未経験でもイラストレーターになれる!イラスト制作を習得するための4ステップ

峰島 新

峰島 新

2025.05.30

峰島新(みねしまあらた)さんは、システムエンジニアとして働く傍ら、映像制作やWeb制作やホームページ制作、さらには画像編集やライティングといった仕事を複数しています。今回はその中のイラスト制作業務への取り組みに関してお話しを伺いました。

イラスト制作で大事な3つの能力とは

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現在、私は2つの仕事を柱としていて、その内の1つが、業務委託(フリーランス)としてのクリエイターの仕事です。そして、クリエイターの仕事だけでも、映像制作、Web制作やホームページ制作、画像編集やライティングとかなり幅広くやっております。

今回はイラスト制作のお仕事を一部お伝えします。

私は現在個人で業務委託(フリーランス)契約を結び、そこで副業としてイラスト制作のお仕事を遂行しております。基本的にはクライアントの依頼に応じてイラストを制作する仕事ですが、その対応する幅は動画、広告、雑誌、書籍、Webサイト、ゲーム、アニメ、ポスターなど、さまざまな媒体があります。私はその中の、動画と広告とWebサイトとポスターを中心にイラストを作成しております。

現在の使用ツールは、主にPhotoshop、Illustrator、Figmaの3点を用いて、1からデザインを制作しています。

元々イラスト制作自体は、最初の頃は動画やHPを作る際の素材の1つとして着手していたため、メインとしてはほとんどやっていなかったのですが、フリーランスになってからは独自で案件を探した事で今のようにデザインのお仕事をいただくようになっております。

イラスト制作は、自分のアイデアや表現をイラストに落とし込むことが可能であり、その制作したイラストは多くの人が目に触れる機会が多いため、どのお仕事の中でも一番に成果物のクオリティーが問われると言っても過言ではないです。

イラスト制作で必要になってくるスキルは、大きく分けて「画力」、「デジタルスキル」、

「コミュニケーション能力」の3つになります。

画力は、字のごとく、デッサン力や色彩感覚や構図などの基礎的な知識に加え、独自の表現力やセンスが重要になってきます。デジタルスキルは、PhotoshopやIllustratorなどの

ソフトを使いこなすだけでなく、3Dモデリングやアニメーションなど、より高度な技術を習得することも視野に入れる事により、自身の活躍の幅が広がります。そしてコミュニケーション能力は、イラスト制作においてもクライアントとの意思疎通、修正指示の理解、納期管理など、スムーズな仕事を進めるために不可欠なものになります。

私もコミュニケーションにおいて、対応しているお客様より「〇〇の部分を追加してほしい」や「□□の箇所の彩度をもう少し」など、デザインが完成に近づく度により求められるものが増えていくため、それに対して臨機応変に対応する力が日々求められています。

誤解されがちなPhotoshopとIllustratorの必要性について

見出し2画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_峰島新さん_Adobeソフトの違い.jpg

両者の違いとしてはIllustratorは主にベクター画像を扱うのに対し、 Photoshopはラスター画像を扱うのに適しています。ベクター画像はスケーラブル(拡張性や、規模の増減など自在に変更可能)なので、 画像を拡大・縮小しても画質そのものが劣化しないが、ラスター画像はピクセル(デジタル画像や画面などを構成する最小単位であり、色情報を持った小さな点)で構成されているため、画像を拡大したりすると劣化してしまいます。そのため、Illustratorはロゴのデザインやイラスト制作に適しており、 Photoshopは写真の編集や合成によく使われています。

広告やポスター制作など、より精密なデザインを必要とするデザイン制作であればIllustratorを動画制作など、画角が重要なデザイン制作であればPhotoshopを使うことが多いです。

イラスト制作という仕事は、デザインやレイアウトを駆使して行う静的な作業ですが、

その使用用途は多岐に渡るため、お仕事の中でも手放すことが出来ない存在となっています。

上記も踏まえて、私は興味のある分野には積極的に挑戦するタイプで、仕事だけでなく趣味でもさまざまなことに取り組んできました。人からすすめられたことを積極的にやってみて、それがきっかけで新たな趣味や

仕事につながることもあります。

未経験だからこそ踏んでいって欲しい道のり

見出し4画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_峰島新さん_過去制作のイラスト.jpg

(上記は過去に制作したイラストのほんの一部です)

イラスト制作を自分で習得していくためには、

  1. WordやPowerPointなどを使用して、図や写真を用いながら、デザインやレイアウトについて学ぶこと
  2. Figmaでおおよそのデザインを構成してみる
  3. 慣れてきたらイラスト制作業務でよく用いられるPhotoshopやIllustratorを用いてより本格的なデザインやレイアウトを自分なりに構成してみる
  4. Substance 3D Collectionなどを使って、立体型の3Dデザインを制作してみる。

以上の4ステップを踏んでいけばお仕事の場でも大活躍できると思っております。

(4に関しては余力があれば進める方向性で問題なく、基本は1〜3が出来ていれば大丈夫です)

必要な知識を上記の4ステップで正しく踏み、それを基に自分で作ったイラストと向き合い、自分も相手も納得がいくようなイラストを作ることを念頭に進めていければ良いと思っています。