クイズ作家のすごい思考法

クイズ作家のすごい思考法

近藤 仁美(著者)

発売日:2025年02月07日

出版社: 集英社インターナショナル

人を「へえ!」と唸らせるクイズをつくりたい!
クイズ作家は、常に新たな情報・発想を探している。
ビジネスや生活に使える、すごい思考法がここにある。

クイズ番組・書籍は数あれど、プロとして活躍するクイズ専業作家は日本に10人ほど。
その一人、国際クイズ連盟日本支部長も務める著者が、知られざるクイズづくりの現場、クイズづくりの経験から得た知見を、軽妙に綴る。

視聴者を「へえ!」と唸らせるために、情報をどう組み合わせるのか。
数分で出したアイデアの裏取りに、なぜ1か月も時間をかけるのか。
答えが一つに定まらないとき、どう対処すればいいのか。
誤情報も混じるウィキペディアを賢く利用する方法とは。

クイズ作家の頭の中には、ビジネスや生活に役立つ知識・知恵が詰まっている。
その思考法は、人とのコミュニケーションや、自身の関心や想像力を拡げるのにも役立つ。
随所にちりばめられたクイズを楽しみながら、すごい思考法が身につく本。

(目次より)
第1章 3日サボるとクイズ作問力が落ちる
――ふだんやっている能力アップ法
毎日、問題は多くて70問つくる
不得意分野を克服する
「知っていること」に「知らないこと」を掛ける
悩みの“ワクワクバランス”をどうするか
ウィキペディアの賢い利用法

第2章 ヒントは“日常”の隣にある
――クイズは入口であり出口である
日常のものに疑問を感じる――非常口のマークはなぜ緑色?
金魚がいれば銀魚もいる?――妄想を歓迎する
ビールの泡はアルコール度数が低いのか?
情報を体験しにいく

第3章 クイズ作家の収入は何で決まるのか
――「誰も解けない」も「みんなが解ける」もダメ
クイズ作家はクイズ王……とは限らない
「へえ!」をつくる仕事
そのクイズ、明日、人に話したくなる?
クイズ作家のお仕事_作問、裏取りが山場、監修者との付き合い方、ピンブーおよび読み合わせ

第4章 情報の扱い方で生き残る
――得意分野とその伸ばし方
悩める人は「アメリア・イアハート狙いで」
「他人の案」を通せる人が生き残る
終わる仕事にはオマケをあげる
“場”を読み、出題の傾向を変える

【著者略歴】
近藤仁美 (こんどう・ひとみ)
クイズ作家。1988年、三重県生まれ。早稲田大学教育学部卒業および同大学院修了。在学中からクイズ作家として活動を始め、日本テレビ系『高校生クイズ』の問題作成を15年間担当したほか、『頭脳王』『クイズ! あなたは小学5年生より賢いの?』『せっかち勉強』などのテレビ番組や、各種メディア・イベント等で問題作成・監修を行ってきた。2018年より国際クイズ連盟日本支部長。クイズの世界大会では日本人初・唯一の問題作成者を務める。