経営者対談

Mother株式会社 代表取締役
岡清華 × ワクセル

今回のゲストは、Mother株式会社 代表取締役の岡清華(おかさやか)さんです。岡さんは大学在学時からモデル活動をスタート。大学卒業後は管理栄養士の資格も取得し、ハワイのカウアイ島に渡ってアーユルヴェーダを学び、そこでヨガインストラクターの国際ライセンスも取得されています。

現在はアーユルヴェーダを多くの人に伝えるため、スクールやイベント、商品開発など多岐にわたる事業を精力的に展開中です。

ワクセルコラボレーターでタレントの渋沢一葉(しぶさわいよ)さんとメディアマネージャーの三木が、アーユルヴェーダについて詳しく伺いました。

無理なダイエットをきっかけに食への関心を強める

Mother株式会社-代表取締役-岡清華×ワクセル

渋沢:本日のゲストはアーユルヴェーダの伝道師、岡清華さんです。岡さんは大学在学中にモデル活動をスタートし、大学では栄養学を学ばれていました。その後はヨガの専属トレーナーを経て、会社を設立。現在は食を通じたエシカル事業を展開され、幅広い世代から注目を集めています。

三木:まずはモデルとして活動することになった経緯を伺えますか?

岡:大学1年生のときにスカウトされ、読者モデルとして活動するようになりました。モデルの仕事を一生懸命にこなしていった結果、東京の事務所に入らせてもらい、専属モデルになることができました。「目の前にきたことを120%で返す」という働き方や生き方を、今でも変わらず続けていますね。

渋沢:岡さんはモデルとして活動しながら、大学では栄養学を学ばれていました。栄養学に興味を持ったきっかけは何だったのでしょうか?

岡:おそらく多くの女性にダイエットの経験があるかと思うのですが、私は15歳でダイエットを始めたことがその後の人生を決める大きな出来事となりました。当時付き合っていた彼に「ちょっと痩せたら?」と言われ、初めて「ダイエットしてみよう」と思ったんです。

私は猪突猛進タイプで、何か課題が出されたら120%で返したくなる性格なので、ダイエットにも120%で向き合いました。朝5時に起きて1時間走り、食事制限もして確かに痩せたのですが、月経が止まるくらいまでストイックな生活をして、精神的にも不安定な状態になってしまって……。

そういう状態になったときに初めて、「幸せってなんだろう」とか「健康や美しさってなんだろう」とかって疑問を持つようになりました。そうして人間のことをもっと知りたいと思い、食べ物や運動に興味を持ったんです。

特に興味が湧いた「食」を調べていくうちに管理栄養士の資格を知り、「管理栄養士の勉強をしたらさまざまな疑問が解けるのではないか」と考え、資格が取得できる大学に進みました。

栄養学と現実にギャップを感じていたときにアーユルヴェーダと出会う

Mother株式会社-代表取締役-岡清華×ワクセル

岡:大学で4年間も管理栄養士の勉強をしたのに、結局は理論的な話でしかないと感じました。同じものを食べていても、太る人もいれば痩せる人もいて、身に付けた知識と現実に起きている現象に大きなギャップがあったからです。

大学で「20代の男性にはこういう栄養素が必要」だとか、そういったカロリーや栄養素の知識は増えたのですが、人によって合う合わないがあり、机上の空論でしかなかったんです。このギャップを埋めたい、疑問を解消したいと「体質 違い」「食 心 つながり」と言葉をつづり、ネット検索で「アーユルヴェーダ」という存在にたどり着きました。

そこから、アーユルヴェーダとは一体どういうものなんだろうと調べていった結果、「この人から学びたい」と思える人が見つかり、アーユルヴェーダを学ぶためにハワイのカウアイ島に渡りました。

渋沢:ネットで見つけて海外に渡るなんて、信じられない行動力ですね。私はアーユルヴェーダと聞くと、マッサージサロンでおでこにオイルを垂らす施術が思い浮かぶのですが、そもそもアーユルヴェーダとはどういったものなのでしょうか?

岡:その施術は治療法の一部が切り取られたものですね。日本ではそういった一部がリラクゼーションとして浸透しています。アーユルヴェーダは簡単にいうと医学なんです。たとえば、西洋医学は「病気になってから治す」というものですが、アーユルヴェーダは「病気になる前に予防をする」という理論なんです。

人によって合う合わないがあるので、自分の体質や体調に合ったものを取り入れていくことが基本的な考え方になります。アーユルヴェーダはライフスタイルそのもので、人間が生まれてから死ぬまで、朝起きてから眠るまで、人の営みすべてに関わることだと言われています。

椅子に座ってできるヨガ!数十秒で肩こりもスッキリ

Mother株式会社-代表取締役-岡清華×ワクセル

三木:岡さんはヨガの講師もされているので、この機会にお家でも簡単にできるヨガを教えていただきたいです。

岡:デスクワークが増えたり、スマホを見ることが多くなっているので、どうしても首が前に出てしまい、巻き肩になり肩や首が凝る人が多いと思います。今日は椅子に座りながらでも簡単にできる首のストレッチ方法をご紹介します。

①まず椅子に座って、足をそろえて手のひらを組み、組んだ手のひらを後頭部に当てます。
②少し後ろにもたれかかるようにして、手と後頭部を押し合いましょう。
③そのまま肘と胸を開くイメージで肩甲骨を反らせます。
④その状態で呼吸をします。鼻から吸って深く吐いてください。

あと2回同じ体勢で呼吸を繰り返しますが、次はもっと手と後頭部を強く押し合い、胸ももっと前に付き出して、肘もさらに開いて呼吸をしましょう。最後により深い呼吸で行います。そしてゆっくりとお尻に体重を乗せて、手を開放してください。滞っていた血流が流れ、体が温かくなってきます。

三木:確かに、じわーっと体温が上がってきているのを感じます。

岡:首と目は密接に関係しているので、首を伸ばすことで肩がスッキリする上、目の疲労を取る効果も期待できます。たった数十秒の間に、一石何鳥なんだろうっていうくらい大きな効果を感じられると思うので、ぜひやってみてください。

日本風にアレンジしたアーユルヴェーダ体験型施設を

Mother株式会社-代表取締役-岡清華×ワクセル

三木:アーユルヴェーダを広めるさまざまな事業を展開されていますが、今後さらに挑戦したいことやビジョンを教えてください。

岡:私自身アーユルヴェーダに出会ったことで、人生観が大きく変化し、アーユルヴェーダを一生かけて学び、生活に取り入れていきたいと思うようになりました。

現在はアーユルヴェーダを伝えるスクールや体験できるようなコンテンツをオンライン上で提供しています。コロナの情勢を見ながらになりますが、今後は直接対面で伝える機会を増やしていきたいと考えています。

具体的には、アーユルヴェーダを体験できるような宿泊施設をつくりたいですね。インドやスリランカではそういった施設が割とメジャーとなっているので、日本にも日本風にアレンジしたものをつくって浸透させていきたいです。

たとえば日本には温泉地に長期間滞在し体調を整える『湯治(とうじ)』という文化があります。アーユルヴェーダと近しいものだと思うので、湯治とアーユルヴェーダを掛け合わせても面白いと思うんです。自分の拠点のひとつとして体験型施設をつくることが、いま一番叶えたいビジョンです。

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