動けない理由は、能力じゃなかった

マナオラマインド認定講師として、力んで空回りする頑張り方から、肩の力を抜いて理想を叶える自己実現へのサポートをされている今村朱里(いまむら あかり)さん。海外バックパッカー、海外でのアルバイト、飲食、不動産、教育、個人の方の裏方などさまざまな経験をされています。今回は、これまでの経緯や現在の思いについてお伺いしました。
理想や憧れを抱いたとき、何かに躓いたとき、
理想と今の自分との距離に、絶望したり、立ち尽くしてしまうこと。
私は何度もありました。
絶壁に立ち尽くしていた私

幼い頃の私は、臆病で、人見知りで、引っ込み思案でした。
保育園時代、子どもがたくさん集まる場で、
「じゃあ、順番に飛行機の真似をしてくださいね〜」という指示。
順番にみんながやっていく中で、私の番が回ってきた。
何をするかは分かっている。
両手を飛行機の羽のように広げ、「ぶーーーん!」と言いながら、ぐるぐるとその場を好きなように走り回るだけ。
分かっているのに、動けない。
頭に浮かぶのは、
「どこまで大きく回るのか…」
「声が小さいと言われたらどうしよう…」
「笑われたらどうしよう…」
起きてから修正出来ることなのに、まるで起きてしまったら取り返しがつかないようなことのように、頭をぐるぐるよぎって硬直してしまう。
こんなことばかりの日々でした。
保育園に母親が送ってくれても、1人取り残されることが怖くて泣き叫ぶ。
妹2人とそのお友達と遊ぶ場でも、私だけが「仲間に入れて」「一緒に遊ぼう」「何してるの?」が言えず、もじもじしながら、1人で遊んでいました。
変わりたい!と強く思い、小さな1歩を進めた結果…

頭で分かっているのに、体は1mmも動かない。
そんなことをさんざんやり尽くして、動けない自分に嫌気がさしちゃった私は、あるとき、自分を変える決意をしました。
すると、あのときは絶壁のように見えていた元気はつらつに走り回る誰かの姿が、
「自分にも出来るかもしれない」という希望の光に変わり始めました。
そこから、「やってみる」ということを少しずつ積み上げていきました。
あの頃は、「いつかあそこに行くために、今2歩ずつ進む」なんてことを考えていたわけではありません。
ただひたすらに、「今この瞬間出来ること」を1つ、また1つと進めていった結果、
クラスで声を出せるようになり、
学年の前で声を出せるようになり、
全校生徒の前で声を出せるようになり、
知らない大人に自分から質問出来るようになり、
知らない場所に1人で行けるようになり、
一人暮らしが出来るようになり、
海外に周りに徹底的にサポートされて行けるようになり、
海外に1人で行けるようになり、
宿で知らない外国人に話しかけられるようになり、
海外でヒッチハイク出来るようになり、
振り返ったら【気付かないうちにここまで来て】いました。
踏み出せないもどかしさを10年近く抱え、変わる決意をしてから上に書いたように1つずつ積み上げることもなんと、約15年かけてゆっくり歩みながらでした。
今の私と初めて会った方は、私の過去の話をすると驚かれます。
でも、本当に時間をかけて地道に歩みを進めただけだったのです。
あなたなりの道の歩み方を

もしかしたら、誰かを見て憧れたり、「自分には無理だ」と感じることがあるかもしれません。
でもそれは、「出来ない」と思っているだけかもしれないし、
もしくは「あなたなりの道」は違うところにあるかもしれない。
私自身も、遠い、遠い雲の上のように感じる絶壁に絶望を感じることが何度もありましたが、15年かけて進めていたら、気付いたら辿り着いていたり、むしろ想定を大きく超えるようなチャンスに飛び込んでいました。
もちろん、時には後退しているかもしれないと思うこともありました。
前はすぐに手を挙げられたのに、また怖くなることもありました。
遠回りに思えるようなことも、休憩に思えるようなこともたくさんありました。
それでも、後退も遠回りも全部ひっくるめて、今の私を作るためには必要だったんだと今なら思います。
どんな一歩もオールOK
今もしあなたが、
理想や憧れが遠く絶望的に感じたとしても、
それで動けないことがあったとしても、
それはあなたが弱いからとか、何かが足りていなくてダメとかではなく、
ただ足場を探している途中だったり、進んでみたけど道がぬかるんでいると発見しただけかもしれません。
理想を叶えるために、
・今自分ができる小さな1歩は何か?
・誰のどんな力を借りたら良いのか?
と考えてみる。
もし、「あぁ、またやっちゃった」「もうダメかも」と思うことがあったときには、これも何かに繋がる1歩なのかもしれない、と考えてみる。
これが、私なりの「進み方」なのかもしれません。