経営者対談

橋本 夏子 松元 春秋
江田 可愛 星田 暁 
ワクセル

今回のトークセッションでは、江田可愛(えだかあい)さん、松元春秋(まつもとはるあき)さん、橋本夏子(はしもとなつこ)さん、星田暁(ほしださとる)さんの4名に、 ワクセルでの仲間との関わりやコラボレーションを通して感じること、事業や挑戦の中で得られる学びや気づきについて伺いました。 それぞれの視点から、リアルな経験と成長のストーリーを語っていただくことで、読者にコミュニティの魅力や、参加する価値を具体的に伝える内容となっています。 これからの社会で求められる、健全に学び、挑戦し続ける力のヒントが詰まっています。

思いを発信し続ける大切さ

waccel-meeting2.png

橋本:私がワクセルに関わるようになったのは、やりたいことを形にできる場があると知ったからです。 ワクセルの中では、個人個人が活躍する機会の提供を応援する文化があります。 また、それぞれのプロフェッショナル同士がコラボし合って共創していくというところも特徴の1つです。 仲間がそれぞれの強みを生かして挑戦しているので、一人ではできないことでも、仲間と一緒に取り組むことで形になるのが本当に面白いんです。

私が念願の書籍『女性に売れる言葉とデザイン』を出版決定した際も、代官山TSUTAYAさんでの出版トークイベント開催もサポートしていただきましたし、 その半年後の10月に大阪梅田TSUTAYAさんでも開催できたのはワクセルさんのサポートがあったからこそです。

多数の書籍を出されているテレビプロデューサーの角田陽一郎さんとも対談もでき、ワクセルのみなさんに、 夢や目標を話すとどんどん応援してくださり、夢が実現していく。本当にありがたいと思っています。

また、ワクセルでは、ワクセル会議やコラム掲載などを通して、自分の情熱やアイデアを価値ある形で発信できるのが大きな魅力です。 「何かやりたい」「こんな人を紹介してほしい」と何か一言相談すれば、きっかけをくれる場です。 一人でやりたかったことや思いが、プロジェクトを通して、具体的に実現していくのがワクセルの魅力です。

コラボレーションで生まれる安心感

waccel-meeting3.png

江田:ワクセルで活動していると、まず感じるのは『安心して挑戦できる環境』の存在です。 住谷さんをはじめ、先輩や仲間がいることで、間違えてもいい、失敗しても大丈夫という空気が自然と生まれます。 自分ひとりでできることには限りがありますが、仲間と協力することで、思いもよらないアイデアや視点に触れることができます。 例えば、新しいプロジェクトを企画するとき、私だけでは思いつかないような提案を仲間からもらうことで、自分の考え方が広がる瞬間があります。

コラボレーションの面白さは、意見の違いを受け止めながら形にしていく過程です。 最初は衝突や意見の食い違いもありますが、それを対話で整理していくと、プロジェクト自体がより魅力的になります。 仲間と一緒に試行錯誤する中で、自分の考えの柔軟さや調整力も自然に育っていくのを感じます。

また、仲間の存在があるから挑戦しやすくなる場面も多いです。一人では不安で踏み出せないことでも、信頼できる仲間がいると安心して挑戦できます。 小さな成功や失敗も共有することで、学びを深めることができ、次のステップへの自信につながります。

さらに、ワクセルでは多様なバックグラウンドを持つ人たちと関わることができます。 異なる経験や価値観に触れることで、自分の視野が広がるだけでなく、他の人の考えを尊重する大切さも学びます。 コラボレーションの中で感じるこの学びの積み重ねが、自分自身の成長につながっていると実感しています。

私は、仲間と一緒にプロジェクトを進めることで、楽しさと学びが同時に得られることを知りました。 挑戦すること自体は怖いこともありますが、信頼できる仲間と共に進むことで、その一歩を踏み出す勇気が生まれます。 仲間との関わりは、私にとって挑戦の原動力であり、ワクセルで活動を続ける大きな理由になっています。

