25歳で独立した若手起業家が、マーケティングを駆使してセルフ足つぼを世界へ広げる

鈴木峰雄(すずきみねお)さんは、25歳のときに健康食品業界で独立し、健康のプロフェッショナルとして活躍されてきました。セルフ足つぼというセルフケアに出会い、その活動を広げていくとともに、戦略的なマーケティングにより売上を右肩上がりに伸ばしています。そんな鈴木さんのセルフ足つぼに対しての熱い想いやマーケティング戦略、今後の展望についてお話しいただきました。
セルフ足つぼとの衝撃の出会いと使命

セルフ足つぼとの出会いは、現在仕事のパートナーである木村さんがやっている整体が始まりでした。木村さんの奥様と一緒に仕事をしていたことがきっかけで、施術を受けるようになりました。
最初は足つぼにあまり興味がありませんでした。木村さんが足つぼの施術が得意で、台湾に修行に行ったことを聞いてはいましたが、あまり関心がありませんでした。
台湾の修行でセルフ足つぼを習得し、木村さんの患者さんに指導したところ、2日に1回施術を受けに来ていた60代の女性が20日間来院しなくても大丈夫になったそうです。それを聞いて、セルフ足つぼには効果があるんだということがわかりました。
ただ、その話を聞いたときもまだあまり興味はわきませんでした。ですが、その女性が後日自分で描いた絵を持って整体院を訪れたそうです。そのとき、前は絵を描く元気がなかったけれども、セルフ足つぼを実践し始めてからは絵が描けるようになり、今ではこの絵を売っていくのが目標になりました、とおっしゃって帰っていったという話を聞きました。そのとき僕はセルフ足つぼの可能性を感じ、これを広めていきたいと強く思うようになりました。
これが世界中に広がれば60歳、70歳、80歳になっても元気な高齢者が増えたら日本の経済も社会も良くなる、というイメージが一気に広がって、セルフ足つぼを僕の生きがいにしようと考え、当時携わっていた事業から撤退する決心をしました。
人との出会いで圧倒的なマーケティング戦略を味方に事業を黒字化

最初は動画を作成したり、友人に声をかけたりしてオンラインでセルフ足つぼの体験会をやったら大好評でした。そこで、さらに価値を実感し、SNS発信などのマーケティングにも力を入れました。
まずセルフ足つぼを始めて気づいたのは、手が痛くなることでした。なので、足つぼ棒を作って販売し始めました。それがきっかけになって足つぼが広がっていったらいいなとは思っていました。そのころにマーケティング会社を経営されている社長さんにオンラインの記憶術に関する先生を紹介していただきました。先生にセルフ足つぼの話をするとその話に共感してくださり、50代~90代の方が15万人視聴する動画に、足つぼの実演や対談で出演させていただくことができました。その体験会をきっかけに事業が黒字化し、体験会は600人が参加するまでに大きくなりました。また、ツボ押し棒も約1000本を売り上げることができました。今ではそのマーケティング会社と二人三脚でチャレンジする関係性にもなりました。
今後はどのつぼを押せばいいか相談できるchatbotの制作やピラティスの先生とオンラインの健康プログラムをつくることにチャレンジしています。今はBtoBに力を入れていますね。
セルフ足つぼを広める使命を背負い、社会課題解決にチャレンジ

25歳の時に独立をして、ずっと健康の事業をやってきました。健康の事業を始めたのは、自分自身が健康に自信がない20代を過ごしていたなかで、健康食品に助けられたことがきっかけです。生涯健康でいられるようにと健康に関してずっとアンテナを張ってきました。
そんな中でこのセルフ足つぼに出会い、日々歯みがきをして歯の健康を保つように、足のケアをして自分の足の健康を保つこと、整体に頼るのではなく足のセルフケアができることを広めていきたいと感じるようになりました。セルフケアと言ったらセルフ足つぼだよね、といわれるくらい常識にしていきたいです。
その先に、寝たきりになる人を少しでも減らして、その人に関わる家族の負担が減ったり、介護の人手不足や負担が減っていってほしいなと思っています。
だからこそ、もっとセルフ足つぼを広げていかなければと考えています。