「ダンスは誰でも楽しめるもの」初心者専門ダンススクール『BEREEVE』が目指す未来

ERi

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2024.10.18
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ERiさんは専門学校を卒業後、ダンス教室の統括マネージャーとして約20教室を運営した実績を持ち、退職後にはバックダンサーやインストラクターとして活躍。2022年3月に初心者専門ダンススクール『BEREEVE』を立ち上げ、全国展開を目指しています。そんなERiさんに、ダンスの魅力やこれまでの経緯を伺いました。

18歳からダンスをスタート

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私は現在、初心者専門ダンススクール『BEREEVE』を運営しています。私が本格的にダンスを始めたのは18歳からです。周りと比べると少し遅いスタートだったかもしれません。

ダンスとの出会いは、高校3年生の夏。学校近くに新しくできたダンススクールに、友達と遊び感覚で体験レッスンに行ったのがきっかけです。その瞬間から、私はダンスにドはまりしました。

初めてのレッスンでは思うように踊れませんでしたが、音楽に合わせて体を動かすその瞬間が、とても楽しかったのです。当時は就職活動中だったのですが、ダンスをやりたい!どうせダンスをやるなら極めたいと思い、ダンスの専門学校に進むことを決意しました。

専門学校を卒業した後は、キッズダンススクールのインストラクターから教室の立ち上げ、運営などの経験を経て、上京をきっかけに「初心者の大人向けにレッスンしてみないか」とオファーをいただいたことが、現在の『BEREEVE』につながっています。

スクールに来てくださる方々は、まさに超初心者の方ばかりです。「首が寝違えたから運動が必要だと思って来た」「人生一度きりだから試してみたい」という方や、「ただ音楽が好き」という方まで、本当にさまざまな理由でいらっしゃいます。

私のクラスでは、20代から50代まで幅広い年齢層の方が参加していて、男女比もほぼ半々。とても仲が良く、クラスの後に皆で飲みに行くこともありましたし、生徒同士で交流を深めることもよくありました。

40〜50代の男性たちが「兄貴!」と呼び合う姿や、20代の若い人が年上の生徒に仕事の相談をしている姿を見て、「素敵なコミュニティが成り立っているんだな」と嬉しく思います。

家と職場の往復という生活の中で、習い事を始めることで新しい友達ができたり、人とのつながりが生まれたりします。それが、人生の生きがいにつながることもあると思います。だからこそ、自分のスクールを持ち、ダンスを教えながら「仲間が集まれる場」をつくりたいと思い、独立を決意したのです。

初心者向けダンススクール『BEREEVE』

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私にとってダンスの魅力は、「カッコイイ動き」だけではありません。むしろ、正解がなく、ゴールのない自己表現という点が一番の魅力です。世の中の多くのことには正解があって、そこに向かって努力を続けたり、勝ち負けを決めたりしますが、ダンスは自己表現なので終わりがないのです。

自分の感情や思いをダンスを通して表現し、ステージで観客に伝わった瞬間の感動は言葉にできません。お互いに通じ合ったと感じる瞬間こそ、ダンスの醍醐味だと思います。

「ダンスをやってみたいけれど、なかなか踏み出せない」という大人は意外とたくさんいます。その一歩を踏み出すのは確かに難しいかもしれません。『BEREEVE』では、初心者がその一歩を踏み出せる場所として、「ダンスの楽しさ」をしっかり伝えたいと思っています。

子どもとは違って、大人はどうしても「考えすぎてしまう」部分があります。体験レッスンでも、生徒さんによってまったく違う動きをするのが面白いところです。同じ動きを教えているのに、それぞれの個性が出てくるんですね。それぞれの特徴を捉えて、分かりやすく教えることを心がけています。

「センスがない」と思いがちな方でも、練習を重ねるうちに確実に上達していきます。リズムが取れるようになると、振り付けを覚えるスピードもどんどん上がり、余裕が出てくるんです。

最初は「楽しく運動できればいい」という思いで始めた方も、ダンスの魅力に気付くと「この曲で踊りたい」「この振り付けをやってみたい」と積極的にリクエストしてくれるようになります。そうした姿を見ると、ダンスの凄さを改めて感じます。何事もそうですが、継続することが自信につながり、楽しく続けられるダンスの魅力を実感しています。

ダンスを通じて、日本中の人々をハッピーにしたい

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“初心者でも始められるダンススクール”として、『BEREEVE』が広く認知されるよう、これからは全国に展開していきたいと考えています。ダンスは「踊って楽しい」だけでなく、脳にも良い影響があると科学的に証明されています。

『BEREEVE』は、幸せホルモンがたくさん分泌されるようなダンススクールにしたいと思っています。そして、全国に展開することで、「日本中の人々をもっとハッピーにしたい」というのが私の大きな目標です。

「ダンス=カッコいい」というイメージが強いかもしれませんが、それだけではなく、「誰でも楽しめるもの」ということをもっと多くの人に伝えたいです。

月に一度開催している『ダンス飲み会』をきっかけに参加してもらっても構いませんし、「飲み会前に少し運動してカロリーを消費しよう」くらいの軽い気持ちで始めてもいいんです。「友達をつくりたい」「ちょっとダンスを体験してみたい」といった理由でも、ダンスを始めるきっかけはそれぞれで良いと思います。

今後は、こうした気軽なきっかけを提供しながら、ダンスを通じて人と人がつながり、豊かな時間を過ごせる場所をつくっていきたいと思っています。

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