即行動で人生が変わる!色彩心理が導いた新しい道

Nana

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「虹色の学校 東京校」の校長を務めるNanaさん。パーソナルカラーアナリスト・カラーセラピー・色彩心理アドバイザーの資格を持ち、心の悩みから事業の悩みまで幅広く「色の力」で寄り添う仕事をされています。今の仕事を始めたきっかけや、大事にされていることなどを伺いました。

色の力で人の可能性を広げる「色彩コンサルタント」

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仕事として、「色彩コンサルタント」をしています。色の力で人の可能性を広げていく、人の日常に彩りを添えていくという活動です。

色彩心理×パーソナルカラー×ブランディングの3つを軸にしています。具体的には、心に寄り添いたい方にはカラーセラピーを、外見を整えて自分に自信を持ちたい方にはパーソナルカラー診断を、事業を少し前に進めたい方にはカラーコーディネートやブランドカラーの提案を──。

色の持つ可能性を多角的に活かして、一歩前に進むお手伝いをしています。

実はこの3つは、一見ばらばらに見えて一本の線でつながっているんです!

例えば、パーソナルカラーというと“ファッション”のイメージが強いかもしれません。
でも、外見に似合う色を知ることは、ただ「似合う服を着る」以上の意味があります。

お顔や肌、目、髪といったパーツは、その人が生まれ持った大切な個性です。
それらと調和する色を身につけた瞬間、驚くほどご自身の魅力が引き出されるんですよ。
肌がぱっと明るく見えたり、瞳がキラキラして表情がいきいきとしたり。
鏡を通してその変化を自分で見るからこそ、“自分ってこんなに素敵なんだ”と改めて気づけるんです。

その実感は大きな自信につながり、ありのままの自分を受け入れるきっかけになります。
心も自然と前向きに変化して、皆さん前向きに変容される姿をたくさん見届けてきました!

心が整えば、その色を身につけて「もっと魅力的に表現したい」と思うようになる。
外見と内面が調和し、周囲にもその人らしさが伝わりやすくなります。

さらに自己理解が深まれば、自分が大切にしたい価値観や未来のビジョンが見えてくる。
そこに色の力を重ねると、自分自身を象徴するブランディングが形になり、言葉やデザイン、発信にも一貫性が生まれていくんです!

色は、心・外見・未来を結ぶ“架け橋”。
その循環の中で、人はどんどん自分らしく生きられるようになります。

だからこそ私は、色を通じて――
『あなたが自然体で歩んでいけるきっかけ』を届けていきたいなと思っています!

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言葉の奥にある想いを傾聴する

事業を始めたきっかけは、私がお客様として体験したことが一番大きいです。ウェディンクプランナーをしていたのですが、コロナが流行した影響で仕事がなくなってしまって。その少し前に子どもを産んでいたのでライフスタイルが変わって、人生を走り抜けてきて、これからどうしようと考えるフェーズだったんですね。迷子になっていました。そのときにたまたま出会ったのがカラーセラピーです。自分を見つめ直したとき、何もない自分が”無個性”だと思っていたのですが、カラーセラピーで自分を見つけることができました。生まれ持ったものを見てもらえ、ありのままの自分を見てもらえるきっかけになるんだなと感銘を受けたのです。そこからまずは家族や友人といった身近な人たちを幸せにできたら、ということから始めて、徐々に範囲を広げていきました。

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カラーセラピーを受けて、「人生が劇的に変わった」というよりも、まず大きかったのは“ほっとした感覚”でした。素の自分に戻れたような、これが自分の強みなんだと腑に落ちた瞬間だったんです。

当時、仕事がなくなって転職活動をしてみても履歴書に書けることが何もなく、10年以上積み重ねてきたものすら「自分には何もない」と思い込んでいました。そんなときに「共感性の高さがあなたの特性」と言われて、ようやく気づけたんです。学生時代には、野球部のマネージャーとしてサポートや応援に尽くしてきたことも、ずっとそういう形で人に寄り添って生きてきたことも。

自分にも確かに個性があったんだと実感しました。まるで無色だった人生に色が差し込んで、そこから日々がカラフルに、そして前向きに好転していったように感じています!

さらに、言葉にできなかった想いを色彩心理を通じて“通訳”してくださったセラピストさんのおかげで、納得できる自分の答えを見つけることができたのです。

そして何より、未来をワクワクして描けるようになった自分自身の変化に私自身が驚きました。

そこで思わず口にしたのが、「私、この資格をとりたいです!」という言葉でした。笑

私は直感型で、やりたいと思ったら迷わず動くタイプです。同時に「知りたい」という知的欲求も強く、学び始めるととことん深めたくなる性格でもあります。ちょうどコロナで時間があったこともあり、一気にインストラクター資格まで取得しました。


やりたいと思ったことに関してはすぐに実践してしまう性格かもしれません。それ以外のこと、たとえば子育てなどは迷ってしまうのですが。自分以外のことには悩んでしまいますが、自分のことではあまり悩まないです。

家族は「急にどうしたんだ?」と驚いていましたが、私の場合、相談する時点でほぼ決意は固まっています。そんな性格を理解したうえで、最後は笑いながら背中を押してくれる家族の存在はとても大きいですね。

仕事では寄り添うことを大事にしています。相手の気持ちに寄り添って肯定していくというのは対人関係でも意識していますね。自分はこう思っているけど相手はどう思っているかわからない。思い込みではなくて言葉の奥にある想い、その人が伝えたいと思っていることを傾聴するように意識しています。

仕事を始めた当初は、相手に寄り添いすぎてしまって、自分との境界を保つのが難しかったんです。相手が抱えている壁って、すぐには越えられないことも多いんですよね。だから自分も一緒に苦しくなってしまうことがありました。経験を重ねるうちに、人には必ず“気づくタイミング”があることがわかって。いつであろうとその瞬間からヒントになることを私がお伝えできれば、その人のタイミングで乗り越えるべきポイントが訪れる、と気づいてからはずいぶん楽になりました。

色の力で自分らしく輝ける人を増やし貢献する

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今後のビジョンとしては、色を味方につけることで“自分らしく生きられる人”を増やしていくことです。ありのままの自分を受け入れ、自分の個性を輝かせていける人を一人でも多く増やしたい。そして、未来に向けた貢献もしていきたいと考えています!

そのために、子どもから大人まで誰もが“自分の色”に気づき、自由に表現できる場をつくることが大きな目標です。

いまは中学校の家庭科でもパーソナルカラーが単元として取り入れられていて、教育機関に出張授業に伺うこともあります。

これからは、ますます“自分色の個性が輝くこと”が大切になっていくと思います。だからこそ、自分を理解し、相手の違いも『素敵だね』と受け止められること。そんな“違いがあるからこそ世界はカラフルだ”という考え方を、教育の場で伝えていきたいんです。同時に、社会全体にも広げていきたいと思っています。最近では、色を企業研修に取り入れる企業も増えてきました。色は感情や心理に働きかけ、人と人の理解を深める力があるからこそ、新入社員研修・メンタルヘルス・チームビルディングといった場面でも、大きな力を発揮します。活動の中で、こうした需要の高さを実感しているので、これからさらに広げていける可能性を強く感じています。チームや組織がより良くなっていくような取り組みに貢献していきたいですね。

色がくれた気づきと希望を、今度は私が誰かに手渡していく――それが、私の使命です!

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