
2025年最新!日本を世界へ!海外向けInstagramで「外貨を獲得する」ための本質

元・都庁職員から海外向けInstagram運用の第一人者となった金本京平さん。26歳の若さで独立し、日本の文化やコンテンツを世界へ発信しています。今回の連載コラムでは、金本さんが語る「2025年最新のInstagram市場の変化」と「海外発信で結果を出すための本質」をお届けします。日本のコンテンツを海外に広めたい人、海外集客に挑戦したい人にとって、行動の指針となる内容です。
こんにちは!金本です。
元々都庁職員としてキャリアをスタートさせ、現在は海外向けInstagram運用の研修・マネジメントを専門に活動しています。僕のミッションは、日本の優れたコンテンツを海外に向けてブランディングし、外貨を日本に還元することです。
今回は、先日行ったセミナーの内容をもとに、僕が考える「海外向けInstagram運用で結果を出す」ための本質と、海外に向けて発信を始めたい方が具体的に何をすべきかをお伝えします。
日本のコンテンツを世界に届けたい、海外から集客したい、そして日本のために外貨を稼ぎたいと考えている方に、きっと役立つはずです。
なぜ僕がこの話をするのか?

僕がこの話をするのは、この貴重な時間を皆さんの「明日からの行動」につなげてほしいからです。ただ話を聞くだけでなく、「自分ならどう行動するか?」を考え、実践してほしい。
セミナーや研修で多くの人を見てきましたが、やはり行動こそがすべてです。僕が話すことは、皆さんのInstagram運用を、そしてひいては事業を前進させるための「きっかけ」に過ぎません。そのきっかけを最大限に活かすためにも、ぜひ積極的なアウトプットを期待しています。
自己紹介:都庁から海外向けInstagramの第一人者へ
改めて、金本京平です。
現在26歳で、元々は都庁の職員でした。安定した環境にいたものの、あるきっかけで「自分の手で日本に貢献したい」と強く思うようになり、都庁を退職。

最初に手掛けたのは、海外の人向けの日本語発信です。当初は日本人向けに英語を教えようとしましたが、市場の競争が激しすぎました。そこで、「自分が勝てる市場」、つまり海外に向けて日本語を教えるという分野に切り替えました。これが功を奏し、わずか2週間でフォロワー1万人、半年で10万人以上を達成。現在は12.9万人(毎日500人増)にまで成長しました。
この経験で得た知見とスキルを活かし、今は日本の魅力やプロダクトを海外にブランディングし、認知を拡大させるためのInstagram運用研修やプロジェクトマネジメントを行っています。日本の素晴らしい職人さんや文化を取材し、そのPR動画を制作する活動も、この一環です。
僕が運用・マネジメントしているアカウントは合計20万人以上。Instagramだけでなく、TikTok、Facebook、Threadsなど、主要なSNSを全てをカバーし、それぞれの特性を理解した上で最大限の効果を出しています。
マーケティングの本質:目標達成のための「戦略的武器」
皆さん、「マーケティング」って何だと思いますか? Instagramでバズること?フォロワーを増やすこと?
僕にとって、マーケティングとは「目標を達成するための戦略的武器」です。
これは僕自身の、ある意味「どん底」の経験から得た結論です。都庁を辞めたばかりの頃、月収はたった1万円。お金がない中で、能登半島のボランティアに行ったり、渋谷で外国人観光客にインタビューしたり、急にタイに飛んだり…とにかく必死に動いていました。
https://www.nihon-connect-sns.com/self-introduction
しかし、極限状態に陥ると、人間の判断力は鈍ります。当時の僕は「自由になりたい」「成功したい」という漠然とした「夢」しか持っていませんでした。
このとき、本当に痛感したのは「真に必要なのは明確な目標だ」ということ。具体的な目標が定まると、次に何をすべきかが明確になります。目標までの距離を数値で測れるようになり、何が足りないかが見えてくる。
その目標達成のための「具体的な方法論と思考回路」こそがマーケティングなんです。これはビジネスに限らず、個人の生き方にも通じる本質的な考え方です。明確な目標を設定し、そこまでの道のりを細分化し、改善を繰り返す。この一連のプロセスこそがマーケティングです。

Instagramの役割:海外集客の「入口」と「日本の名刺」
では、事業全体の中でInstagramはどのような役割を果たすのでしょうか?
僕の認識では、Instagramは海外集客の「入口」であり、「名刺」としての役割を担います。

「良い商品を作れば売れる」という考え方は、現代においては通用しません。ビジネスで最も大事なのは「人を集めること」。どんなに素晴らしい日本のコンテンツやサービスがあっても、海外のターゲットに届かなければ価値はゼロに等しいからです。そのための強力なツールがInstagramなのです。
Instagramは、皆さんの事業や日本のコンテンツを海外の人に知ってもらい、ファンを増やすためのプラットフォームです。しかし、誤解してはいけないのは、Instagramだけでビジネスが完結するわけではないということ。ビジネスは、さまざまなマーケティング手法を組み合わせることで最大限の効果を発揮します。Instagramはその中の「強力な武器の一つ」に過ぎません。その武器をどう最大化して、日本の優れたコンテンツを世界に届けるか。それを考えるのがInstagramマーケティングです。
また、「名刺」としての役割も非常に重要です。日本の文化、技術、製品など、視覚的に訴求したいコンテンツにとって、Instagramは最高の「見せる名刺」になります。海外のターゲットに「こんな素晴らしい日本があるのか」と感じてもらうための、まさに顔となる媒体です。
大切なのは、マーケティングに「完成」や「正解」はないということ。常に改善を繰り返し、その精度を高めていく作業なのです。
2025年最新!Instagram市場の変化と「結果を出す」ための3つの条件