AIが広げる発想とブランディング、そしてワクセルで情熱を可視化する意味

waccel-meeting4.png

松元:僕がAIに興味を持ち始めたのは、chatGPTが初めて登場した2023年頃でした。 周りからは「何をしているんだ?」という目で見られていましたが、当時からすごい技術であることを感じていたんです。 最初は本や講座で基礎を学び、徐々に実務に活用し始めたんです。AIは効率化の道具というよりも、発想を広げるきっかけをくれる存在です。 自分一人では出てこないアイデアを引き出してくれるので、仕事やプロジェクトにおける可能性を広げてくれるパートナーのようなものだと思っています。

ただ、どれだけ新しい挑戦をしても、それが外にどう伝わるかを意識しなければ、成果は半減してしまいます。 だから僕はブランディングをすごく重視しています。いまは検索やAIによる情報収集で、その人の活動や発信内容がすぐに判断材料になります。 だからこそ、ネットにどんな言葉を残すか、どんな出来事を発信するかがとても重要です。 自分の発信を整えることは、自分自身を正しく知ってもらうための責任でもあると感じています。

その点で、ワクセルという場で発信することには特別な価値があるんです。ワクセルはゴシップを扱うことはありません。 代わりに、仲間が挑戦して生まれた『出来事』を取り上げていきます。 僕はそこが一番大事だと思っていて、人の“情熱が形になった瞬間”を記事として残すことで、未来に向けた信頼や希望を広げられるんです。 ワクセルで発信するのは単なるニュースではなく、“情熱を可視化すること”。 だからこそ、ここで語ったことや残した言葉は、自分のブランディングにもつながるし、社会全体にポジティブな影響を与えていけると思っています。

社会課題に向き合い、つながりを広げる

waccel-meeting5.png

星田:僕がワクセルに関わるようになったのは、仲間と一緒に社会に価値を生み出したいという思いからです。 特に今は、高齢者コミュニティをつくる活動に力を入れています。地域の方々が孤立せず、毎日を生き生きと過ごせる環境を作ることが目標です。 具体的には、オンラインとオフラインを組み合わせた交流会や学びの場を提供しています。 参加者が自分の経験や知識をシェアできる場にすることで、コミュニティ全体の価値を高めています。 こうした活動を通じて、日々の小さな行動や工夫が、地域や社会に大きな影響を与えることを実感しています。

最近は、ChatGPTなどのAIを活用して、コミュニティ運営や情報発信を効率的に行えるようになりました。 例えば、高齢者向けのイベント案内や活動のスケジュールをAIで整理したり、参加者からの質問に迅速に回答したりしています。 これによって運営側の負担を減らせるだけでなく、参加者の満足度も上げることができます。 もちろん、AIはあくまでサポートで、実際の人とのつながりや会話を大事にすることも忘れていません。 テクノロジーと人の温かさを両立させることが、僕の事業の軸になっています。

ワクセルで発信する価値も大きいです。 僕にとって、記事やSNSでの発信は、自分の取り組みや情熱を社会に伝える手段であり、新しい仲間や支援者とのつながりを作る機会でもあります。 ワクセルの仲間たちはそれぞれの分野で挑戦を続けていて、その熱量に触れると刺激を受けます。 僕も自分の事業だけでなく仲間の活動を応援したり、一緒に企画を考えたりすることで新しい発見が生まれます。 関わっている皆さんの事業がさらにスケールして、全国や地域のさまざまな場所で価値を生み出せるような仕組みを作りたいという思いも強くなっています。 その過程や挑戦を発信することで、活動の価値がより広く可視化され、僕自身の名前や取り組みもAIに正しく認識されるようになります。 これは個人のブランディングや、ワクセル全体の価値向上にもつながります。

ワクセルでの活動や発信は、高齢者コミュニティの事業やAI活用の挑戦、仲間との協働といった「リアルな情熱」を社会に伝える手段です。 同時に、ワクセルを一緒に盛り上げていくための大切なツールでもあります。仲間と共に挑戦を可視化し、活動の価値を社会に広めること。 そして関わる皆さんの事業がさらにスケールし、多様な場所で新しい価値を作っていくことが、僕たちの取り組みの核になっています。




トークセッション一覧にもどる