“視点”が変われば世界が変わる!眼鏡とスピリチュアルのかけ合わせが導く未来

與良 だいち

與良 だいち

2025.07.15
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連続起業家・作家として活躍されている與良 だいち(よら だいち)さん。科学とスピリチュアルを掛け合わせた「CHAKRAGLASS®︎ (チャクラグラス)」を始め、スモールビジネスをいくつも経営する傍ら、自身の考えを世に広めるべく本の執筆も手掛けています。時にはうつ病も経験したという紆余曲折の半生をお話いただきました。

コンフォートゾーンの外に次の自分がいる。「CHAKRAGLASS®︎」誕生秘話

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目は脳みそが表に出た唯一の部分と捉え、「光や情報を脳にどうやって届けるかをマネジメントするのが眼鏡」という考えをもとに、「CHAKRAGLASS®︎ (チャクラグラス)」が生まれました。単に視力矯正の道具ではなく、光や情報の脳への届き方を変えることによって感覚、生き方、魂、すべてに影響を与えることができる眼鏡です。

高校時代にアメフトで怪我をして、斜視になってしまったのですが、疲れて本も読めないし、ずっと酔っているみたいに見えて大変でした。そこで手術したら物が複数に見える複視になってしまって、原因をよく知らないままただただしんどいと思っていました。

ある日出会った眼鏡屋さんに改善するメガネをつくってもらいました。それまではずっと眼鏡難民で自分にフィットする眼鏡をつくってもらえなかったのです。ところが複視はレンズ技術で治せることがわかったので、自分も「眼鏡屋になろう」と考え、一番最初に出会った眼鏡屋さんに教えてもらいながら始めました。そこでものの見方や考え方、姿勢、呼吸、すべてが変わりました。

いろいろ調べた結果、チャクラには色があるということを知り、「スピリチュアル×眼鏡」という怪しい領域は誰もやっていなくて。大手はまず参入してこない領域だと思い、チャクラとメガネを掛け合わせた「CHAKRAGLASS®︎」を始めたのです。自分でも一番ヤバいと思う、コンフォートゾーンの外だなと思って。コンフォートゾーン以外のところに次の自分がいると思っています。自分の外であればあるほど新しい自分をつくれる、というのが僕のセオリーです。

そういう思いからつくった「自己変態理論」で、「変態」という言葉を世の中に出していきたいと思っています。「変態」は日本では一部の意味が強すぎますが、本来は「トランスフォーメーション」、すなわち形が変わっていくことを意味します。調べてみたら、自分で自分を変えていく「自己変態」という言葉はなかったので、つくろうと思いました。

自己変態理論はシンプルで、自然界の四態「個体・液体・気体・プラズマ」を使っています。次の段階に進むにはエネルギーが必要で、個体は硬くて重くて動けない、液体は溶けて動き始める段階、気体は軽やかで自由に動き回れて、プラズマは光を放って影響力を与える存在。個体は他人軸、液体は他人軸から自分軸、気体は自分軸、プラズマは天命軸で天からの命令で動いている。次の状態に移りたかったら何をすれば良いのか、を理論化したのが自己変態理論です。

うつと向き合い、会社を1円で手放した男が挑んだ「誰もやっていないビジネス」

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学生時代から人とは違う考え方で、周囲からは浮いていました。人と違うことにこだわるというのがあって、とにかく人と違うことをしていたい。誰も見つけていないところを見つけたいというのがありました。

サラリーマンになっても2、3年で転職を繰り返して、親の会社に勤めたのですがそれも6年で辞めて、という具合です。半年住宅ローンがあって1歳の子どもがいるのに鬱になってしまって、人生積んだなと思った時期もありましたね。

35,6歳の頃に社会復帰して組織開発のコンサルを始めて、その中で感じたのが「日本人が働く目的を持っていれば日本はもっと良くなる」ということです。当時何のために働いているかを聞いたところ、8割の人が「考えていない」「生活のため」と答えました。1,2割の明確な働く目的を持っている人ほど魅力的で、困難を乗り越えて行ける、仕事を楽しんでいる傾向にあったのです。

この違いは何なのかと思ったときに、働く目的を考えたことがないわけではなく、問われたことがないことに気づきました。何のために働くのか、目的を考える。特に学生のときに考えられるよう、「ハタモク(働く目的)」というダイアログをつくりました。ちょっとしたムーブメントになって1万人以上が参加して、一般社団法人になるまでになったのです。


「ハタモク」をマネタイズしたいと思い会社を立ち上げて、その過程で世の中には応援したい人と応援を求めている人がいることがわかりました。応援したい人と応援されたい人とをつなぐ「エール」というサービスもつくりました。こちらはクラウド化してファンドから資金調達で1億近く集めたのですが、うまくいかなくて。

このときまた鬱になって、1円で会社を手放しました。つくってきた人脈もお金も無くなったのが42歳。ゼロから生き直して、半径3メートルだけ見て生きていこうとなったのが43歳くらいです。それから半年ほどは鬱で家から出られなくなりましたが、何とか頼み込んで仕事をもらっていました。

そのうちスモールビジネス、負担感のないものをいくつか持とうと思い、養鶏場「ハコニワファーム」の経営や「CHAKRAGLASS®︎」、飲食店など、いくつか事業を立ち上げました。結果14の事業をつくって4社売却することに。スモールビジネスで楽しいのは、誰もやっていないものを見つけることです。そういう形でいろいろやっているという感じですね。

ゴールは神になる!「自分がどうなりたいのか」ビジョンを持つ人を増やすために作家として発信し続ける

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インドで未来の予言ができるという占星術を受けて、寿命も全部聞いてきました。そこで僕は「80歳になったら神になる」と言われました。80歳になったら目からビームが出るらしいです(笑) 僕に会いに来た人は泣きながら幸せになり、来た人に僕も感謝して、僕がいるだけでみんなが幸せになる、そういう存在になる、と。神になる人間という前提で生きています。「嘘でしょ?」と言ってしまうこともできますが、肯定して受け入れて生きていこうと思いました。80歳で神になる僕はどう生きていこうか、という基準で人生設計をしています。

これからは作家としても世の中に登場していくというのを決めていて、6月に「1人起業家マインドセット」を発売し、1カ月で増刷しました。次は年始あたりに本を出すことを決めています。誰もが「自分がどうなりたいのか」というビジョンを持てば充実するし、みんなが幸せになり、争いごとがなくなります。そのための手段としてこの先何をやっているのかはわかりませんが、複数の事業の中でも作家というのがど真ん中だと感じています。作家として、頭の中で考えていることを世の中にシェアしていきたいですね。

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