2025年のInstagram市場は、ここ数年で大きく変化しました。
Instagram運営側は、ユーザーの「滞在時間」を最大化したいと考えています。人が集まる場所に広告費も集まるからです。
当初は「とにかくたくさん投稿する」アカウントが優遇されました。投稿数を増やすことでユーザーの情報を集め、その人に合ったコンテンツを表示するためです。
2023〜2024年にかけては、ジャンルを絞り、かつたくさん投稿するアカウントが伸びました。特定のジャンルに特化したコンテンツが爆発的に広がるようになったんです。
しかし、2025年の今、さらに変化が起きています。SNSを見る時間がテレビを超えるようになり、テレビのプロたちがSNSに参入。その結果、「ただたくさん投稿するだけのアカウント」は伸び悩み、代わりに「質の高いコンテンツ」が圧倒的に勝利する時代になりました。
海外のユーザーの目はめちゃくちゃに肥えています。数年前の「あるある系」や「観光スポット紹介」のようなありきたりなコンテンツは、もう見飽きられています。今バズっているコンテンツも、1週間後には飽きられる可能性がある、そんな目まぐるしい市場なんです。
結果を出すアカウントの3つの条件
この激変する市場で結果を出すには、以下の3つが不可欠です。

- 専門領域の明確化と深い知識
- あなたの事業や日本のコンテンツが、何において専門性を持つのかをはっきりさせる。
- その分野で、海外のターゲットに信頼される深い情報を持っていること。
- 企画力
- 海外のSNSでバズっているコンテンツの構成、見せ方などをしっかり理解する。
- 丸パクリではなく、トレンドを参考にしつつ、日本ならではの「固有性」や「独自性」を加えること。
- クオリティ
- 動画や画像の技術的なクオリティを平均以上にすること。
- まずは「カンコピ」から始め、その上で自分なりのアレンジを加えること。いきなりオリジナルを作ろうとすると、残念な出来になることが多いです。
明日からできる3つの具体的な行動

では、ここまでの話を踏まえて、皆さんが明日から具体的に何をすべきか、3つの行動をお伝えします。
1. 「日本のコンテンツの専門性」を言語化する
紙でもスプレッドシートでも何でもいいので、まずは「あなたの事業や日本のコンテンツが、海外においてどのような専門性を持つのか」を明確にしてください。
たとえば僕なら「海外集客のプロ」。なぜそう言えるのか?「フォロワーを1年で13万人まで伸ばし、日本の旅行系、日常風景、インタビュー系など複数のアカウントで海外向けに結果を出してきた実績があるから」と、数字を添えて具体的に説明します。
これは個人のアカウントでも、企業のInstagramでも同じ。海外のターゲットに響くような、「あなたが提供できる日本の価値」をハッキリさせてください。
2. 海外向けコンテンツの「勝ちパターン」を徹底的にリサーチする
自分の専門ジャンルが決まったら、海外向けの人気アカウントを30件リサーチして保存してください。
30アカウントを保存すると、InstagramのAIがあなたの興味を学習し、そのジャンルの良質な海外向けコンテンツが毎日大量に流れてくるようになります。これを毎日見続けることで、海外市場の「スタンダード」や「勝ちパターン」が自然と身につきます。
そして、なぜそのリールが伸びているのか、なぜそのアカウントがフォロワーを増やしているのかを言語化してみてください。チームで運用しているなら、全員でこの作業をして共通認識を持つことが重要です。
3. まずは「カンコピ」から手を動かす
リサーチで得た知識は、とにかく「実践」に移しましょう。
まずは、リサーチしたアカウントの動画を「カンコピ」するくらいの技術力を身につけてください。海外で人気の構図や技法、テロップの入れ方、構成など、細部まで徹底的にまねてみましょう。カンコピが完璧にできるようになって初めて、日本ならではの要素や自分なりのアレンジを加え、オリジナリティを出すことができます。
そして、運用ストレスを減らすために、作業をシステム化し、習慣化してください。たとえば、「この日に投稿するから、ここまでにはこれを終わらせる」というように、具体的なスケジュールに落とし込む。個人でやるならマニュアル化し、チームでやるなら共有することが大切です。
まとめ:行動こそが、外貨を稼ぐ第一歩
Instagram運用で結果を出すには、単に知識を得るだけでは不十分です。僕は2年間この行動を継続し、その知見をもとに皆さんの事業をサポートしています。
今回お話しした内容は、明日からすぐに実践できることです。そして、これらはInstagramというプラットフォームだけでなく、あらゆるビジネス、そして皆さんの「日本のコンテンツで外貨を還元する」という目標にも通じる本質的な考え方です。
行動しなければ、何も変わりません。
このnoteが、皆さんの「明日からの行動」のきっかけとなり、日本の素晴らしいコンテンツが世界に羽ばたく一助となれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
