自己紹介〜海外向けインスタマーケティング支援を始めたわけ〜(前編)

金本 京平

金本 京平

2025.09.03
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オンライン日本語講師をする傍ら、海外向けインスタグラム運用としてセミナーや個人コンサルを行っている金本京平さん。海外向けの日本語教育インスタグラムを半年で10万フォロワーにし、出版もされています。今回、海外向けのインスタブラムのマーケティングを始めた理由や、現在行っている活動についてお話頂きました。

なぜ海外向けインスタグラムマーケティング支援を始めたのか

こんにちは、金本です!

この記事では、なぜ僕が海外向けのマーケティング支援を始めたのか、その経緯と僕が提供できる価値についてお話しします。

別のnoteでは、公務員からフリーランスになった経緯と元々の活動の内容をまとめているのでぜひ見てみてください。
https://waccel.com/collaborator/kanemoto-kyohei/
「リンク」のタブから各種SNSにジャンプできます。

特に、海外市場に進出したい個人事業主や企業にとって参考になる情報を提供していきます。

海外向けマーケティングを始めた理由

僕の原点は、海外にルーツを持つことにあります。

中国で生まれ、3歳から日本で暮らし、家族内では韓国語や中国語を使う環境で育ちました。このようなバックグラウンドから、自然と海外への興味が深まりました。

大学では移民問題や国際関係を研究し、東京都庁に就職しましたが、安定した公務員生活の中で漠然とした将来への不安があり、自分で何かを作り上げたいという思いが芽生えました。

具体的な経緯については、こちらのnoteでも詳しく書いていますのでぜひご覧ください!

都庁を退職後は、主にInstagramを使って海外の人に向けて日本語を発信し始めました。

初めは右も左も分からない状態でしたが、国際交流会やオンラインコミュニティを立ち上げながら、少しずつ自分のスタイルを確立しました。

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2024年の3月頃に行った国際交流会

その活動が徐々に広がり、現在はフォロワー約12万人のアカウントに成長し、今もワンオペで運用を続けています。

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1年前に運用を開始したアカウント

海外向けマーケティングの可能性に気づいたきっかけ

活動を続ける中で、日本という国の持つ独自の文化やブランド力に気づきました。

とにかく、フォロワーさんの日本への愛がすごいんですよね。実際に交流会を開いた際に海外の人に話を聞いても、みなさん本当に日本が好きだと言っている方は結構多い。

今まで海外志向だっただけに、僕自身見落としていた部分でした。日本に住んでいる我々からすると当たり前のほんの些細なことでも、海外の人からするとありえないことなんていっぱいありますし、(コンビニなどがその典型)日本にしかないもの、って本当にたくさんあるんですね。

海外に目を向け続けた1年間を通して、最終的に今住んでいるこの国のことをもっと知ろうという気持ちになりました。

それから、本当にたくさんの人に会い、特に、「日本らしい」プロダクトを持っている情熱のある方々と交流を続ける中で、これを海外に発信できたらどんなに素晴らしいことだろうと思うように。

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武蔵五日市市を拠点とする東京山川DMCさんのフィールドワーク
ツアーの最後に撮った写真
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九段下にある日本語学校でしめ縄の講演会
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大田区の六郷土手にある、at home squareの展示物
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at home aquareでマルシェをされている池田さん

しかし、海外販路の開拓となると、なかなか難しい要素が多く、せっかくのいいプロダクトやカルチャーが埋もれて認知すらされていないという状況もあることに気づきました。

日本にいない、海外に住んでいる人の中で、「日本が好き」「日本に行きたい」と考えている人はネット上でしかアクセスをする術を持っていません。

そんな彼らが、アクセスをしようとした時に、しっかりとしたオンライン上の動線を持っていれば、日本にある素晴らしい商品やサービスをきっと届けられるだろう。

インスタ運用と、webサイト運用を1年以上現場で手を動かしながらやってきた僕には、そのような青写真が比較的鮮明に浮かんできました。

実際に、「海外に向けて発信をしたいけど、どうやればいいのかわからない。」「海外向けのインスタやサイト構築は何から始めればいいのかわからない」という声も多くいただき、その質問に僕も責任を持って答えていきたい。

それこそ、都庁を辞めた1年間の間に歩んできた僕の道の一つの集大成となるだろうと考えました。後編のコラムでは、僕がこれまで海外に向けて発信していく中で蓄積された知見をまとめた、海外向けマーケティングポータルサイト「nihon-connect」についてお話しします。