誠実に誠心誠意クライアントと向き合い信頼される探偵へ

株式会社muu

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2025.08.23
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株式会社muu』は、従来の探偵業のイメージを覆し、誰もが気軽に相談できる信頼のパートナーとして、新しい探偵業の在り方を築いてる探偵事務所です。今回は、探偵業のリアルと今後の新しい取り組みについてお話を伺いました。

興味本位から始まった、私の探偵人生

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よく「どうして探偵の仕事をしているのか」と聞かれます。何か浮気をされた経験があるのではないかとか、何か大きな事件があったのではないかというようなことを言われるのですが、実は私の場合、そういうドラマチックな理由は一切ありません。最初のきっかけは、ただの興味本位でした。

私はもともと保険の営業をしていました。いわゆるゴリゴリの営業で、日々数字を追いながら働いていました。ただ、仕事をする中で、保険は相手が本当に求めているわけではない商品を、自分から売り込む仕事だと感じて、それがどうしても自分には合わず辞めることにしました。

探偵業は、ネットで調べてみて事務所に入りました。最初は本当に軽い気持ちで、少しだけ関わってみようかなという感覚だったんです。でも、クライアントの方々とお話しする中で、人生そのものに向き合うような場面が増え、ものすごく感謝される仕事なんだと実感しました。それが大きなやりがいにつながって、どんどんのめり込んでいきました。

探偵として最初に任された仕事は、今でもよく覚えています。ボスから「とりあえず街に出ろ」と言われ、突然外に放り出されました。そして「誰か一人を尾行して、その人がどこにたどり着くか、家に帰るまで見届けて帰ってこい」と言われたんです。

最初の仕事は、スキルよりも「途中で諦めない人間かどうか」を見られていた気がします。

その後も、調査だけでなくクライアント対応など幅広い仕事を任されながら経験を積んでいきました。そんな中、私自身が妊娠したことが大きな転機になりました。現場に出られなくなったことで、多くの人ならここで仕事を辞める選択をするかもしれません。でも、私はこの仕事が本当に大好きだったので、どうしても諦めたくありませんでした。

そこで考えたのが、じゃあ自分のペースで、自分のスタイルで続けていける形を作ろうということでした。そして子育てが一瞬だけ落ち着いたタイミングで、本格的に起業することにしました。

証拠を武器に感謝があふれる誠実な探偵業を目指して

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探偵という仕事は、実際にどんなことをしているのかあまり知られていないと思いますし、「探偵しているってウケる」といわれることもあります。でも、私たちの仕事の本質は、事実の確認と証拠の収集です。

たとえば、トラブルが起きたときに弁護士さんに相談する方は多いと思いますが、弁護士さんも証拠がなければ動けません。そこで必要になるのが、私たち探偵の存在です。証拠をどうやって取るか、その手段に特化しているのが私たちの強みです。

実際にご相談いただいた方に対しては、トラブルの内容に応じた調査方法を提案し、行動に移します。そして証拠が取れたとき、「これがなかったら何も進まなかった」「本当にありがとうございます」と感謝の言葉をいただくことも多く、それが何よりのやりがいです。

ただ、残念ながらこの業界には、まだまだ詐欺のような会社も多く存在します。調査をしていないのに「調査済み」と言ったり、証拠を渡すために追加で高額な料金を請求したりする事例も耳にします。そういった中で、私はとにかく「誠心誠意尽くす」ということを大切にしています。

私は性格的にもまっすぐなところがあるので、正直に仕事をすることが一番だと思っています。その姿勢が伝わってか、「困っている人がいるから紹介したい」と声をかけていただくことも増えてきました。

女性だからこその強みを活かし、探偵業の新たな仕組みづくりへ挑戦

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探偵業界は、今も男性が9割以上を占める世界です。でも、私は女性であることが逆に強みになると感じています。警戒されにくいので、現場でもスムーズに動けることが多いです。

また、クライアント対応においても、女性の方が共感しやすかったり、気持ちに寄り添えるという面で信頼していただきやすいと感じています。大変だったというよりは、「女性でよかったな」と思うことの方が多いです。

今後の目標としては、まず業界のイメージを変えていきたいと思っています。誠実であることが当たり前の世界にして、悪徳な業者が自然と淘汰されるような業界にしていきたいです。

また、探偵業はまだまだ知られていない役割がたくさんあると思っています。たとえば、企業において従業員のトラブル対応が求められる場面など、探偵が関わることで会社を守れることもあります。今後は、弁護士の顧問のように、企業と並走していける「顧問探偵」という仕組みをつくっていけたらと思っています。

探偵という仕事は、ただの面白いネタではなく、人の人生や社会を支える大切な仕事です。その価値をもっと多くの人に知ってもらえるよう、これからも誠実に、まっすぐに向き合っていきたいと思います。

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