生演奏とベリーダンスの饗宴「Arins 10周年 BellyDance Party」

伊藤 達郎

伊藤 達郎

2026.03.19

洗足学園音大卒後、則竹裕之(のりたけ ひろゆき)氏のローディーを経て独立。現在は演奏・指導・執筆と多方面で活動する打楽器奏者の伊藤達郎(いとう たつろう)さん。多くの著名人と共演を重ね、ベリーダンスとのセッションで体感した、呼吸で通じ合う「生演奏ならではの音の対話」と、その一瞬に宿る美学などについてお話を伺いました。

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ベリーダンサーのEman Cherryさんが率いる「BellyDance Arins」を4月4日(土)銀座にてベリーダンスショーを開催します。

今年で10周年を迎える[Arins]は、今回のショーはこれまで支えてくださった皆様への感謝を込めた特別なステージをお届けいたします。

ショーの前半は、[Arins]の生徒さんが披露するベリーダンスショー《Hafla》が行われ、後半のステージは私、伊藤がダラブッカ奏者(ベリーダンスに必須な中近東打楽器)として出演し、Emanさんのベリーダンスと共演します!

見出し1画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_伊藤達郎_リハーサル

-リハーサルをやって気付いたこと-

先日ベリーダンスとダラブッカでリハーサルを行いました。これまで自分の演奏で使用する機会はありましたが、実際にベリーダンサーと一緒にやるのはこれが初めてです。実際に踊りと一緒にやり取りをしてみると、話を聞いている以上に、リズムが“音”ではなく“身体の言葉”として返ってくる感覚があり、ダラブッカの一打一打がダンサーの呼吸や視線と直結していることを体感しました。

ベリーダンスは単なるダンスではなく、感情や物語を身体で語る芸術であり、そのゆるやかな揺らぎや流れるような動きには、他のジャンルのダンスとは異なり、力強さよりも“内側から滲み出る女性性”や“呼吸と共に揺らぐ美しさ”が際立っていて、その一瞬一瞬に独特の色気と神秘性が宿っていました。

見出し2画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_伊藤達郎_生演奏と音源

-生演奏と音源でダンサーがどう捉えているか-

音源で踊る場合、楽曲はすでに完成された世界であり、ダンサーはその枠の中で最大限の表現をします。テンポも展開も決まっていて、ある意味“完成された絵”に身体を重ねていく感覚です。しかし生演奏の場合は違います。テンポは呼吸で揺れ、強弱はその場の空気で変わる。ダンサーの一瞬の視線や腰のアクセントに反応してリズムを伸ばしたり、あえて間を作ったりすることができる。そこには決められた正解はなく、音と身体がその瞬間ごとに会話をしていきます。

特にベリーダンスのように、繊細なアイソレーションや内側から湧き上がる表現を持つジャンルでは、その“揺らぎ”が大きな魅力になります。

生演奏では、その揺らぎをさらに増幅させることができる。ダンサーが挑発するように動けば音で応え、静かに溜めればこちらも息を潜める。まるで即興の対話のようでした。

音源が“完成された美”だとすれば、生演奏は“生きている美”。

同じ振付でも、同じ曲でも、二度と同じ瞬間は生まれない。それが何よりの違いであり、最大の醍醐味だと感じました。

10周年という節目の舞台で、Emanさんの身体表現と真正面から向き合い、新しい音の対話を生み出せることを心から楽しみにしています。

銀座でお会いできることを、楽しみにしております!

見出し3画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_伊藤達郎_CLUBArins

CLUB Arins

~Arins 10周年 BellyDance Party~

開催日:2026年4月4日(土)

スケジュール:

11:20     Open

11:40〜 一部 Hafla

13:00~ 二部 生演奏Show

★ダラブッカ(Drum&Perc:)伊藤達郎 & Eman のコラボ生演奏Show

会費:2,500円(3才~小学生2,000円) *完全予約制
会場:RUAN 東京都中央区銀座8-10-2ルアンビル1F / 銀座駅A3出口、新橋駅銀座口より徒歩約5分

Eman Cherry / instagram
https://www.instagram.com/eman.bellydance?igsh=MXh0NG5qYWN3bmd3ZQ%3D%3D

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