ママクリエイターの指南書 Vol.5 〜私らしさで選ばれる時代へ。セルフブランディングのすすめ〜

江田 可愛

江田 可愛

2025.08.12
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江田可愛(えだかあい)さんは、自分の「ワクワク」を軸に行動し続ける女性経営者です。2児のママとしての強みを最大限活かし、ママクリエイターのチームをつくり、自分らしい働き方を確立してきた江田さん。彼女だからこそ提供できる「セルカツ」のサービスについて、詳しく伺いました。

1. 自分の「ワクワク」がブランディングの起点になる

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ママであること。そして、自分自身がワクワクすること。これは、私がクリエイターとして、起業家として、何より一人の人として、絶対にブレない軸です。ママだからこそ、時間や環境に制約がある。だからこそ、自分の感情に嘘をついてまで誰かに合わせるのではなく、「私が心からワクワクするか」を判断基準にしています。

プロジェクトを選ぶときも、出会う人を選ぶときも、「この人とだったら楽しそう」「この未来を一緒に創れたら最高だな」そんな直感を何よりも大切にしてきました。そうすると、不思議と周りにもその熱が伝わって、「なんか面白そう」「一緒にやりたい」と言ってもらえる。それが自然なセルフブランディングにつながっていると感じます。

周りからはよく「楽しそうに仕事してるね」と言われます。それは、自分自身の心からのワクワクを大切にしているから。私にとってブランディングとは、自分を飾ることではなく、自分の“芯”を太くすること。そして、その芯を言葉や行動で発信していくことなのだと思います。

2. 発想力と行動力が導く「私らしさ」

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私はアイディアが浮かんだら、すぐに動くタイプです。誰と組もうか、どう進めようか、どこに相談しようか。考える前に、体が動いています。これまで数々のプロジェクトを立ち上げてこられたのも、思いつきを「そのままにしない」性格があったからこそだと思っています。

ただ、全部一人でやってきたわけではありません。むしろ、一人ではできなかったことばかりです。自分にはない視点を持っている仲間や、経験豊富な先輩の力を借りながら、毎回新しい景色を見てきました。経営者は孤独と言われるけれど、「一人で抱えない」と決めているからこそ、私の仕事はいつも楽しく、学びに満ちています

セルフブランディングも同じです。「自分の強みがわからない」「どう発信したらいいかわからない」そう悩んだときは、迷わず相談します。自分の魅力は、案外自分では気づけないもの。だからこそ、人と関わることで、自分を見つけていく——それが、私のブランディングの仕方です。

3. 「ママであること」を隠さない時代をつくる

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私が本格的にブランディングを意識し始めたのは、起業して、自分が“会社の顔”になったときです。最初は、「ママ」という立場をどう出すか迷っていました。ママであることが、マイナスに働くのではないかと感じていたからです。

でもある時、交流会で「ママであることを隠さなくていいんだ」と言ってくれた方の言葉にハッとしました。自分が発信することで、誰かの肩の力が抜けたり、「それでいいんだ」と思えたりするなら、それはすごく価値のあることじゃないか。そう気づいてからは、「ママであること」を堂々と発信するようになりました。

ママって、本当にすごい存在です。限られた時間の中で最大のパフォーマンスを出すし、マルチタスクは日常だし、判断力も行動力もある。そんなママたちにこそ、もっと自分を認めて、発信して、選ばれる存在になってほしい。私はそのロールモデルの一人になれたらいいなと思っています。

4. セルフブランディングが切り拓く未来

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発信をとおして気づいたのは、「届けたい思いは、発信しないと届かない」という当たり前のことでした。最初は、自分の思いや考えを表現するのが怖かった。でも、Instagramやコラム、音声ラジオなど、自分なりに工夫して発信することで、少しずつ共感の輪が広がっていきました。

中でも印象的だったのが、「時間管理やタスク整理」について書いたコラム。自分の当たり前が、誰かにとっては価値になる。そう気づいてからは、迷ったら「やってみる」。わからなかったら「相談する」。このシンプルな行動指針を大切にしています。

そして、もう一つの大きな転機が、「セルカツ」というプロジェクトの立ち上げ。ワクセルコラボレーターでプロフィールスタイリストの岡田 慶子さんとタッグを組み、自己紹介を“魅せる”動画にする取り組みです。これも、私がセルフブランディングに悩み、模索してきたからこそ生まれたもの。自分の経験が誰かの役に立つ。こんなに嬉しいことはありません。

5. まとめ 〜あなたは、「あなたである」だけで価値がある〜

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今の時代、「何を買うか」よりも「誰から買うか」が選ばれる時代。だからこそ、「あなただから頼みたい」と思ってもらえる自分になることが、何よりのブランディングです。

ママであること。未経験からのスタート。時間の制約——それらは、決してマイナスではなく、むしろ“選ばれる理由”になります。あなたの中には、すでに十分すぎるほどの魅力が詰まっています。

セルフブランディングは、自分を大きく見せることではありません。あなたがあなたであることを、誇りを持って伝えること。それが、未来のチャンスや仲間、仕事につながっていきます。

一人で悩まないでください。子育ても、仕事も、ブランディングも——全部、誰かと一緒にやればいいんです。自分らしく働き、自分らしく生きるママが増えたら、きっと社会はもっと明るく、希望に満ちた場所になるはずです。

さあ、自分だけの魅力を信じて、一歩を踏み出してみませんか?