ドラムがつなぐ未来──人と人生を動かす“新しい音楽ライフ”とは

伊藤 達郎

伊藤 達郎

column_top_ito_tatsuro

プロのドラマー・パーカッショニストとして活動しながら、ドラムに親しむためのイベントも開催する伊藤達郎(いとう たつろう)さん。ドラムを始めたきっかけや現在の活動、今後の展望などを伺いました。

ドラム一筋の学生時代からドラムの可能性を広げる活動へ進化

見出し1画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_伊藤達郎さん_ドラム

母親が声楽をやっていたので、幼少の頃から母が主催する歌の稽古に顔を出していました。小学生のときにいろいろな習い事をしていましたが、熱中するほどのものはなかったんです。中学校に進学し、吹奏楽部の部活動紹介のときにドラムを叩いている先輩を見てかっこいいなと思ったのが私の楽器人生の始まりですね。中学、高校と6年間は吹奏楽部で打楽器パートを担当。その後、音楽大学へと進学し、打楽器を専攻して学びました。大学卒業後、たまたま見たドラム雑誌で私が好きなドラマーの方がローディーを募集していたんです。ローディーとはライブでアーティストの楽器や機材の搬入やセッティング、搬出を行う技術スタッフのこと。その応募に通り、1年半ほどライブ会場などの現場でローディーとして仕事をさせていただきました。そこからフリーランスとして国内外問わず演奏活動を行っています。

最近はワクセルのコラボレーターでもある心理カウンセラーの法華津和徳(ほけつかずのり)さんとお話をする機会があり、多くの影響を受けています。人を喜ばせることが昔から好きでした。人と関わる上で、相手が求めているものに対して私が力になれることは何だろうと常に考えています。音楽業界以外の業種の方々とドラムを通じて私がお役に立てることは何だろうと考えたときに、ドラムを演奏のためだけに使うのではなく、ドラムがきっかけで他のジャンルのことに繋がったり、新しい事業を始めたり、プライベートが充実したりするきっかけになれば良いなと思っています。ゆくゆくは演奏以外でドラムを活用した事業を展開していきたいですね。法華津さんは『美点発見』を通して自分の真我を開くと言っていますが、私自身が心理カウンセラーになるのではなく、ドラムを使って心が軽くなったり、新たな道を切り開いたりするきっかけになれたらと思っています。

ドラム×メンタルケア×エクササイズのトリプルコラボを実現

見出し2画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_伊藤達郎さん_メンタルケア

現在は依頼いただいてライブやコンサート会場でドラムを演奏する傍ら、ドラムレッスンを行っています。以前はドラムやパーカッションのワークショップを開催したこともありました。今後はドラムを使ったエクササイズ『ドラミングエクササイズ』に注力していこうと思っています。これはドラム上達のためではなく、みなさんが持っている悩みやマインドブロックを解放させるために行うものです。非日常を経験し、まったく違う自分を切り開くきっかけとしてドラムが活用できるのではないかと思いました。エクササイズは非常に簡単なので、どなたでも始めてもらいやすいものとなっています。ドラムを演奏するときは手足の動きがバラバラで難しいと思っている人が多いのですが、シンプルに両手足で4拍子を叩くだけなら簡単ですよね。それだけでドラムに対する心のブロックが解除されるはずです。

ドラムの魅力は後ろにいるのに存在感があるところですかね。小さい頃に見たドラムは、あんなに大きくて複数ある楽器をひとりで操る姿に感動したことを覚えています。子どもの頃に通っていたドラム教室でも感じていたのですが、難しく教えてしまうところが多いんですよ。ドラムを始めたけれど辞めてしまう人の多くは、うまい人の演奏を見すぎて無意識に自分と比較して脱落していくんだなと気付きました。まずはドラムが難しいものという認識を外していきたいですね。さらに、手足をバラバラに動かすことで普段使わない部分の脳が活性化することもわかりました。フィットネスまでは行かないけど少し体を動かしたいという人にもぴったりです。

自分のスタジオを作ってさらにドラムの魅力を発信し続けたい

見出し3画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_伊藤達郎さん_スタジオ

会社の社長や役員クラスの方たちはゴルフをする人が多いじゃないですか。ゴルフのコミュニティの中で仕事に繋がったり、プライベートの仲間ができたりするので、ドラムもゴルフのようなポジションになれないかなと思っています。先日、ワクセルのコラボレーターでもある元宮崎県知事の東国原英夫(ひがしこくばるひでお)さんと、非行に走っている少年少女たちと一緒に『ドラミングエクササイズ』をやることが更生プログラムになるのではないかという話をしました。ドラムを使って人のお役に立てる講座が作りたいなと思っています。

私のドラムの師匠である元T-Squareの則竹裕之(のりたけひろゆき)さんは現在もスタジオミュージシャンとして大活躍されています。私は今でもスタジオミュージシャンに憧れがあるんです。日本に限らず世界の音楽界を支えるドラム&パーカッショニストとして売れていきたいなと思います。自分のステータスを上げていきたいですね。
もう一つの目標は自分のスタジオを作ることです。音楽関係者でご自身のスタジオを持っている人は少なからずいらっしゃいます。小人数が入れる防音の部屋を持っているという人が多いのですが、同じ規模感だと周りの人たちの真似をしているだけなのでおもしろくないなと思ってしまうんです(笑)。どうせやるなら、ドラムが5〜10台並べられるくらいの広々としたスタジオを作って、そこで『ドラミングエクササイズ』もレコーディング、ライブ配信もできて、いろいろな人が集まるスタジオにしたいですね。

著者をもっと知りたい方はこちら