
片付けから開運へ──私が見つけた「人生を整える方法」

黒田みかさんは、大手外資系化粧品会社の教育部の管理職を5年間経験し、育児とのバランスを意識しフリーランスに転身されました。2010年クローゼット収納スタイリストとして開業し、大手企業や百貨店での講座担当および個人向けアドバイスを500件以上対応。テレビ、ラジオ、雑誌、Webメディアの監修、出演など多方面にて活躍中の黒田さんに詳しくお話をお伺いしました。
整理術から始まった私の開運への探求

私が最初にこの道を歩み始めたのは「クローゼット収納スタイリスト」としてでした。クローゼット内の物を整理して空間を整えることが、そこに住む人の心や運気にまで影響するといった考えに惹かれたのが原点です。片付けを学び始めた頃から、単にクローゼットをきれいにするだけでなく「人生を整えるお手伝いができるのではないか」と感じていました。実は私自身、昔から神社仏閣を巡ったり、恋愛成就や開運といった言葉に心を動かされたりするタイプで、「風水や片付けを通じて人が幸せになる仕組みがあるなら、ぜひ届けたい」と思ったのです。
最初は「クローゼット収納屋さん」として活動していましたが、仕事を重ねる中で「必死に努力しても成果が出ない人」と「驚くような結果を引き寄せる人」の違いに気づきました。その鍵は、目に見えない心の状態や潜在意識のあり方にある。そう実感してから、私は「クローゼット収納」から一歩踏み出し、心や運を整える方向へと進化していくことになったのです。
潜在意識を整え成果を引き寄せる力

今私が中心にしているのは「ビジネスビジョン鑑定」というサービスです。個人事業主や経営者の方の潜在意識を整え、思考のブロックを外し、良いご縁や成果を引き寄せていただくサポートをしています。これまでにもうれしい変化がたくさんありました。たとえば、4カ月で200万円以上の契約を獲得された方、1年間売上ゼロだった方が1カ月で新規予約10件を取れるようになった方、ハンドメイド作家から講師デビューを果たした方などです。ご本人が自分の可能性に気づき、信じ、行動した結果がつながっていく姿を見るのは、本当に大きな喜びです。
私も10年ほど前、コーチングを受けて潜在意識を書き換えた経験があります。その後すぐにメディアから問い合わせをいただくようになり、2年目には出版が決まるなど、自分でも驚くようなご縁に恵まれました。そのときに確信したのです。「ただ努力するだけでは届かない世界がある。心を整え、潜在意識を味方につけることで、努力の成果は何倍にもなる」と。だからこそ私は今、この方法を一人でも多くの方に届けたいと考えています。
見えない力を社会に循環させる未来

これから私が挑戦したいことは、”見えない力”を使いこなす人と、それを必要とする人をつなげる仕組みづくりです。古くから成功者には「お抱えの占い師」がいたと言われますが、現代の経営者やリーダーにも同じように心の支えや運を整える存在が必要だと思っています。そこで私は、占い師やコーチのようなスキルを持つ人と、成果を求める経営者をマッチングするプラットフォームを形にしたいのです。いわば「占い×コーチング版マッチングアプリ」。さらに企業の人事部に向けて、単なる研修ではなく「気を整え、成果を引き寄せる仕組み」として提供できたら、組織全体の成長に貢献できるはずです。
私の活動は小さな一歩かもしれませんが、一人ひとりが心を整え、自分の可能性を信じて行動できれば、社会全体に良い循環が広がっていく。それがめぐりめぐって世界平和にもつながると信じています。整理術から始まった私の挑戦は、今では「見えない力を味方につけて人生を豊かにすること」を軸にしています。これからも、自分の経験とスキルを活かして、多くの方が自分らしい成功を手に入れるお手伝いをしていきたいと思っています。
