【イベント参加レポート】第3回大田区リビングラボ会議
こんにちは。星田暁です。私は、ワクセルのコラボレーターとして活動しながら理学療法士、社会福祉士の資格をいかして地域で健康をテーマとした健康相談教室やイベントを開催しています。また大田区リビングラボの代表も勤めていて、行政や民間企業、地域住民の方々と協力して、地域課題解決に取り組んでいます。今回は4月に第3回大田区リビングラボ会議を開催したので、その模様をお伝えします。
第3回 大田区リビングラボ会議を開催しました
4月11日(木)にアットホーム本社のイベントスペースで、第3回大田区リビングラボ会議を開催しました。私は大田区リビングラボの代表として総合司会を務めました。大田区リビングラボの目的は、大田区において健康や医療福祉の分野で行き届いていない領域にアプローチをして、心身の健康レベルを向上させ地域全体を支えることです。
今回の会議は、「医療を中心とした地域社会」というテーマで株式会社三清メディカルの代表でもあり、大田区リビングラボの共同代表も務める清水正路様に登壇していただきました。
清水様は歯科医療機械メーカーに勤務し、全国拠点長などを経験されました。国内医科事業部にて全国を統括され、産婦人科・耳鼻咽喉科・眼科・ 整形外科・小児外科・口腔外科を担当後、歯科レセコン会社・動画配信事業・営業部長を経て独立30 年以上にわたり医療業界に携わっています。現在は医療経営コンサルタントとして活躍されています。
日本の地域医療と医療職の働き方について
人口減少や少子高齢化問題は年々深刻化していて、今後100年間で100年前(明治時代後半)の水準に戻っていくと言われています。また”消滅可能性都市”として2040年までに、約半分の自治体が消滅することが予想されています。
だからこそ、地域社会を医療介護の分野から設計し、経済的自立・循環型経済・魅力ある街づくりをすることが重要です。地域を支える医療職の働く環境は、まだまだ整っておらず改善が必要です。忙しい医療職の方々と患者の方との間で認識のギャップも生まれ十分なコミュニケーションがとれていないことが問題となっています。
地域医療の充実、働く医療職の方々の働き方改革なども大田区リビングラボの活動を通して進めていきたいと感じました。
参加者で地域課題解決に向けた話し合い
会議の後半は、参加者全員で地域課題解決に向けたディスカッションを実施しました。参加者が考える地域課題について、大田区リビングラボを通して実現可能なアプローチを考え、アイデアを出し合いました。
大田区リビングラボでは、各企業団体の強みを生かしながら、行政や地域住民の方々と連携して事業化をはかることを目指しています。今回、話し合った内容を元に、これからも多くの方々と連携しながら、地域課題解決に取り組み事業化を図っていきます。