自分のために生きようと思っています。誰かに流されそうになったときは本当に自分がやりたいことなのかと自問するようにしてきたので、今は自分の人生を生きられていると思います。「自分らしく生きたい」などの悩み相談を受けたときは、その人なら絶対にできると信じて関わるようにしています。
直感的にやってみたいことはやってみる

今一番やってみたいのは、娘と一緒に海外出張に行くことです。LAや海の近くの地域だと、「昼から遊ぼう」みたいな陽気な友人が多くて。あの人たちと出会って自分は変われた気がするので、家族を連れて行って「日本ってみんな働き者だよね!でもここだとみんな楽だよね」というのを伝えたいです。
来年2026年には、アドラー心理学会アジア大会2026の日本代表として選出されました。これをきっかけに、海外の大学の教授やTEDでスピーチなどもやってみたいと思っているので、そちらでも海外出張したいですね、経費で(笑)。もともと外資系の広告代理店だったこともあって、お互いの人種の違いや文化の違いをディスカッションするのが好きです。自分の一番好きなアドラー心理学で、そうしたディスカッションをやってみたいという想いもあります。
私は、自分が本当にやりたいのかどうか、理屈ではなく直感を大事にして生きています。海の近くに海外出張というのも、とても非合理だと思うのですが。「やりたいならやったらどう?」というような、直感的にやってみたいというのがあります。幼少期は「こうしなさい」「ああしなさい」と言われることが多くて、社会に出ても体育会系の広告代理店にいたので、自由にやりたいという気持ちは強いです。