「美点発見」をやり続けることで本当の自信になる

法華津 和徳

法華津 和徳

2025.05.09
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法華津和徳(ほけつかずのり)さんは、地元の九州で内装業の職人として働き始め、33歳で出会った1冊の本をきっかけに、人生が大きく変わりました。そして、40歳で上京し『真我プロカウンセラー』として活動をスタートします。今では100歳まで現役で活動し続けることを目指している法華津さんに、「美点発見」についてお話いただいたコラム第2弾です。

『美点発見』とは

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「美点発見」とは、相手の長所や素晴らしいと思うところを発見し、それを紙に書き出し、相手に伝える方法です。やり方はシンプルですが、効果は絶大です。

「美点発見」を続けていくと、自分の心のメガネが『相手の美点が見えるメガネ』にかけ変わり変わります。それと同時に、自分自身の美点もどんどん見えるようになり、自然と自己肯定感が上がっていきます。

相手の美点を見つけることで自信が生まれる

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私は、もともと極度のあがり症でした。小学生低学年の頃から、あがり症による吃音(きつおん)で、コミュニケーションにかなり苦労しました。相手に何かを伝えようとしても、言葉が詰まって、声に出せずに、やっとの思いで言葉を出しても、相手には私が何を言っているかわからないから、「はぁ?」と聞き返されて、また言葉を発しようとしても、言葉に詰まってしまい、余計に話せなくなってしまいました。

まさに負の連鎖の連続でした。

やがて、大人になり、なんとか1対1の会話は言葉が詰まらずに話せるようになったのですが、沢山の人の前で話すことなんて夢のまた夢でした。だから、司会業、講師業や営業職などの話すことを仕事とすることは、私の選択肢にはありませんでした。

しかし、18年前に、メソッド開発者・佐藤康行先生に直接お会いしたときに、「できるものならば”美点発見”を広めてみたい」という欲求が心の深いところから出てきました。

佐藤先生直伝の講座を受講し続けることで、「美点発見」の確信を深めることを積み重ねてきました。そして、同じ意識の仲間がどんどん増えてきて、その仲間たちと共に協力し合い、佐藤先生のメソッドを学ぶ勉強会を地元・福岡で立ち上げて、毎月開催ができるようになりました。

極度のあがり症だった私が「講師」になれた経緯

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この勉強会の発起人でもある私の役割は、裏方として、開催段取りと集客に専念することでした。

さらに、「美点発見」の理解を深め、正しく発信するために、講師資格も取得させていただきましたが、極度のあがり症の私は、講師として、人前に立つつもりは全くありませんでした。

しかし、私を講師として呼んでくれる方が現れたのです!

「美点発見を学ぶ勉強会をやりたいので、法華津さんに是非、講師をやっていただきたいです!」と。

今までは、企画側として、人に講師を依頼していた私が、逆に講師として呼ばれるようになった瞬間でした。このことが原点となって、プロとして美点発見を伝える講師活動をスタートいたしました。

最後に、「自信」に関しての佐藤康行先生のメッセージをご紹介させていただきます。

何かをやって、「できた」ということを見れば、自信になるのです。

リハビリ中で歩けなかった人が、歩けるようになったら、自信になります。

いくら「歩ける、歩ける」と自己暗示をかけても、本当に歩けなければ自信にはなりません。

実際に歩いてみて、一歩でも歩けたら本当の自信になるのです。

佐藤康行

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