経営者対談

漢方薬剤師、心理カウンセラー
「結城 奈美枝」×ワクセル

前回に引き続き、漢方薬剤師・心理カウンセラーの結城奈美枝さんにインタビューをさせていただきました。

今回はダイエットについてのお話です。

整体師の藤井先生にもお越しいただき、ワクセルコラボレーターの窪田有美(くぼたゆみ)さん、ワクセル総合プロデューサーの住谷知厚(すみたにともひろ)がインタビュアーとしてお話しをうかがいました。ぜひ最後までお楽しみください。

ダイエット=食べないではない。食べること、そして食べる順番が大事

結城: 前回のインタビューのときにダイエット企画が立ち上がって、ワクセルのスタッフさんに3ヶ月で-20kgを目指すというものを実施したんです。

「元気に、かつ健康になってもらうこと」をダイエットよりも大切な目標としました。痩せるだけではなく、眠れないというのが(スタッフさんの)1番の課題でした。

なかなか熟睡できず、朝方には自然と目覚めてしまうというワクセルスタッフ。 企画が始まったときには自分でもわかるくらいの無呼吸症候群だったそうだが、今はしっかりと改善され、ぐっすりと眠れるようになったと話している。 なんと普通に生活をしながら痩せていったそうで、無理なく継続することが可能だった。実際に減った体重は-10kgだったが、内臓脂肪も減り、目標としていた「元気に、かつ健康な状態」になることができたとのこと。

窪田: 継続できるというのは、食事に秘密があるということですか?

結城: 私も3か月で8kg痩せたときに、全然食べてないんじゃないかと言われていました。だけどお腹いっぱいなくらいしっかりと食べて痩せたんです。

住谷: 「ダイエットする=食べない」と思っていました。食べてもいいんですね!

結城: 食べないといけないんです。そしてただ食べればいいということではなく、「噛むこと」が大事です。

しっかりと噛むことで脳に刺激がいくので、満腹中枢も刺激されます。早食いはやめた方がいいですが、ゆっくり食べればいいわけではなく、噛むことが大事なんです。

窪田: 結城さんが成功した食事の順番はありますか?

結城: 食事の順番は、まずは【味噌汁のような汁ものや白湯を飲む 】こと。胃を最初に温めることが大事です。

漢方も一緒です。中国の人たちも熱いお茶をまず飲んで、胃と内臓をあたためているんです。

そして次は【繊維質もの、硬いものから食べる】こと。よく噛むためにも効果的です。

そして、【野菜は濃い色のものから食べる】こと。ほうれん草などの青物から食べるといいですね。小松菜・ブロッコリーもいいです。

濃い色の野菜を食べたら、そのあとに【豆腐】【魚】【肉】を食べます。魚はサバなどの青魚がお勧めで、肉は牛肉→豚肉→鶏肉の順がお勧めになります。

食事・運動・睡眠のバランスを整えること

窪田: 今回の企画のためにサポートいただいた方がいるそうですね。

結城: 整体師の藤井先生です。

痩せるために食事を制限する人が多いと思うんです。そして運動をする。しかし、食事を減らして運動ばかりしてしまうのは体には悪いんです。

食事制限だけで痩せるのではなく、≪食事・運動・睡眠の3つのバランス≫がとても重要になります。3つのどれかだけで痩せようとするのは無理があるんです。

どれかのバランスが崩れてしまうと太りやすくなるので、トータルで整えることが大事です。そして、この3つの中でみんなが見落としがちなのが【睡眠】です。

窪田: 寝ない方が痩せると思っている人も多いような気がします。

結城: 寝る子は育つというように、寝ている間に成長ホルモンが出ることがわかっています。

成長ホルモンは熟睡したときに出るもので、若返りホルモンとも言われ、代謝をよくするホルモンです。

この睡眠の効果を見逃してしまう人が多い。そこで藤井先生に睡眠の部分をサポートいただきました。

妊活にも影響する睡眠の大切さ

藤井: トレーニングするときには、まず体が曲がっているかまっすぐなのかを確認します。

そして眠れる体を作るようにするんです。

結城: そこの強化は私ではなかなかできないので、藤井先生に力をお借りしました。

普段は妊活で先生と連携をしているんですが、働いている女性でなかなか妊娠しない人・眠れていない人は割と多く、骨盤の整体をしながらぐっすり寝ることを実践してもらったら妊活の成功率が上がったんです。

なので、ダイエットについても藤井先生にお願いしようということになりました。

窪田: 高齢になっても妊娠をあきらめたくないと思う女性に希望を与えますね。

結城: 寝てくださいと言ってもなかなか眠れない人も多いし、睡眠時間を長く取ってもぐっすり寝れなかったら意味がない。

短時間でもぐっすり寝れるように藤井先生に施術をしてもらいます。

藤井: 施術をすることで体がゆるんで、その結果脳が休もうとします。これを自宅でできるように指導しています。

結城: ぐっすり眠れて、たくさん食べられて、運動は普段の生活の中で少し動くことを心掛ける。それだけで、運動・食事・睡眠の3つ全てをバックアップして機能するようにしたのが大きいですね。どこかを制限するということはしていません。

窪田: いい睡眠をとっていれば、仕事もはかどりますよね。

食事・運動・睡眠の3方向からサポートをして、元気な日本にすることが目標

住谷: 睡眠が大事なこと、3つのバランスが取れている状態を常に保つ・意識することが大事だということがわかりました。

これは自分だけでは気づけないですね。

結城: 「食事・運動・睡眠」の3つのバランスが重要で、食事の延長線上に漢方薬があります。

なので食事については私が、睡眠は藤井先生が、運動については運動のプロがまた別にいて、その3人で全面的にバックアップしてバランスを一気にあげる。本当の意味での元気をみなさんに提供できたらなという想いがあります。

住谷: 今後の展望を最後におうかがいできますでしょうか。

結城: 一人一人を元気に。そしてお仕事に集中してもらいたい。

ぐっすり眠れて次の日さわやかな気持ちで仕事ができたら頭も冴えるだろうし、いいパフォーマンスが出せると思うんです。

働く女性・男性・社会を元気にしてあげたい。

「食事・運動・睡眠」をそれぞれのプロたちが集結して、みんなの元気をバックアップすることで日本を元気にできたら最高ですよね。


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