子どもたちの「やってみたい」は、社会を変える

池田 孝

池田 孝

2025.05.03
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「やってみたい!」という子どもの声に、あなたはどう応えますか?

キッチンカーを教室に見立て、全国47都道府県を巡りながら、子どもたちの挑戦をサポートするプロジェクト「つなぐ」。

ホットドッグ屋さんになってみたい。お花屋さんを開いてみたい。そんな小さな夢を、大人たちと一緒に形にしていく“動く教室”が、今まさに走り出そうとしています。

47都道府県の子どもたちの「やってみたい」を実現

「子どもたちの“やってみたい”を、ちゃんと叶えられる社会って、どんなだろう?」

そんな問いを抱きながら、私は今、キッチンカーを使って全国を巡るプロジェクト「つなぐ」を立ち上げています。

子どもたちの「やってみたい!」という声を出発点に、実際にお店を出したり、サービスを提供したり。

学びと実践をつなげる“動く教室”です。

ホットドッグを売りたい。お花屋さんをやってみたい。絵本を読んであげたい。

子どもたちの声に「いいね、それやってみよう!」と応えられる大人が、もっと増えたら。

それだけで、世界はちょっと優しくなる気がしませんか?

見出し1画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_キッチンカーポスター

【子どもたちの“やってみたい”を形にするキッチンカープロジェクト『つなぐ』のイメージイラスト】

※こちらのイラストこれからともにプロジェクトを進めていく尾上伸一さん(元小学校の校長先生)が描いてくださったものです。(一部尾上さんのご家族が描いてくれています)

なぜ私は、子どもと社会を「つなぐ」活動をしているのか?

大学時代、YMCAの野外活動でリーダーを務めたことがあります。

その活動を通して、私は人生で初めて、「学校の外にある教育」に出会いました。

見出し2画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_子供たちの写真

【大学時代、YMCAで野外活動リーダーとして関わった子どもたちとの日々。教育観が大きく変わった原体験。】

自分の学生時代を振り返ると、部活と勉強だけで毎日が過ぎていました。

バイトも、地域との関わりも、社会経験もほとんどなかった。

そんな自分が、大学に入っていきなり社会に出る準備を求められたとき、ものすごく戸惑いました。

「もっと早く、いろんな経験ができていたら、私の人生は違っていたかもしれない。」

そう思った瞬間、私の中で“教育”の意味がガラッと変わったのです。

テストの点や進路指導だけじゃない、「小さい頃から社会とつながること」が人生を育てる。

そう実感してから、私は“現場の先生”としてだけでなく、“社会と子どもをつなぐ大人”でありたいと思うようになりました。

「つなぐ」は屋号であり、私の生き方のキーワードです

これまでと現在の活動について

私はこれまで、22年間小学校教員を務め、横浜市の教育委員会での勤務や、副校長の経験も重ねてきました。

現在は、株式会社Solar Crewのコミュニティマネージャーとして「Solar Crewジュニア」を立ち上げ、子どもたちが主役のマルシェを開催。

同時に、一般社団法人横浜すぱいすの理事として「はまみらいアンバサダー」の子どもたちとさまざまな子ども主体のイベントにも取り組んでいます。

また、東京都の小学校で時間講師として授業もして、学校での学びの改革を日々実践中。

さらにGreen Bird横浜南チームのサブリーダーとして、地域の子どもたちと毎月清掃活動に没頭中。

見出し3画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_ジュニア活動①

【Solar Crewジュニアの活動にて。子どもたちと大人が共に場をつくる日常】

見出し4画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_ジュニア活動②

【自分たちのアイデアでお店を運営するsolar crewジュニアの子どもたち。“社会に出てみる”最初の一歩に。】

見出し4画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_はまみらいアンバサダー

【はまみらいアンバサダーと作り上げたバラ祭り】

※はまみらいアンバサダーとは、横浜のばら(はまみらい)の栽培を通して、人とのつながりや感謝の心を大切にする一般社団法人横浜すぱいすのチームです。

見出し5画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_Greenbird清掃活動

【地域の人と協働するGreenbirdの清掃活動。“社会参加の原点”は、身近なところから。】

これからのプロジェクトの具体的な活動

まずは、キッチンカーを完成させること。5月中旬の納車予定です。その後、厨房器具の設置、車外の装飾、出発式などです。

そして初回の「やってみたい」実現プロジェクトは、横浜市戸塚区のとつか夏まつり実行委員会とつながりのある子どもたちと7月12日の「とつか夏まつり」でデビューする予定です。ぜひ皆さん足を運んでいただき、いけもんキッチンで「やってみたい」を実現している子どもたちの生き生きとした姿をご覧になってくれたら嬉しいです。

見出し6画像_嶋村吉洋社長が主催するワクセルのコラム_夏祭りポスター

そして、県外初は長野県飯綱町に確定しました。7月19日20日にいいづなコネクトWESTで開催されるイベントで地元の子どもたちの「やってみたい」を実現します!!

いいづなコネクトWEST HP
https://iizuna.jp/iicone-west

いいづなコネクトWEST Instagram
https://www.instagram.com/iizunaconnect_w

クラウドファンディングのお知らせ

現在はクラウドファンディングを通じて、プロジェクト実現の第一歩を進めています。

おかげさまでファーストゴールを達成し、セカンドゴールの300万円に挑戦しています。これからの支援金の使い道は、子どもの「やってみたい」を叶える厨房器具の購入費用と子どもたちが待つ場所への移動費用に使わせていただきます。

皆さんのご支援や応援が新しい「子どもの挑戦」を生み出す力になります。ご協力よろしくお願いします。

最終日は5月11日です。

👉 プロジェクト詳細・ご支援はこちら:
https://for-good.net/project/1001677

最後に

「やってみたい!」と声をあげた子どもがいたら、

それをちゃんと受け止めてくれる大人が、隣にいてほしい。

その大人の一人として、私も全国を走り続けます。

もし、あなたの街にも「子どもたちの声」が聞こえてきたら――

ぜひ、私に教えてください。

キッチンカーで、会いに行きます。

「挑戦と幸せを運ぶ、旅する学びのキッチンカー」

                        いけもんより

https://www.instagram.com/ikemon_kitchen?igsh=eXk2YzZ4Zmhra3Nx&utm_source=qr