
【現地レポ】ベルリン国際映画祭2023をレポート
ベルリン国際映画祭が始まった理由とは?
2023年の受賞作品まとめ
行ってみてわかるベルリン国際映画祭
ベルリン国際映画祭が始まった理由とは?

世界3大映画祭の1つ、ベルリン国際映画祭は1951年から始まりました。
1949年あたりから当時のドイツは東側のドイツ民主共和国と西側のドイツ連邦共和国に分かれて対立していました。
1961年にベルリンの壁が建設され、その年から東西の交通が完全に分断されましたが、1951年頃はベルリンの住民は比較的自由に東西を行き来できたようです。
当時、東側のドイツ民主共和国の領土内に飛び地として存在していた西側のドイツ連邦共和国の拠点の西ベルリンは芸術の都として有名でした。
この西ベルリンから西側の芸術文化をアピールするという政治的意図があって始まったのがベルリン国際映画祭です。
ちなみに最優秀賞の「金熊賞」はベルリン市の紋章が由来です。
ベルリン国際映画祭の詳細については、過去にもご紹介しているのでぜひご覧ください。
2023年受賞作品まとめ

- 金熊賞 『アダマン号に乗って』ニコラ・フィリベール
- 銀熊賞(審査員大賞) 『Roter Himmel』クリスティアン・ペッツォルト
- 審査員特別賞・銀熊賞 『Mal Viver』ジョアン・カニージョ
- 銀熊賞(最優秀賞監督賞) 『ある人形使い一家の肖像』フィリップ・ガイル
- 銀熊賞(最優秀賞主演俳優賞) 『ミツバチと私』ソフィア・オテロ
- 銀熊賞(芸術貢献賞) 『Disco Boy』エレーヌ・ルバール
- 銀熊賞(脚本賞) 『ミュージック』アンゲラ・シャーネレク
2020年から男優賞・女優賞が廃止されているため、主演俳優賞となっています。
行ってみてわかるベルリン国際映画祭

ベルリンを訪れる前に現地の写真を見ていると、海外の映画祭はとても華やかで規模も大きいイメージを持っていました。
しかしベルリン国際映画祭に実際に行ってみると、意外とこじんまりとしていてメインとなる会場は1つでした。
著名な人がいつ会場に来場するかは、実は前日に予定として確認することができます。
会場がこじんまりとしているため、あまり遠くない距離を映画スターが歩いているので、好きな俳優がいる方には間近で見ることのできるオススメの映画祭だと思います。
そして映画祭以外ではカジノも充実していますし、食べ物も美味しかったです。
ベルリンはドイツなので「ビールとソーセージが美味しかったでしょ?」と言われますが個人的にはケバブが美味しかったですね。
これからも各国の映画祭に行った際は現地レポートを発信していきます。

▼2021年のベルリン国際映画祭のレポートはこちら