
「自分だけじゃない」と思える投稿が大反響!悩みを笑いに変える「子育てあるある」を発信し続ける秘訣とは
Instagramで「子育てあるある」ネタを発信し続けるやまかなさん。共感を呼ぶ投稿は全国の子育てママとのつながりをつくり、書籍化も期待されるほどです。長く発信し続ける秘訣や行動の源泉について話を伺いました。
投稿のきっかけはアドラー心理学。共感を得られる「育児あるある」ネタで全国のママとつながる
発信を始めたのは5年ぐらい前です。3番目の子の妊娠中にアドラー心理学の子育て講座に行って、すごく面白かったし子育てする上でもとても参考になるなと思いました。出産した後に、せっかく講座に行って学んだから発信してみようと思い、Instagramで投稿を始めました。
自分の学んだことなどをお伝えしたいなと思っていたんですけど、始めた当初は見てくれる方も少ないし、地元でママさん達とお話ができればいいかな程度に思っていました。発信していくとネタも限られてくるので、ずっとアドラー心理学のことばかり発信できなかったんです。そこで「子育てあるある」を発信してみると、反響もありフォロワーさんも増えていきました。子育てのあるあるネタなどを発信するようになってからは、そちらの投稿がメインとなり今に至ります。
発信の根底にあるのは、自分も子育てで悩んだりしたこともあったことから、その悩みを見方を変えて面白おかしく発信していくことで、子育て中のママさんに笑顔になってもらいたいという思いがあります。
自分の話を誰かに聞いてもらいたいという気持ちもあったんです。ママ友みたいな感じで反応をもらえたりするのがうれしくて、続けてこられました。特にコロナが流行った頃は家から出られなかったので、Instagramで発信すると誰かとつながれて孤独にならずに済みましたね。3カ月くらい学校もなくなって、毎日子供3人と家にいて三食作るのが大変、という投稿も共感してくれる人が全国にいて、心強かったです。
「自分だけじゃない」と知ると人は前向きになれる。等身大の投稿が大反響
小学生の話を求められることが多いので、投稿は小学生の話が多いですね。ただ共感するだけの投稿もあるし、入学前に知っておくといいことや、こういうのやっておいたほうがいいよといったちょっと役立つ情報の投稿もしています。
特に「小学生の取扱説明書」シリーズは人気の投稿となりました。共感を得られる投稿は反響が大きくて、「自分だけではないんだと知ることができて前向きになれました」という言葉をいただくこともあります。
小学生男子と小学生女子で内容を分けて投稿する事がありますが、男子の投稿のほうが反響が大きいんですよ。おそらく男の子のお母さんのほうが、「うちの子こんなで大丈夫なのかしら…」と心配になってしまう事があるようで、男子のあるあるネタを見て反応してもらえるようです。うちの息子は中学生になったので中学生ネタも投稿するようになりましたが、いまだに小学生男子のネタを投稿すると反響が大きいので、当時の息子を思い出したり、フォロワーさんのお話しを聞いたりしながら小学生男子ネタも投稿しています。
あと私自身のズボラなネタもあります(笑)恥ずかしげもなくズボラネタを投稿すると、ズボラなママさん方から共感してもらえます。小学生の投稿の間にズボラネタの投稿を挟み、また小学生ネタ、みたいな感じでやっていますね。大っぴらにしにくいことを大っぴらにすることで共感されやすいのだと思います。
悩みを笑いに。お母さんたちの子育てが楽しくなって欲しい
Instagramのプロフィールにも書いてあるのですが、悩みを笑いに持っていきたいというのがあります。大変な子育ても見方を変えると面白かったと思えることが多いので、悩みを笑いで吹き飛ばせたらいいなと思っています。見る人たちの子育ての一服になったり、前向きになったりするような投稿を意識して、面白ネタを探して投稿しています。最初アドラー心理学のことを投稿しようと思ったのも、お母さんたちを楽にしたい、子育てが楽しくなって欲しいという気持ちからで、それは今でもずっと変わらないです。Instagramでの投稿をやって良かったなと思っています。
フォロワーさんから、手元に置いておきたい、家族に読ませたい、PTAの広報や小児科に置いておきたいと言われることがあるので、いずれ出版してかたちにできたらいいなという夢がありますね。
