
Instagram開設1週間で1万フォロワー!インバウンド集客の専門家が語るSNS運用のポイント
金本京平(かねもと きょうへい)さんは、Instagramで12万フォロワー以上を抱えるインバウンド集客の専門家です。もともとは自分で商売をするつもりはなかったところから、現在はオンライン日本語講師としても活躍されています。独立を決心したきっかけや、事業にかける熱い思い、今後の展望について語っていただきました。
日々の仕事を自動化しようとしたのが独立のきっかけ
最初は都庁に勤めていました。営業も嫌いだし商売はしたくないと思っていたので、民間企業に勤めるイメージが思い浮かばなかったのです。ちょうどコロナで就職が難しい時期でもあり、公務員なら安定して自分の時間も勉強する時間もとれるし、都庁という響きが良かったので(笑)。目指すならそこだなと思い、勉強しました。
都庁にいるときは、いわゆる”お役所仕事”をしていたのですが、島に住んで働きたかったので伊豆大島に派遣されました。伊豆諸島は東京都の管轄なので、都庁の職員数名が派遣されるのです。教育庁にいたので、主に島にいる公立小中学校の先生方の福利厚生や給与の計算といった事務的な仕事をしていました。事務をやっていると自動化できそうな仕事が多いことに気づいたので、どうにかしたいと思い、プログラミングの勉強を始めたのがきっかけです。
仕事というのは「与えられてこなす」みたいなイメージだったのですが、プログラミングを始めてみて自分の頭の中のイメージを再現できる、自分でつくることができると思うようになりました。自分でWebアプリをつくったのですが、当時はChatGPTやAIも出てきた頃でした。それらを使ってアプリをつくってみたときに、次のステップも考えないとな、と思ってマーケティングなどを勉強しました。SNSでの発信を始めてみたのが社会人2年目のときです。
副業をやっていると個人事業主のつながりもたくさん生まれて、その人たちのプロジェクトに入ってみると副業じゃなくてフルコミットしたいという気持ちが芽生えてきました。それがきっかけで独立を決心したのですが、勇気が要りましたね。最初は周りの人にたくさん助けてもらいました。
Instagram運用で大切なのは一貫性と継続力
独立したばかりの頃は貯金を取り崩しながらで、結構大変でした。クロージングの営業をしたり、国際交流会を開催して、会場に人を集めて4万円くらい稼いだりしました。また人に英語を教えるなどして、少しずつ稼いでいました。
英語の知識はもともとあったのですが、都庁に勤務しているときにかなり話せるようになりました。海外向けのホテルの予約サイト運営をしていて、海外のインフルエンサーにプロモーションしてもらうために英語でDMを送っていました。キャスティングも全部英語でやっていました。
都庁を辞めてすぐにInstagramを開設して、外国の方に日本語を教えるアカウントを始めました。フォロワーが2週間で1万人を超えて、これはイケるな、と思い継続すると、3カ月で6万人になりました。なぜ伸びたのかを言語化して販売し、それを導線に「これからInstagramを頑張りたい」という人の相談を受けてコンサルに入るようになったのです。
だんだんコンサルの報酬が入るようになって、それが今は一番大きな収益になっています。2025年1月時点ではフォロワーが12万人いるのですが、そこで日本語教育のコンテンツを販売したり、人が集まってそこから売り上げが出たりしています。
Instagramのアカウント運用で意識したことはいろいろあるのですが、やはり一貫性かなと思います。バズを狙うというより、常に一貫した発信をして、ジャンルや理念をぶらさないことです。一貫性と継続力を大事にして、ファンをつくっていくという感覚です。
日本から世界へ!再現性を持たせて、インバウンド集客をサポート
Instagramが伸びたことで、目立つことが多くなったのですが、それだけだと再現性を担保できないことに課題を感じています。Instagram単体だと投稿者のビジュアルに依存してしまったり、面白いかどうかが強くなってしまったりします。
今後はWebサイトとInstagram、その間にYouTubeを挟んで全部一貫して構築をしたいと思っています。アナリティクスをつけて分析すれば、再現性が高く事業拡大に役立つのではないかという仮説を立て、実験しているところです。
また、英語のスキルを生かして、海外に販路を拡大していきたいという事業者様に対して、パッケージの初期導入をして分析までやるサービスも導入していきたいですね。
これまでサポートしても伸びなかった人もいたので、僕がもう少し助けられるなと思い、根本的な改善が必要だなと思いました。
僕自身が中国の出身で3歳のときに日本に移住してきたのですが、いろいろと溶け込むことに苦労した経験があります。海外の人たちに向けて発信していく中でその辺りのサポートもできると思います。
また、日本の伝統芸能の4割くらいが、後継者や資金の不足によって失われつつあると言われています。海外の人にきちんと価値を提供しつつ、伝統芸能を支える人たちも自立して稼げるようになる。そういう仕組みを作れるのではないかと考えています。これまでの僕の経験から、きっとできると思っているので、頑張りたいですね。
スタンダードCollaboratorの方は、ご自身のコラムを無料で寄稿できます。
ご要望の際は下記よりお問い合わせください。
https://waccel.com/collaboratormerit/
